山岳遭難事故

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2016年は2929人

 

昨年1年間の山岳遭難者は2929人で、2015年の3043人に次いで、過去2番目に多かったことが警察庁のまとめでわかった。

死者、行方不明者も319人に上り、4年連続で300人を超えた。半数以上は60才以上で、同庁は「体力に見合った山を選び、余裕のある登山計画を立ててほしい」と呼び掛けている。

年齢別では、60代が746人(25.5%)で最も多く、70才代が565人(19.3%)、50才代が421人(14.4%)。

60才以上で遭難者の50.6%、死者、行方不明者の67.4%を占めた。外国人の遭難者は93人で、前年の約1.5倍だった。

遭難原因のトップは「道迷い」で38.1%。「滑落」(17%)、「転倒」(16.1%)が続いた。入山目的は、「登山」が71.7%で、「山菜、キノコ採り」が13.2%。スキー場のコース外で自然の雪山を滑走する「バックカントリースキー」も104人に上った。

都道府県別では、長野県が遭難者303人、死者、行方不明者49人で最も多かった。

今年に入っても、栃木県那須町で春山登山講習中の高校生と引率教諭が雪崩に巻き込まれ、8人が死亡するなど遭難事故は相次いでおり、同庁は警戒を呼び掛けている。

(読売新聞 夕刊 2017年6月15日)

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