武尊山

群馬県
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武尊山の基本情報

剣ヶ峰から見た武尊山剣ヶ峰から見た武尊山の山頂と登山ルート。武尊山の山頂から剣ヶ峰までの稜線には、背の高い樹木は殆ど無く、360度の展望を楽しみながら歩くことができ、晴れていれば気分爽快です。

山名 武尊山(ほたかやま)
標高 2,158m
場所 群馬前利根郡みなかみ町
駐車場 裏見の滝駐車場(無料)
備考

駐車場情報

裏見の滝駐車場

裏見の滝のための駐車場で広く、観光シーズン以外はいつでも空いています。公衆トイレが駐車場の端っこにあります。裏見の滝は文字通り流れ落ちる滝の裏側に入れる珍しい滝です。

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位置 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金 無料
駐車可能台数 約60台
最終確認日 2005年7月24日
備考

登山ルート情報

裏見の滝駐車場~武尊山~剣ヶ峰(周回)ルート

出発地点 裏見の滝駐車場
所要時間 6時間23分
登山ルート  裏見の滝駐車場~武尊神社~はしご~ロープ場~鎖場~武尊山山頂~剣ヶ峰山~武尊神社~裏見の滝駐車場

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

裏見の滝駐車場敷地内に観光トイレがあります。

コンビニ情報

水上インター近くの水上町内に2軒ほどあります。その先にはありませんので、インター近くのコンビニに立ち寄ることをおすすめします。

おすすめ登山地図

おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(16)谷川岳」です。

武尊山の登山記録

山行日 2005年7月24日(日)
山行形態 単独
天候 曇り

ここは登山者用の駐車場でもあるのですが、裏見の滝の観光客用の駐車場でもあり、観光シーズンには、観光バスが何台も来るという人気の場所でもあります。

しかしながら、観光客の方々は早朝には来ないので、朝早く到着すれば問題なく駐車することができます。

駐車場から武尊神社を通り過ぎ、道なりに歩いていると道が二手に分岐する場所に案内板が見えてきます。ここからが周回ルートになり、どちら廻りでもこの場所に戻ってくることになります。

今回は武尊山の山頂へ行ってから剣ヶ峰山へ行き、ここへ戻る時計回りのルートにしました。

駐車場から2時間20分ほど深い森の中を道なりに歩いているとほぼ垂直に近い岩場のところに曲がったはしごが見えてきます。かなり曲がっていて不安を感じますが、ここを通り抜けなければ山頂へはたどり着けません。慎重にハシゴをよじ登り次のルートを探します。

次に現れたのがロープ場です。今度は土の壁で、かなり崩れていて足場を見つけるのも大変です。ロープの玉の部分をしっかりと握り、腕力で登っていくしかありません。

ロープ場を越えて安心していると、こんどは長い鎖場が現れます。ここはずっと上まで鎖場ですが、足をかける場所はたくさんあるので慎重に登れば問題なく通過できます。

はしご、ロープ場そして鎖場を超えるとかなり標高を稼いだことになり、背の高い樹木も減ってきて見晴らしが利く場所が増えてきます。このあたりは未開発の深い森が続くことがよくわかります。

正面には武尊山の山頂らしきものが見え始めました。しかしこの急傾斜は、ゆっくりと休み休み登らないと足が持ちそうもなく感じられ、心が折れそうになります。

ヒーヒー言いながらもはしごのある場所から45分ほどで山頂の目の前までたどりつくことができました。あともう少しだ、頑張ろう!

武尊山の山頂は、広く平らな場所が広がります

駐車場から3時間ちょっとで武尊山の山頂に到着です。山頂は、広く平らな場所があり、多くの人がコンロでお湯を沸かしてコーヒーを飲んだり食事の準備をしたりしていました。

この日は天気があまり良くなく遠くまで見通せることはなかったのですが、山頂は開けているので晴れていれば素晴らしい展望が広がっていたのだろうと思います。

武尊山の山頂からみた剣ヶ峰山とそこまでの稜線ルートです。この稜線ルートは360度の展望が広がる素晴らしい稜線歩きを楽しめる場所なのでゆっくりと景色を楽しみながら歩くことにします。

稜線は、このように背の低いハイマツや笹原になっていて、展望の邪魔になるところはそれほど多くありません。ゆっくりと歩いて楽しみましょう。

しかし剣ヶ峰山までのルートは、一旦高度を下げ、そこから登り返すというルートになっていることがわかります。

剣ヶ峰山の山頂は、とても狭く、山頂というよりも稜線上にある分岐点です

剣ヶ峰山の山頂には、山頂名の入った独立した看板はなく、方向を示す案内板と兼用になっています。それもそのはずで、山頂には山頂らしいスペースは全くなく、ただの通過点、分岐点にしか見えないのです。

剣ヶ峰山から武尊山の山頂方向を振り返るとさらに天候が悪化してきているのが分かりました。悔やまれるのは、雲一つない天気の中でこの稜線を歩きたかったということだけです。

すぐ足元を見ると剣ヶ峰山まではけっこうな登り坂だったことが分かります。武尊山の山頂から見たよりも実際はずっときつい登りが続いています。

ここからは、武尊神社方面へ向けて下りますが、下るとすぐに深い森の中へ入ってしまうので、下る前にもう一度十分に360度の展望を楽しんでおきましょう。

剣ヶ峰山から駐車場までは2時間20分ほどで到着しました。

まとめ

裏見の滝駐車場から武尊山の山頂の間には、はしご、ロープ場そして鎖場などがあり、ある程度の危険は伴う登山ルートになっています。そのため単独登山の場合には慎重にも慎重を重ねて登る必要があります。

またはしごやロープ場、鎖場などは登りよりも下りのほうが危険なので、反時計回りでの登山はやめたほうが良いでしょう。

武尊山には、四方から登山道が伸びていて、いろいろな楽しみ方がありますが、他のルートにはさらに危険な鎖場などがあるようで、この裏見の滝駐車場からのルートが一番安全なのかも知れません。

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