最後の階段(3度目)から天狗岩へ(所要時間:約50分)
最後の階段(3度目)の入口にもこのようにわかりやすい案内板がガードレール横に設置されているので安心です。
この階段を上ると本格的な登山道になります。
踏み跡を頼りに急な斜面を登って行きます。
要所にはしっかりと案内板が設置されているので迷うことはありません。
しかしながら傾斜はかなり急で、登山道から下を見下ろすとその傾斜のきつさがよくわかります。
3つ目の階段(最後の階段)から30分足らずで、正面が明るくなり空が見えてきます。ここが名郷駐車場から見えた地面が露出した部分でビューポイント①の場所です。
ここからは伊豆ケ岳から子ノ権現への尾根が一望できます。残念ながら伊豆ケ岳は確認できませんでしたが、その隣の古御岳と高畑山は良く見えました。
ここは武甲山と同じように石灰石の採掘を行っている鉱山なので、木が伐採されて今でも石灰石の採掘が行われてます。
採掘を行っているのは新鉱工業(株)で名郷鉱山の石灰石や開発状況などが紹介されいます。
ビューポイントから先へ進むと再び森の中に入ります。すると大きな石が増えてきます。
初めのうちは大きな石の左側の踏み跡を歩いていれば良いのですが、途中の踏み跡が分岐するあたりで右の尾根上を歩くようにします。
すると傾斜が増すと同時にさらに大きな岩が多くなってきます。天狗岩が近い証拠です。
尾根上に大きな岩が積み重なったところに案内板が見えてきます。ここが天狗岩の始まりの場所で見晴らしの良い最上部まで10分くらいは大きな岩をよじ登ることになります。
天狗岩の入口には男坂と女坂に道が分岐しています。女坂は岩場を通らずに迂回できる安全なルートで、男坂は正面の岩をよじ登っているちょっと危険なルートです。
こちらが右へ迂回する女坂です。男坂の岩登りはバランスを崩して落ちたら大怪我になりますので、バランス感覚の衰えを感じている方は女坂を歩いたほうがよいでしょう。
女坂は天狗岩の最上部で合流しているので、天狗岩からの展望を楽しむことができます。
男坂を安全に登るコツは、ルートファインディング力です。所々に黄色や赤のテープが木の幹に付けられています。そのあたりが一番段差が少なく安全に登れる場所になっています。
天狗岩は大きな石が一つあるというわけでなく、尾根自体が全部岩に覆われている状態です。これが上までずっと続きます。
随分登ってきたように感じるのですが、上を見るとまだまだ岩場が続くのがわかります。木に赤と黄色のテープがあるので登り口はわかるのですが、あとは自分でルートを見つけなければなりません。
無理をしてバランスを崩すと痛い思いをします。慎重に安全に登れるルートを捜しましょう。
上部が明るくなってきました。森から抜け天狗岩の最上部へ到着しそうです。