埼玉県 5~6時間コース 3月 2014年(平成26年)

愛宕山~皇鈴山~登谷山~釜伏山(秩父)

皇鈴山は広場のある山頂でピクニックに最適です!

愛宕山から皇鈴山まではほとんどアップダウンもなくあっという間に到着します。ここ皇鈴山の山頂はまわりを樹木に覆われていますが、山頂スペースは広く屋根付きの休憩舎やベンチ等が設置されていてゆっくりと休憩がとれるようになっています。

また皆野町や長瀞町方面は木の間から良く見えるのでベンチに座って見晴しを楽しめます。

屋根付きの休憩舎の横に山頂の看板が立っています。この看板にはちゃんと標高が書かれていました。皇鈴山(みすずやま)の標高は、679mです。

皆野町から長瀞町が荒川に沿って出来上がってきた様子がよくわかります。奥の双耳峰は御荷鉾山です。

正面のこんもりした山は美の山です。花の季節は桜を始めとする様々な花を楽しめる山です。車で頂上まで上れてしまいます。

皇鈴山でゆっくりと休憩し、見晴らしを楽しんだら、次の目的地の登谷山へ向かいます。ここから30分くらいは歩きます。

皇鈴山から登谷山へ向かう途中で右側の見晴しが良くなる場所があります。見える街並みは寄居町方面です。山の麓の森を切り開いてできた場所は花桃の里と呼ばれる地区で、花を観賞するために改良されたモモの木とのことです。

花桃の花は桜の咲く時期を前後して咲くため、春にはこの花桃の里がピンク色で埋め尽くされるそうです。

登山道沿いに歩いていると、道は下り坂となり自然と舗装道路と合流します。合流したら道なりにそのまま先へ歩いていきましょう。

200mほど舗装道路を歩くと道が左右に分かれます。登谷山へは道のあいだの斜面を登って行きます。

道の間の斜面の入口には、登谷山と書かれた案内板も設置されています。登谷山の山頂まではあと500mほどです。

登谷山の山頂からの展望は・・・

坂道を登って行くとてっぺんにベンチが寂しそうに横たわっています。そこが登谷山の山頂です。

山頂の東から南側が開けていて遠くまで見渡せるようになっています。山頂は明るくちょっとしたスペースはありますが、細長い感じです。

山頂にある木の幹には山百合会が設置した手作り感満載の看板が設置されていますが、標高が国土地理院の標高とちょっと違っていました。国土地理院のサイトで表示される地図では、標高は668mになっていました。

登谷山の山頂からはこのように素晴らしい展望が広がります。方角的には東から南側にはさえぎるものは一切ないので元日の初日の出の時は人でごった返しているのではないでしょうか。

登谷山から最後の目的地の釜伏山へ向かいます。道なりに進むと細い舗装された道になり、それからちょっと広めのコンクリート舗装された坂道と合流します。ここにも白地の看板に赤い矢印の案内板がありますので、矢印の方向へ進みます。

この外秩父七峰縦走ハイキングコースというのは、東武鉄道が主催するハイキングで官ノ倉山、笠山、堂平山、剣ヶ峰、大霧山、皇鈴山そして登谷山の七峰の全長42kmを1日で縦走するというかなりハードなハイキングです。

このハイキングは毎年行われているため、このようなしっかりとした案内板を設置しているようです。参加者は毎年、上限の3,000名に達しているようで、そのため細い登山道では渋滞が発生するほどの人気だそうです。

それでも42kmを歩くと言うと軽く10時間以上はかかるのではないでしょうか。

右にバーベキュー施設が見えてきますが、冬はお休みのようです。建物の間の舗装道路を下っていきます。

道なりに坂を下り切ると十字路にぶつかります。ここを右に曲がると案内板があります。

案内板にはここが釜伏峠だと書かれています。目的地の釜伏山は、釜伏神社を経由して行くので、まずは釜伏神社を目指します。

案内板の向かい側に釜伏神社の入口があります。

釜伏神社を通り過ぎ、案内板のある分岐を右へ進むと大きな岩がゴロゴロした急な斜面が現れます。ここが登山道なのかと疑ってしまいそうですが、右に鎖の張られたポールが上まで続いています。

岩場を登り切ると薄暗い森の中に入ります。そこを少し進むと左側に石でできた祠が見えてきます。

釜伏山の山頂は薄暗い森の中です

この祠の後ろの木の枝には釜伏山と書かれた山頂を示す看板が取り付けられていました。標高は582mです。

釜伏山の山頂は薄暗い森の中で薄気味悪いので先へ進むことにします。ちょっと歩くと見通しが少しだけ良くなる場所があり、道が行き止まりになります。

横を見ると「見晴台休憩地」と書かれた看板がありました。どうやらここが釜伏山へ来た人のための休憩場所のようです。3月下旬でしたが、まだ葉は殆ど茂っていないため見晴らしは案外ありました。

左に突き出した半島のようなところが鐘撞堂山でその右の街並みは寄居町です。ここ「見晴台休憩地」にはベンチ等はありませんし、何人も座って休憩できるようなスペースすらありませんが、今日は私一人だけだったので、座って昼食を食べながら疲れた足を十分に休めることができました。

帰りは来た道をひたすら戻るだけです。登り坂は、釜伏峠から登谷山までがずっと登りになります。それ以外は登り坂は殆どないでしょう。ちなみに駐車場から釜伏山までは休憩時間を含め、約3時間半でした。

そして下山に要した時間は約2時間20分です。

まとめ

マイカー登山なのでどうしても往復ルートが多くなり飽きてしまうので、できるだけ周回ルートをと考えるのですが、ここはいい道が見つかりませんでした。それでも皇鈴山と登谷山の山頂からの見晴しの素晴らしさを考えると満足のいく登山が楽しめると思います。

今回は3月下旬の山行だったので、日差しもポカポカで暖かかったため、大気も霞がかかってしまい遠くの山は全く見えませんでした。特に登谷山は冬の空気の乾燥した日に訪れてみたい山です。恐らく晴れていれば茨城県の筑波山や栃木県の日光男体山や白根山もくっきり見えるのではないかと思います。

-埼玉県, 5~6時間コース, 3月, 2014年(平成26年)
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