つづら岩~鶴脚山

鶴脚山と馬頭刈山(つづら岩より) 東京都
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鶴脚山の基本情報

鶴脚山と馬頭刈山(つづら岩より)

鶴脚山と馬頭刈山(つづら岩より)

鶴脚山の山頂は見晴らしがよくないので、つづら岩のてっぺんまで登って素晴らしい展望を楽しましょう。

ただ、つづら岩のてっぺんへは道が整備されているわけではなく、薄い踏みあとを辿って登るため自己責任でお願いします。

山名 鶴脚山(つるあしやま)
標高 916m
場所 東京都西多摩郡檜原村
駐車場 檜原村村営無料駐車場
備考

駐車場情報

檜原村村営無料駐車場

檜原村村営無料駐車場は、砂防ダム工事のため令和7年3月頃(予定)まで利用できません。(檜原村役場に電話で確認(2023.03.27))

檜原村村営無料駐車場

この駐車場は払沢の滝、浅間嶺、つづら岩、鶴脚山、馬頭刈山そして大岳山登山の起点にできるとても便利な無料駐車場です。

位置 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金 無料
駐車可能台数 約50台
最終確認日 2019年4月20日
備考

登山ルート情報

檜原村~つづら岩~鶴脚山(周回コース)

このコースの特徴は4つの滝をめぐり、つづら岩のてっぺんで展望を楽しみ、つづら岩から鶴脚山までの尾根歩きを楽しめるものですが、おすすめのシーズンは晩秋から早春です。

暖かくなると葉が生い茂り尾根歩きでは殆ど展望が無くなってしまいます。

出発地点 檜原村村営無料駐車場
所要時間 4時間25分
登山ルート 檜原村村営無料駐車場~茅倉の滝~小天狗滝~天狗滝~綾滝~つづら岩~鶴脚山~茅倉集落~檜原村村営無料駐車場

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

檜原村総合運動場内(駐車場の横)にあるトイレ

檜原村総合運動場内の公衆トイレ

檜原村村営無料駐車場先の運動場内にとてもきれいなトイレがあります。男女別で洋式便座がうれしい限りです。本来は村民のための施設なのできれいに利用させてもらいましょう。

天狗滝へ向かう途中にある公衆トイレ

天狗滝へ向かうルート上にある公衆トイレ

天狗滝方面へ向かう途中には、男女共用ですがきれいな公衆トイレがあります。

コンビニ情報

駐車場付近には一切ありません。五日市市内で立ち寄っておくと良いでしょう。

立ち寄り湯

秋川渓谷 瀬音の湯

瀬音の湯の建物の写真

檜原村村営無料駐車場から五日市方面へ車で戻る途中にある日帰り入浴施設で、敷地内には無料で足湯が楽しめる施設や農産物の直売所などがあります。

◇ 公式サイトはこちら → 秋川渓谷 瀬音の湯

つづら岩と鶴脚山の登山記録

山行日 2019年3月8日(金)
山行形態 単独
天候 晴れ

檜原村村営無料駐車場

青い上向き矢印の画像ここが檜原村村営の無料駐車場です。もともとは観光客用の駐車場ではなく正面の建物の奥にある檜原村総合運動場利用者のための駐車場だったようですが、払沢の滝駐車場に登山客の人が長時間駐車してしまうため、こちらを解放したようです。

檜原村総合運動場内にある公衆トイレ

赤い上向き矢印の画像これが駐車場の奥にある檜原村総合運動場の公衆トイレです。駐車場から鶴脚山へ向かうにはこの運動場を通り抜けると近道なのでとても便利な場所にあります。

ただここのトイレは登山者や観光客用ではないので汚さずきれいに利用させてもらうようにしましょう。

茅倉の滝

青い矢印運動場から車道に出てしばらく道なりにあるいていると道路沿いに茅倉の滝の案内板があります。こそからは茅倉の滝が正面に見ることができます。

今回の登山ルート上には、茅倉の滝、小天狗滝、天狗滝そして綾滝と4つの滝を見ることができます。

天狗滝入口

赤い上向き矢印の画像駐車場から15分ほど車道を歩くと案内板が見えてきます。案内板には「天狗滝・綾滝」と書かれています。「つづら岩」とか「鶴脚山」の表示はありませんが、ここを右に曲がります。

天狗滝へのルート上にある公衆トイレ

青い矢印坂道を道なりに上っていくとすぐに公衆トイレが見えてきます。このトイレは小さくて男女共用ですが、管理されたとてもきれいなトイレです。

登山口

赤い上向き矢印の画像駐車場から30分ほどで舗装道路が終わります。ここから森の中へ入り完全な登山道になります。

天狗滝と綾滝への分岐

青い矢印森の中に入るとすぐに道が分岐します。右へ曲がると「綾滝・つづら岩」直進が「天狗滝・綾滝」となっています。

ここを右に曲がると天狗滝を通らずに綾滝へいってしまいますので右へ曲がらずに直進します。

小天狗滝と天狗滝

小天狗滝

赤い上向き矢印の画像車道が終わる森の入口から10分足らずで小天狗滝に到着します。落差は10m足らずといったところでしょうか、こじんまりした滝です。

天狗滝

青い矢印小天狗滝から5分ほどちょっときつめの登り坂を登ると天狗滝の案内板が見えてきます。案内板に従って右へ回り込むとと天狗滝が見えてきます。

天狗滝から先へ進むには、天狗滝の滝壺まで下り、滝を通り抜けて反対側の斜面を登って行きます。すると森の入口で分岐した登山道と合流します。

岩肌をなめるように流れる綾滝

綾滝

赤い上向き矢印の画像天狗滝から25分ほど歩くと綾滝が見えてきます。この滝は今回の4つの滝の中で一番落差がありそうなのですが、水が岩肌をなめるように流れているため迫力はありません。

綾滝の横にある休憩用ベンチ

青い矢印綾滝の手前には、コの字に置かれたベンチが設置されています。今回の登山ルート上には、座ってゆっくりと足を休められる場所はここにしかありません。

つづら岩周辺や鶴脚山の山頂にもベンチや休憩スペースは一切ありませんので、ここで十分に足を休ませておくと良いでしょう。

ここからつづら岩の下までは時間にすると30分ほどですが、今回の登山ルートで一番の急登です。

綾滝のアップの写真

赤い上向き矢印の画像滝の真下まで行って見上げても岩肌をなめるように流れているので水しぶきが一切かかりません。陽も差し込んでなかなかきれいな滝です。

垂直にそびえるつづら岩は圧巻

つづら岩全景

青い矢印30分の急登を終えると正面につづら岩の岸壁が見えてきます。この岸壁を週末には多くのロッククライマーが練習に訪れているようですが今日は平日であるため誰もいませんでした。

つづら岩のロープ場(危険個所)

[st-marumozi-big fontawesome=”fa-exclamation-circle” bgcolor=”#ef5350″ color=”#fff” radius=”30″ margin=”0 10px 10px 0″]このルートは危険です。特に下山時には使わないようにしましょう。[/st-marumozi-big]

赤い上向き矢印の画像つづら岩のすぐ右を真っすぐに登って行くと青いロープが張られた場所がありますが、ここは一般登山者には登れないほどきつい場所なので行かないようにしましょう。とても危険です。

特に下山時に使うのは絶対に避けたいものです。いったん下り、さらに右へ回り込むと安全に歩いて登れるルートがあります。

つづら岩のてっぺんへの迂回路

青い矢印ここが歩いて登れるルート。落葉の積もっている場所を登って行くのですが、案内板やテープなどは一切ありません。自分の目と経験でルートを見つけて進みます。

特に下山時にルートを見失うと危険な場所を無理して下ってしまいがちです。よく登ってきたルートを覚えておくようにしましょう。

また、つづら岩のてっぺんへ行くかどうかはあくまでも”自己責任”でお願いします。

つづら岩のてっぺんからの展望は最高!

つづら岩のてっぺんから富士見台方面の眺め

赤い上向き矢印の画像こちらがつづら岩のてっぺんから見た富士見台方面の眺めです。右の木の枝の向こう側に見える尖った山が大岳山です。

檜原村村営駐車場からつづら岩を経由して大岳山までのルートも往復で6時間以上掛かりましたが、なかなか歩きごたえがあっておすすめです。

鶴脚山と馬頭刈山(つづら岩より)

青い矢印反対側を見るとこれから向う鶴脚山とその向こうに馬頭刈山が見えます。つづら岩から鶴脚山までは、つづら岩での滞在時間を含めて1時間ほどでした。

つづら岩のてっぺんからの富士山の眺め

赤い上向き矢印の画像正面には真っ白な雪を被った富士山が見えます。手前の岩には鎖がしっかりと止められています。このすぐ向こう側がほぼ垂直の岸壁です。

私はこのつづら岩の上で立ち上がるのにも心臓がドキドキしてできませんでした。ロッククライマーの心臓はどうなっているのでしょうか・・・、信じられません!

つづら岩から鶴脚山へ

つづら岩の下にある案内板

青い矢印つづら岩のてっぺんから下まで降り、正規の登山道へ戻ると案内板があります。そこには「鶴脚山」の表記はありません。「馬頭刈山、十里木」と書かれてる道へ進みます。

つづら岩から鶴脚山の尾根道の写真

赤い上向き矢印の画像ここから鶴脚山まではずっと尾根の上を歩くため、樹林に囲まれていても比較的陽が差し込み明るい登山道を歩くことができます。

つづら岩から鶴脚山への尾根道にある植林地帯

青い矢印両側が植林された杉林でも陽が差し込んで暗さは感じません。基本的につづら岩から鶴脚山までは緩やかな下りなのですが、小さなアップダウンは数回ありますので、案外足の筋肉には疲労が溜まってきます。

尾根道と千足尾根の下山路の分岐

赤い上向き矢印の画像つづら岩から50分ほど歩くと道が分岐する場所に出ます。ここが下山時に使う道で鶴脚山へ登ったあと、ここまで戻り「茅倉・千足バス停」方面へ下山します。

鶴脚山山頂へ到着!

鶴脚山山頂

青い矢印下山路の分岐のところから5分ほど斜面を登ると鶴脚山の山頂に到着します。山頂はとても狭く山頂名の刻まれたポールが1本建っているだけです。

鶴脚山山頂全景

赤い上向き矢印の画像秋から早春にかけては葉が落ちて明るく、まわりの景色も何とか確認できるのですが、温かくなってきて葉が生い茂ると展望は全く無くなりそうです。

鶴脚山山頂の看板(ポール)

青い矢印鶴脚山の標高は916mです。

鶴脚山山頂から見える日の出山

赤い上向き矢印の画像葉が落ちている季節には木々の間から日の出山が見えます。

鶴脚山山頂から見える麻生山

青い矢印日の出山の右に見える山は麻生山です。麻生山も東京方面の見晴しが素晴らしいやまです。山頂にはベンチもあるのでゆっくりランチ休憩ができる素晴らしい山です。

鶴脚山山頂から見える大岳山

赤い上向き矢印の画像つづら岩方面を見ると大岳山が葉の落ちた枝の向こうにみえます。(三角の頂点が大岳山の山頂)

千足尾根ルートを下山

茅倉・千足バス停への下山路

青い矢印山頂で休憩したら途中の分岐まで戻り「茅倉・千足バス停」方面へ下山します。左へ下っていくといきなり急斜面ですのでゆっくり慎重に下山します。

茅倉・千足バス停の案内板

赤い上向き矢印の画像分岐では案内板の文字は必ずしっかりと確認してから進みます。思い込みは思わぬ道迷いの原因になります。

千足尾根の急斜面

青い矢印いきなりの急斜面と落葉で道が全くわかりません。落葉の下の状態がわからないのでとにかく慎重に下山しましょう。このような時にはストック(ポール)はとても助けになります。

私はどんな山でも必ずストック(ポール)は1本持っていくようにしています。

千足尾根の笹が生い茂る下山路

赤い上向き矢印の画像急斜面を下り切ると笹の生い茂った植林地帯になります。この登山ルート上ではかなり大きめの動物のフンを数か所で目撃しました。

恐らく熊でもいる感じがします。冬眠の終わる時期にはあまり来たくなくなりました。

千足尾根の分岐

青い矢印鶴脚山から30分ほど下ると初めて道が左右に分岐する場所に到着します。左が「茅倉」で右が「千足バス停」と書かれています。地図で確認すると左の「茅倉」が正しいようなので左へ下山することにしました。

千足尾根から舗装道路へ

赤い上向き矢印の画像分岐から10分ほどで民家が現れ、横を通り過ぎると舗装道路に降り立ちました。ここは民家が立ち並ぶ茅倉の集落のようです。

ここからは舗装道路に沿ってずっと道を下っていきます。

茅倉集落から車道へ

青い矢印10分ほど下ると朝歩いてきた車道と合流します。ここを左へ曲がり坂道を20分ほど下ると駐車場へ戻ります。

檜原村のおすすめみやげ

ちとせ屋のうの花ドーナツは人気

払沢の滝の入口手前にあるちとせ屋のうの花ドーナツはおみやげにピッタリです。甘さ控えめの食べやすい素揚げドーナツはからだにやさしい感じがして罪悪感がありません。

おみやげ用の可愛らしい箱に入れてくれるのもうれしいですね。これは5コ入りの箱です。

ちなみにドーナツは1個100円です。しっとりしててずっしり感があります。

下山時に檜原村総合運動場のところを左折せずにまっすぐ130m進んだところがちとせ屋さんです。

まとめ

パソコンをする青年のイラストこの登山ルートは、滝を4つ巡るコース設定になっていますが、鶴脚山の山頂の展望が良くないため、つづら岩のてっぺんに登らないとあまり見晴らしの良い場所がないので満足できないかもしれません。

だた、つづら岩のてっぺんに登るには案内板もなく、ちょっと危険が伴いますので慎重に検討する必要があるでしょう。

行程的には、檜原村村営無料駐車場からつづら岩のてっぺんまでがちょうど2時間ほど。つづら岩のてっぺんから鶴脚山までが1時間。鶴脚山から駐車場までが1時間ちょっとで全行程が4時間半ほどのルートです。

ただ、つづら岩から鶴脚山までの尾根は何度もアップダウンを繰り返すことになりますので、案外足は疲れます。

疲れた足に下山ルート急斜面はちょっときついので気を抜かないことが大切です。

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