東京都 5~6時間コース 3月 2019年(H31/R1)

川乗山(川苔山)

川乗山(川苔山)の基本情報

川苔山(川乗山)

川苔山(川乗山)

川乗山(川苔山)の山頂は山梨県方面の見晴しが良く、正面には雲取山を眺めることができます。またその左側には鷹ノ巣山や七つ石山など奥多摩から雲取山へと通じる登山道が延びる稜線を一望することができます。

山頂の山名が刻まれたシンボル碑は、木製のものから石でできたものに建て替えられています。

山名 川苔山/川乗山(かわのりやま)
標高 1,363.2m
場所 東京都西多摩郡奥多摩町
駐車場 町営鳩ノ巣駐車場(無料)
三角点 二等三角点あり
備考

駐車場情報

町営鳩ノ巣駐車場

町営鳩ノ巣駐車場

町営の無料駐車場で敷地内にとてもきれいな公衆トイレがあり、登山の起点にするには最高の条件が整った駐車場です。ただ、この駐車場は川苔山だけでなく本仁田山や御岳山、大岳山などの起点にもなるため週末はとても混雑します。

位置 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金 無料
駐車可能台数 約20台
最終確認日 2023年11月8日(水)
備考

登山ルート情報

町営鳩ノ巣駐車場~川乗山(往復)

今回のコースは地図に書かれた登山ルートの一番右のルートを歩くルートで、一番安全にそして楽に登れるルートだと思います。

一番右のルートは尾根の右側の斜面の中腹当たりを通るルートで日当たりが良く、気持ちよく歩けるのもおすすめする理由の一つです。

出発地点 町営鳩ノ巣駐車場
所要時間 5時間27分
登山ルート 町営鳩ノ巣駐車場~大根ノ山の神~舟井戸~川乗山山頂~舟井戸~大根ノ山の神~熊野神社~町営鳩ノ巣駐車場

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

町営鳩ノ巣駐車場内の公衆トイレ

町営鳩ノ巣駐車場内の公衆トイレ

最新式のウォシュレット付きのとてもきれいに管理された公衆トイレで高速道路のサービスエリアにあるトイレ以上です。

コンビニ情報

駐車場付近には一切ありません。青梅市内などに事前に立ち寄っておきましょう。

川乗山(川苔山)の登山記録

山行日 2019年3月20日(水)
山行形態 単独
天候 晴れ

鳩ノ巣駐車場から大根山の神へ(所要時間:46分)

町営鳩ノ巣駐車場

青い矢印ここが川苔山(川乗山)の起点になる無料駐車場で、フェンスや柵などもないため24時間誰でも利用できます。

駐車場の右にあるのが男女別の公衆トイレですが、トイレ臭がまったくしないくらいきれいに管理されています。便座は最新式のウォシュレット付き便座です。

鳩ノ巣駅へ

赤い上向き矢印の画像登山ルートは、まず青梅街道へ戻り、その横の急坂を上ります。

鳩ノ巣駅前の踏切り

青い矢印踏切の手前を右に曲がるとすぐ先が鳩ノ巣駅です。川苔山(川乗山)へは踏切を渡り舗装道路を直進します。

住宅街を上る

赤い上向き矢印の画像駐車場から登山口までは民家の立ち並ぶ集落の中の登り坂を行き止まりまで登ります。

登山口手前の舗装道路

青い矢印正面に民家の車庫の白いシャッターが見えてきたら、その手間を左に曲がります。するとそこが森の中へと続く登山口です。

登山口

赤い上向き矢印の画像白いシャッターの手前には案内板があります。左の階段を登って行くと登山口です。駐車場からここまでは10分足らずですが、ずっと登り坂なので一汗かかされます。

登山道

青い矢印登山道はこんな感じで、狭いですが道は明瞭で歩きづらいことはありません。ただ傾斜はそれなりにあるので軽快に歩けるというわけではありません。

本仁田山

赤い上向き矢印の画像途中左側の眺めが良くなる場所があります。地図とコンパスで確認すると正面に見えるのが本仁田山だろうことがわかります。

以前、本仁田山から奥多摩駅へ下ったことがありますが、縦走コースもたまには気分転換になっていいのではないでしょうか。この時は、奥多摩駅から鳩ノ巣駅まで電車を利用し駐車場まで戻りました。

大根山の神に到着

大根ノ山の神

青い矢印駐車場から46分ほどで大根山の神という場所に到着しました。

休憩ポイント鳩ノ巣駐車場から歩き始めて初めて座って休憩できるベンチがあります。

大根の山の神のベンチ

赤い上向き矢印の画像ここには座って休憩できるベンチが3脚ほど置かれています。この先は座って休憩できる場所が1時間以上ないため、ここで足を休めておいたほうが良いでしょう。

大根の山の神から見える本仁田山

青い矢印大根山の神の先は林道が走っていて登山道入り口が2ケ所あります。左右の木の間から山が見えたので地図とコンパスで調べてみると左に見える山が本仁田山で右に見える山が川乗山だろうということがわかりました。

大根の山の神から見える川苔山

赤い上向き矢印の画像こちらが今回の目的地である川苔山(川乗山)のようです。ここで登山道が本仁田山方面と川乗山(川苔山)方面に分かれます。

本仁田山方面のルートでも途中で川苔山方面へ行けるのですが、今回は一番右のルート(川苔山方面ルート)を歩いてみることにしました。まずは右側の広い林道を下ります。

大根山の神から舟井戸(所要時間:1時間35分)

林道を下る

青い矢印大根山の神から右の林道を50mほど下ります。

登山口

赤い上向き矢印の画像すると左側に案内板と看板が見えてきます。ここが川苔山(川乗山)の登山口です。

明るい登山道

青い矢印登山道は斜面の右側に作られているのでこのように日当たりが良く、気持ちよく歩くことができます。

歩きやすい登山道

赤い上向き矢印の画像しっかりと整備された登山道はとても歩きやすくて有難いものです。この一番右のルートははじめは登り傾斜の緩やかなまき道のような道がずっと続き、後半に一気に登るという構成になっています。

青い矢印大根山の神から70分ほどで本仁田山、大ダワ、コブタカ山方面の分岐に到着します。下山時にはこれらのルートを経由して下山することも可能です。

お知らせここから10分ほど歩いた先にベンチが2脚ほど置かれた場所があり、座って休憩できます。

舟井戸に到着

舟井戸

赤い上向き矢印の画像本仁田山方面への分岐から25分ほどで舟井戸へ到着します。ここも本仁田山、大ダワ、コブタカ山方面への分岐なのですが、崩落等があり通行注意の表示がありました。

下山時に大ダワを経由して下山するのであれば、一つ下の分岐から大ダワへ向かったほうが良さそうです。

下山時に大ダワを経由したい場合はもう一段下の分岐から大ダワへ向かうほうが安全です。

舟井戸のベンチ

青い矢印舟井戸にはベンチが2脚置かれて座って休憩できるようになっています。この少し先にもベンチが3脚ほどあるのでこちらに先客がいた場合には、先にあるベンチを利用しましょう。

休憩ポイント舟井戸のまわりにもベンチが置かれています。この先はアップダウンがあるので休憩しておくと良いでしょう。

川苔山の山頂

赤い上向き矢印の画像舟井戸の樹林の間から見えるのが今回の目的地である川苔山(川乗山)の山頂です。疲れ切った私の足でここから30分ほどでした。

舟井戸から川苔山(川乗山)山頂(所要時間:35分)

明るい登山道

青い矢印舟井戸からの尾根歩きは明るく気持ちがいいのですが、それもちょっとの間だけです。すぐに急登やアップダウンがあったりとちょっと疲れさせされます。

山頂直下

赤い上向き矢印の画像ここが最後の登り坂です。平らに見えますがつづら折りに道ができるくらいの登り坂です。

川苔山(川乗山)山頂に到着

青い矢印駐車場から2時間56分で川苔山(川乗山)の山頂に到着しました。山頂は細長いのですがそれなりの広さはあります。しかしベンチは3脚ほどしかなく、座れたとして6名が限界です。

早春はまだ山頂に霜が降り、それが太陽の熱で溶かされて地面がぐじゅぐじゅになり座る場所に苦労します。何か敷物を用意しておくと困らずに済みます。

今回は11時12分に山頂に到着したのですが、平日にもかかわらず先客が4名ほどいました。

ラッキーなことに椅子に座ることができたのですが、このあと続々と登山者が来て、すぐに山頂は10名ほどになりました。

写真を撮りたい方向に人が立ち続けてしまうため30分足らずの滞在で下山することにしました。

川苔山(川乗山)

赤い上向き矢印の画像樹木がないのは山梨県側のみです。山頂の山名碑には、「川乗山」ではなく「川苔山」と書かれています。こちらが正しい漢字なのでしょうか?

川乗山の山頂三角点

青い矢印山頂の中央には二等三角点が置かれています。基準点名は「火打石」で5万分の1地形図名は「秩父」です。

川苔山の標高

赤い上向き矢印の画像川苔山の標高は、1,363.2mでした。まだこれくらいの山には登れるということを自信に変えて下山することにします。

川乗山の山頂からの展望

青い矢印3月下旬、雲取山方面の山はまだ白い雪が目立ちます。最後に雲取山にのぼったのが2013年、もう6年も前のことです。

正面に見えるのは雲取山

赤い上向き矢印の画像ブナ坂から雲取山までの尾根歩きの爽快さは忘れられません。特に暑い夏の日に涼しい風を浴びながら歩く気分は最高です。

大菩薩嶺まで見える

青い矢印さらに右奥には山梨県の大菩薩嶺まで見えました。この山も稜線歩きは爽快な気分になれる素晴らしい山です。

川苔山山頂から鳩ノ巣駐車場へ(所要時間:2時間7分)

熊野神社への分岐

青い矢印下山は来た道をたどるのが一番間違いないのですが、こんかいは、駐車場への近道に思いわれる熊野神社経由で下山してみることにしました。

とはいうものの山頂からは殆ど同じルートで駐車場の手前直前に出てくる案内板で熊野神社方面へ下山するだけです。

しかしながら歩いてみるとこの道はかなりの急傾斜で大きな石が多く、段差もきつい道でした。上りで使うのは鳩町駅方面ルートのほうが断然歩きやすく疲労も少ないと思います。

駐車場を私よりも10分くらい前に出発した方が私が下山する途中ですれ違った理由がわかりました。

熊野神社

赤い上向き矢印の画像熊野神社の正面の階段を下っていきます。この神社の敷地は結構大きく、この集落の人に大切に守られてきたことがわかります。右の赤い石は、戦争でこの集落から徴兵され亡くなられた方の名前が刻まれていました。

読んでみると同じ苗字の方が多く、子女を除く家族や親せきの方の多くが一度に徴兵されフィリピンなどの外地で亡くなられたことがわかります。

熊野神社の鳥居

青い矢印コンクリート製の立派な鳥居が目印です。週末には多くの登山者がここを通って本仁田山や川苔山へ登って行くようです。

鳩ノ巣駅への案内板

赤い上向き矢印の画像住宅街は案内板がないとすぐに迷子になってしまいます。鳥居の前の道には案内板が設置されていて助かります。

しかし、途中のショートカットできる細い道への入口を見落としたのか、そもそも案内板が無かったのかはわかりませんが、通り過ぎてしまい結局鳩ノ巣駅横の踏切を通って駐車場へ戻ることになりました。

まとめ

パソコンで記事を書く青年のイラスト川苔山へ登るのは今回で3回目なのですが、最後に登ったのが今から11年も前の話なので半分ほど忘れていました。過去2回はいづれも大根山の神から大ダワを経由して舟井戸を通って山頂へ行きました。

今回は初めて一番右のルートを歩いたのですが、大ダワ経由よりも歩きやすく、しかも日当たりが良く気持ちの良い登山道だというのが一番の感想です。

山頂からの展望は11年前とほぼ変わっていませんでした。

秋から冬の空気の乾燥する晴れた日であれば、左の樹林の間から富士山が見えたのですが、今回は暖かく湿度の高い早春の気候のため富士山は全く見えませんでした。

東京オリンピックが決まってからは、東京都はいろんなところを整備し始めていて、公衆トイレの洋式化はかなりのスピードで進んでいるのが実感できます。

さらに山の山頂に設置されていた山名碑は標高が高くて有名な山は木製のものから石でできたものにどんどん立て替えられています。

また標高の低い山でも丸い棒で作られたものから四角いしっかりしたものへと建て替えられています。

今回11年ぶりに川苔山へ登ったのもグーグルマップで山頂の碑が新しくなったのを見つけたからです。雲一つない青空を背景にするとこの立派な山名碑はとても絵になるので登りたいという気持ちが湧いてきました。

今回上りに要した時間は、2時間56分で下山に要した時間は、2時間7分、山頂での休憩が24分の合計5時間27分でした。

これは11年前の時間と殆ど変わりません。日々の運動の大切さを実感します。

-東京都, 5~6時間コース, 3月, 2019年(H31/R1)
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