さらに気持ちの良い尾根道に!
奥多摩駅から雲取山へ続く石尾根の道はこんな感じの気持ちの良い道が多いようです。七ツ石山の先のブナ坂から雲取山までの尾根筋も本当に気持ちの良い道です。
明るく気持ちの良い尾根歩きがつづきますが、前方に登り坂が見えるとちょっと気分がへこみます。
コンパクトカメラでズームしてみると結構な登り斜面だとわかります。
何度か登り坂の乗り越えて高度を増していきます。六ツ石山の標高が1,478m、鷹ノ巣山は1,736mなので258mは登らないと鷹ノ巣山の山頂に到着しないということです。
鷹ノ巣山山頂に到着!
六ツ石山から1時間40分ほどで鷹ノ巣山山頂に到着しました。山頂は六ツ石山と同じようにお椀を伏せたように丸くなっていて平らな場所が少なくなっています。
山頂は広く見晴らしは六ツ石山よりはずっと良いのですが、ベンチやテーブルなどは一切ありません。
鷹ノ巣山の山頂名は案内板のポールに書かれているという淋しいものです。(2018年末頃に立派な山名版が新設されました)
左にあるのが山頂三角点ですが、かなり土砂が流されてしまっているようで傾いてしまっています。鷹ノ巣山の山頂にあるのは二等三角点で、国土地理院のサイトに記載されている基準点名は「長澤」で5万分の1地形図名は「五日市」です。
鷹ノ巣山からの展望は、南側の樹木が伐採されとても素晴らしくなりました。(詳しくは、「鷹ノ巣山(浅間尾根コース)」をご覧ください)
下山は鷹ノ巣山山頂から七ツ石山方面へ下ります。途中で案内板が出てくるので「まき道をへて六ツ石山」方面へ進みます。
細いまき道を進むと「倉戸山、水根、熱海」への案内板が見えてきます。案内板通りに進みます。
さらに先にも分岐があり、案内板があります。ここも「倉戸山、熱海」方面へ下山します。
真夏の8月だというのにこんなキノコを見つけました。かなりの太さと大きさです。
こちらは赤い色のキノコ。いかにも毒を持っていそうなので写真を撮るだけにします。
こちらは真っ白なキノコ。これはネットで調べてみると「ドクツルタケ」らしいことがわかりました。毒性はとても強く欧米では「破壊の天使」と呼ばれているそうです。
下り傾斜が緩やかになると森の中にちょっとした広場のようなスペースが現れます。そこには案内板が立っています。
案内板の支柱に「倉戸山」と書かれています。ここが山と高原地図に載っている「倉戸山」の分岐です。ここを「熱海方面」へ進みます。
道なりに進むと階段が現れ、そこを下ると舗装道路へと合流します。
舗装道路の向かい側には案内板があります。ここは「倉戸口」方面(左)へ進みます。
すぐに白地に赤い矢印の案内板が見えてきます。ここで「大麦代展望台、日村沢バス停」方面へ進みます。進路は、ガードレールの右側を下っていきます。
ガードレールの右側の細い道を道なりに下っていくと案内板があるのですが、もうよく読むことはできません。道なりに先へ進みます。
夏はちょっとした藪漕ぎを10mくらいするとちょっとした広場に出ます。ここが大麦代展望台のようですが、樹木が成長してしまったせいか見晴らしは全くありません。石垣の間を進みます。
少し歩くと「国道411号線(大麦代)と書かれた案内板が見えてきます。案内板に従って進むと広い車道(青梅街道)に出ます。
その車道の向かい側に大きな駐車場があり、そこを通り抜けて右の道沿いを奥多摩湖を右に見ながら300mほど進むと奥多摩水とみどりのふれあい館駐車場に戻ります。
合計所要時間は、休憩時間約50分を含めて7時間37分でした。
まとめ
今回のルートは登山口から六ツ石山までのきつい登りと下山で水根沢林道を使わずさらに大回りの倉戸山経由のルートにしたため合計所要時間が7時間37分とちょっと長めの歩行時間になりました。
水根沢林道を使えばずっと短い時間で下山できるのですが、私はこのルートは絶対におすすめしません。過去に一度だけ歩いたことがあるのですが、柵や手すりのない崖がありとても危険です。
崖沿いにある登山道は平らな部分が少なく、がけ下に向かって斜めになっています。もし雨など降ろうものなら滑って間違いなく崖下に落ちてしまいます。
私は二度と通らないと堅く誓いました。
ただ六つ石山から鷹ノ巣山への尾根道は明るく気持ちいいので何度でも歩きたくなる道です。また鷹ノ巣山からの見晴しも素晴らしく、山座同定の練習にもなるくらいたくさんの山を見ることができます。
このルートは7時間以上確実に歩き切れると自信がついてから挑戦すると良いでしょう。