ビアマウントから高尾山へは1号路を歩きます
ビアマウントから薬王院方面へ進むとすぐにサル園、野草園が見えてきます。
サル園の開園時間は朝の9時半です。朝早すぎるとお店もまだ開いていないのでちょっと寂しいものがあります。高尾山山頂のビジターセンターも開くのは10時なのでいつも立ち寄れないのが残念です。
サル園を通り過ぎると次に見えてくるのが「たこ杉」です。
面白い形をしているのですが、よじ登る人が絶えないためフェンスが建てられてしまったのは残念です。
市指定天然記念物
たこ杉(蛸杉)
所在地 八王子市高尾町(高尾山山頂十一丁目)
指定年月日 昭和三十九年七月二十三日
高さ三十七メートル、目通り幹囲約六メートル、樹齢およそ四五〇年の大杉で高尾山内にある都指定の飯盛杉に次ぐ大木である。
「蛸杉」とは、「昔参道開さくの際、盤根がわだかまって工事の邪魔になるところから伐採しようとしたら、一夜にして根が後方に曲折した」との伝説とその根が「たこの足」に似ているところから呼ばれるようになったものである。
平成二十四年三月三十一日
八王子市教育委員会
薬王院が近づいてくると浄心門が見えてきます。参道の両側には赤い灯篭のようなものが整然と並べられていてます。日が暮れると灯りが灯るのでしょうか?
薬王院まではまだだいぶあります。こちらは1号路と呼ばれているメインのコースなので道幅も広く舗装されていますが、未舗装の細い登山道などもあり自然を満喫することもできます。
高尾山には1号路から6号路までのコースのほかに稲荷山コース、いろはの森コースそして高尾山、陣馬山コースなどがあります。
1号路は途中で男坂と女坂に分かれています。今回は長い階段の続く男坂を歩いてみました。
薬王院を散策しよう!
男坂を登り切って少し進むと立派な山門が見えてきます。この先が薬王院の境内です。
門の右側には青い顔をした像が収められています。
門の左側には赤い顔をした像があります。
琵琶滝や蛇滝のある高尾山は、滝修行の場でもあったたあめ多くの山伏が修行をしていました。そう考えると天狗様と山伏の姿は重なる所が多くあるような気がします。
昼間だからいいのですが、暗闇の中で見たらちょっと怖くなります・・・。
仁王門をくぐり階段を上り切ったところに御本堂があります。高尾山には本堂の他に大師堂、弁天洞、聖天堂など10以上の建物があり全部を見て回るのはちょっと大変です。
薬王院内の道は入り組んでいるためすぐに迷子になってしまいます。そのため「高尾山頂方面」と書かれた大きな案内板がたくさん置かれています。地図よりもこちらの案内板に従って進んだほうが間違いなさそうです。
ただ階段が多くちょっと大変です。ここで薬王院は高尾山のまだ中腹だったのだと思い知らされます。
案内板に従って階段や坂道を登って行くと空が開けている場所が見えてきます。高尾山の山頂はもうすぐです!
高尾山山頂に到着!
いろいろと見てまわってきましたが、それでも駐車場から1時間40分ほどで高尾山の山頂に到着しました。高尾山の山頂はとても広く、ビジターセンターや土産物店、自販機などがあります。
山頂の中央には二等三角点があります。三角点の四方を石でガードされている三角点を他では見たことがありません。それほど多くの人が訪れる場所ということでしょうか。
これが新築されたビジターセンターです。この建物の右奥には男女別の公衆トイレがあります。
こちらが高尾山の展望デッキです。まだ朝の9時過ぎなので人影もまばらですが、正午近くになると人で埋め尽くされてしまいます。
高尾山の展望デッキからは神奈川県の丹沢の山並みが良く見えます。
右を見ると富士山が見えるのですが、この日は山頂付近に雲がかかってしまいよく見えませんでした。