東京都 3~4時間コース 5月 2018年(平成30年)

鷹ノ巣山(浅間尾根コース)

素晴らしい見晴らしの鷹ノ巣山の山頂に到着!

椎茸園休憩所から1時間15分でやっと鷹ノ巣山の山頂にたどり着きました。駐車スペースからは2時間5分もかかりました。

東京都の山は最近どんどん山頂の案内板を新調しています。標高が高くて見晴らしの良い山はみんなこのような石でできた立派なものに変えられています。

鷹ノ巣山の山頂には二等三角点があります。風雨にさらされてだいぶ土が削られてしまったようで周りには大きな石が置かれてこれ以上えぐられないようにしています。

山頂は明るく日当たりも良いのですが、北面が樹木に覆われていて見晴らしがありません。また、広い山頂スペースは平らではなくお椀を伏せたように丸くなっています。

鷹ノ巣山の山頂はかなりの広さがあるのですが、この広いスペースにベンチは一切ありません。前日に雨が降ったりした場合には、地面がまだ濡れていることがあります。

山頂で座って休憩するには何か敷物があったほうが良いでしょう。

南側はこのように完全に開けていてさえぎるものはありません。やや右側に富士山が霞んで見えるのですが、写真ではうまく写りません。左の正面に見えるのが御前山です。

御前山は、5月の上旬にはカタクリが咲き、多くの人で賑わうようなのですが、山頂は樹木に覆われていて全く見通せないのが残念です。

正面に富士山を見てその手前の山並みにあるのが鹿倉山(ししくらやま)です。この山は途中で大寺山の山頂に大きな白い建物が建つ山で、鷹ノ巣山の山頂からも確認できます。

鹿倉山の山頂は西側の大菩薩嶺方面は見通せるように樹木がある程度伐採されていましたが、基本的には樹林に囲まれていて他の方向は全く見通せません。

また標高が低いためか、樹林に囲まれて風が吹かないためか、コバエなどの虫が多くて座ってゆっくり昼食をというわけにもいかない山です。

この日は平日だったので登山者も少なく、私が到着した時には3人ほどいたのですがすぐにいなくなり、それから15分ほど山頂をひとり占め状態でした。

こうなると地図とコンパスでのんびり山座同定を楽しむしかありません。まずは富士山を確認し、奥多摩湖の向かい側にある御前山を山座同定します。

それからずっと左の御岳山と日の出山を地図とコンパスそして双眼鏡で確認します。考えてみると登山を始めて16年。このあたりの山はだいたい登ってきたことに気がつきます。

山頂で約30分の休憩と山座同定を楽しんだら、鷹ノ巣山避難小屋を確認して下山することにします。来た道を戻るとすぐに山頂からは見えなかった雲取山方面が見える場所があります。

七ツ石山や雲取山の山頂からの素晴らしい展望を思い出します。また、七ツ石山から雲取山までの縦走路も展望よし、風通しよしで夏は最高なんですね。

鷹ノ巣山山頂からまっすぐに下山すると正面にテーブルベンチが3脚ほど設置された明るいスペースが見えてきます。左を見ると鷹ノ巣山避難小屋が見えます。

ここはテント泊には絶好の場所のようです。雷雨時にはすぐに避難小屋に避難できるし、水場もトイレもあります。

鷹ノ巣山避難小屋はとてもしっかりした作りで緊急時には頼れる避難小屋ですが、内部のスペースは広くはありません。

避難小屋のすぐ横にもテーブルベンチが設置されており、テント泊をしたとしても地べたで食事をする必要がありません。

避難小屋の横には公衆トイレがあります。しかしながら、いわゆるポットン便所なのでとても臭くしかもハエが大量に飛び交っていて使用するのはかなりの勇気と決意が必要です。

登りの時に間違えた道は、避難小屋のすぐ横にあります。案内板も設置されているので下山時には安心してこのルートを選択することができます。水場はこのルート上にあります。

ここが避難小屋から200m弱のところにある水場です、山頂に近い場所にもかかわらず結構な水量の水が常時湧き出しています。

水場を通り過ぎてしばらく歩くと登りの時に間違えた場所にたどり着きます。登りの時にはまっすぐ左へ登って行ってしまったのですが、冷静にみるとかなり明瞭に道があるのがわかります。なぜ直進してしまったのか不思議です。

まとめ

浅間尾根コースは、全体的に傾斜がきつく距離以上に時間もかかり、疲れるルートです。また駐車場がなく、林道の脇に無理やり駐車しなければならないのが難点です。

登山道は鎖場などは一切なく安全に登山を楽しめるのですが、今回私が間違えた場所のみが道を間違えやすい場所なので注意が必要でしょう。

登山口から山頂までの間でベンチに座ってゆっくりと休憩できる場所は、山頂直下の鷹ノ巣山避難小屋とほぼ中間点にある椎茸園休憩所のみです。

ここで十分足を休めることをお勧めします。

鷹ノ巣山、七ツ石山そして雲取山は奥多摩駅から雲取山までの縦走ルートで最も見晴らしの良い山です。是非とも一度は登ってみることをおすすめします。

-東京都, 3~4時間コース, 5月, 2018年(平成30年)
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