目次
3度目の休憩ポイント(3度目のベンチ③)
坂道を上り切ると案内板と休憩できるベンチがあります。ここが3ケ所目の休憩ベンチのある場所です。
その反対側には木で組まれたやぐらのようなものがあります。これはラジコングライダーを飛ばす場所のようで、その団体が山の所有者からこの場所を借り受けているため、一般の方は立ち入り禁止になっています。
このあたりからは、目指す棒ノ嶺が一望できます。この尾根づたいをゴンジリ峠まで歩き、そこで右へ曲がって棒ノ嶺山頂へ通じているのがよくわかります。
ここから私の足で山頂までちょうど1時間でした。
反対側を見ると有馬ダム(名栗湖)が見えます。なぜかダムの水は変な色に濁っていました。
3ケ所めの休憩ベンチのある場所からの道は尾根道で歩きやすい道になっています。
10分ほど歩くと舗装された林道と3度目の合流です。向かい側に入口があるのでそこから森の中へ入っていきます。
岩茸石に到着
3度目の林道との合流地点から10分ほど歩くと大きな岩のある場所に到着します。ここが岩茸石と呼ばれる場所です。
大きな岩の右側に木製の手すりがあるので、そこから岩の先へ通り抜けます。
4度目の休憩ポイント(4度目のベンチ④)
岩を通り抜けた先には休憩できるベンチが1脚だけあります。ここは沢づたいのルートとの合流地点になるため誰かしら登山者がいることが多いようです。
岩茸石の先はすぐに石がゴロゴロした急坂になります。
ゴンジリ峠に到着
5度目の休憩ポイント(5度目のベンチ⑤)
岩茸石から20分ほど急な坂道の登るとゴンジリ峠に到着します。ここはちょっとした広場になっていて、ベンチが6脚ほど置かれています。
ここが休憩できるベンチのある最後の場所になります。
ゴンジリ峠から棒ノ嶺山頂までは500mほどですが、山頂直下の坂道も意外と疲れるので、脚にきている人はここで充分に足の筋肉を休めてあげるとよいでしょう。
山頂まではあと500mです!
ゴンジリ峠から山頂直下の登り坂までは広い平らな道がちょっとだけ続きます。
棒ノ嶺(棒の折山)山頂に到着
ゴンジリ峠から20分弱で棒ノ嶺山頂に到着します。山頂は広く見晴らしは最高です。
標高は969m、山頂の看板の横にある木は桜の木で、4月には満開の桜が山頂で楽しめます。
こちらは名栗、秩父方面の見晴しです。
こちらは飯能、日高市街方面の展望です。
手前には伊豆が岳、奥には丸山や堂平山も見えます。気象条件が整えば、群馬県の赤城山や栃木県の日光白根山などもこの奥に見えるようです。
こちらは子の権現と関八州見晴台です。
かろうじて茨城県の筑波山が見えました。下山は来た道をたどって戻ります。
まとめ
冬の登山の一番の魅力は、山頂からの展望でしょう。
冬は空気が乾燥し、より遠くまで見通せる確率が高くなるからです。
棒ノ嶺もそんな魅力のある山です。
ただ、一般的なルートは沢づたいに登るルートになるため冬場はあまりおすすめできません。凍結した石の上に足を乗せてしまうと簡単に転倒してしまいます。
平成28年にも滑落死亡事故がありました。油断は禁物です。
今回は、そんな滑落事故の心配が少ない尾根づたいのルートです。駐車場から山頂までの間に休憩できるベンチが合計5ケ所もあります。
体力、筋力にあまり自信のない方もベンチに座れば、足を十分に休ませることができるでしょう。
ただ棒ノ嶺の山頂は土に覆われているため冬場は霜がおります。そのため晴れるとその霜が溶けて地面がぐちゃぐちゃにぬかるんでしまいます。
登山靴がかなり泥で汚れてしまうのは覚悟しておく必要があります。
また山頂から下山する場合、斜面はとても滑りやすくなっているのでストック(ポール)は最低でも1本は持っていたいところです。万一ぬかるんだ場所で尻もちなどついたら・・・・。
きゃあ~っ。