高尾山~景信山(4号路~3号路経由)

東京都

高尾山から小仏城山へ

コンロでコーヒーを淹れているイラスト高尾山の山頂から右の階段を下り切るとベンチが縦列に置かれた場所が現れます。ここが「もみじ台」と呼ばれている場所で、ここからも山頂の展望デッキからとほぼ同じ景色を楽しめます。

山頂の展望デッキが混雑していたらここまで来てゆっくりベンチに座って眺めを楽しむのも良いのではないでしょうか。

矢印。上の写真の解説です。もみじ台を過ぎ、正面の見通しが良くなってくると、次に目指す小仏城山が見えてきます。この山は高い山ではないし、山頂は平らな台地状になっているのでなかなか山座同定は難しいのですが、山頂に複数のアンテナが建っているのでそれを目印にして確認します。

これらのアンテナがあるあたりが小仏城山の山頂です。山頂には大きな茶屋があり、たくさんのテーブルベンチが置かれているのでゆっくり休憩することができます。

またここは神奈川県の相模湖や嵐山へ通じる東海自然歩道の分岐点でもあります。たまにはそちらへも足をのばしてみるのもよいのではないでしょうか。

高尾山の山頂から30分ほど歩くと登山道の両側にベンチなどが置かれた場所に到着します。ここが一丁平園地と呼ばれる場所でテーブルベンチに座ってゆっくりと休憩できるようになっています。

このすぐ先が見晴らしの良い一丁平なのですが、日影が少ないため初夏から夏にかけてはここで休憩することをお勧めします。

矢印。上の写真の解説です。登山道の右にある公衆トイレの前には石でできた時代を感じさせる銘板が設置されています。

一丁平園地で十分に休憩を取ったら一丁平の展望デッキで展望を楽しみましょう。見える景色は高尾山の展望デッキからの景色とあまり変わりませんが、人が少なくゆっくりと眺めを楽しむことができます。

矢印。上の写真の解説です。一丁平の展望デッキは高尾山の展望デッキよりもずっと広く、南西側(富士山側)がよく見えます。これより先の小仏城山方面へ行くともうこれらの景色は見えなくなるのでここで十分に見ておきましょう。

高尾山の山頂から1時間弱で小仏城山の山頂に到着します。この山の山頂全体は桜の木で覆われていて春には満開になり、人でごった返します。桜の時期を過ぎれば葉が生い茂り木陰を作ってくれるのでとても気持ちよく過ごせる場所になっています。

矢印。上の写真の解説です。山頂は南東側が開けていて八王子市街を見渡すことができます。

矢印。上の写真の解説です。山頂の端には新しく山頂の銘板が設置されました。標高は670.3mです。

小仏城山の山頂からは高尾山の全景を一望することができます。正面の緑に覆われた山の左側がケーブルカーの高尾山山頂駅付近でそこからずっと右に歩いてきて、右の一番高い当たりが高尾山の山頂です。

さて、小仏城山で十分休憩をとったら最後の目的地である景信山へ出発しましょう。小仏城山から景信山までは、案内板に書かれている通り2.1kmあります。

距離はそれほどでもないのですが、小仏峠から景信山までの登り坂はけっこうきついので覚えておきましょう。

考えてみると高尾山から小仏城山までのルートでも小さなアップダウンは何度もあるので気づかぬうちに足に疲れは溜まっているはずです。

矢印。下の写真の解説です。小仏城山から小仏峠へ向かう途中で、きれいなベンチが森の外側に向けて設置されている場所があります。木々の間から外側を見てみると湖が見えるのがわかります。

正面に見える湖は、神奈川県の相模湖です。相模湖は高尾山の展望デッキや一丁平の展望デッキからは見えません。この登山ルート上で相模湖を見渡せるのはこの場所だけなのです。

ですからこの場所にこれだけ多くのベンチが設置されたのでしょう。

矢印。下の写真の解説です。コンパクトカメラでズームしてみると右に中央自動車道が走っているのが見えます。

矢印。下の写真の解説です。相模湖を見渡せる場所から急坂を下り切ると、平らな場所にあばら屋の建つ場所に出ます。そこの広場の右端には、明治天皇が休憩された場所であることを示す記念碑が建っています。

明治時代にはまだ小仏トンネルはなかったため、天皇陛下と言えどもこの峠を通過しなければならなかったのでしょう。

矢印。下の写真の解説です。明治天皇の記念碑のすぐ先が小仏峠です。ここを右に下っていくと長い車道歩きになりますが、日影沢の林道内駐車スペースに戻ることができます。

体力的に景信山まで行けないと判断した場合には、エスケープルートとしてこの道を下るとよいでしょう。

矢印。下の写真の解説です。景信山へは、奥の森の中の急な登り坂を登っていきます。すぐ左の平坦な林道ではありません。下の写真の急な登り坂が景信山への道なのですが、ここには明確な案内板はありません。

タイトルとURLをコピーしました