浅間嶺(浅間尾根登山口より)

浅間嶺展望台 東京都

一本杉(松)に到着

一本杉(一本松)にある石仏。

このコース沿いには石仏がたくさん置かれています。ここ一本杉(松)にもずいぶん昔に置かれただろう石仏がありました。

一本松(一本杉)と書かれて角材が斜面に寄り掛かるように立っている。

その石仏の向かい側の斜面に一本杉(松)と書かれた角材が立てかけられています。角材の根っこ部分が腐って折れてしまっていました。

これが無くなってしまうとここが一本杉(松)だと分かるものが無くなってしまうので困ります。

一本杉の先の登山道は明るく気持ちが良い。

一本松から先の道は、ちょっと下ったあとで緩い登り坂になりますが、ほぼ平らです。道は自然林の中にあるためとても明るく気持ちの良い道です。

樹木の間から大岳山が見える。

木々の間からは大岳山が確認できます。ただ4月になって葉が芽吹き始めるとあっという間に見えなくなってしまうでしょう。

樹木の間から御前山も見えます。

こちらは御前山です。

さらに明るくなってきた登山道。

なだらかな登り坂の道が続きます。

人里分岐に到着。

藤倉バス停の分岐から30分ほどで人里分岐に到着します。

人里分岐に立つ案内板

体調不良などの時には、ここから人里方面へ下れば、檜原街道へ下れるのでエスケープルートとして頭に入れておくとよいでしょう。

人里分岐の先の明るい登山道

人里分岐から先の道は緩やかなアップダウンがありますが、気持ちの良い道が続きます。

左側の樹木が伐採された場所に到着。

ちょっとした登り坂を登り切ると突然目の前に展望が広がります。どうやらこのあたりの樹木がきれいに伐採されたようです。

大岳山がよく見えます。

左には大岳山がくっきりとみえます。大岳山から右へ下る尾根道は、富士見台を経由してつづら岩、鶴脚山へ続く尾根です。

大岳山の左には御前山が見えます。

その左を見ると御前山、鷹ノ巣山、七ツ石山そして雲取山が見えます。すばらしい展望が広がります。

浅間嶺とまき道の分岐

人里分岐から10分足らずで案内板のある分岐に到着します。左の「浅間嶺」方面へ進むと浅間嶺の山頂を通らずに浅間嶺休憩所へ行くことができます。

分岐にある案内板

右へ進むと展望のない浅間嶺の山頂を経由して浅間嶺の展望台へ行けるのでこちら(右)の道を登って進みます。

浅間嶺山頂に到着!

浅間嶺山頂

一番高い場所が浅間嶺の山頂なのですが、山頂を示す大きな看板などは一切ありません。

山頂に立つ案内板

この案内板がある場所が浅間嶺の山頂です。

山頂の木には「浅間嶺」と書かれた小さな板があるだけ。

案内板のすぐ横の木に、山頂名が書かれた小さな板がくくりつけられています。

浅間嶺休憩所横にある便所

浅間嶺山頂から先へ下ると左側に浅間嶺展望台直下にあるトイレがあります。このトイレは昔ながらのポットントイレなので、温かくなるととても臭くなり、ハエなども大量に発生するため使えたものではなくなります。

浅間嶺休憩所

トイレの先には広場があり、浅間嶺休憩所とそのまわりにはベンチがいくつも設置されています。

休憩所前の広場

広場を取り囲むようにベンチが置かれていますが、ポットン便所の近くでかなり臭ってくるためここでランチというわけにはなかなかいきません。

浅間嶺展望台への案内板

広場の横には展望台への案内板があります。

浅間嶺山頂直下

この案内板の先を人登りするとすぐに浅間嶺の展望台に到着します。

浅間嶺展望台からの見晴しを楽しもう!

浅間嶺展望台

浅間嶺山頂から展望台までは、短い距離を下って登り返すだけなので10分も掛りません。展望台にはテーブルベンチが2セットとベンチが4つほどあります。

浅間嶺展望台に立つ看板

山頂には無かった山頂名の書かれた看板が展望台の真ん中に建っています。

浅間嶺展望台から見える富士山

山頂名の書かれた看板の奥には、真っ白な富士山が見えます。

富士山方向の展望

富士山だけでなく、丹沢方面の山々も見渡すことができます。

富士山のアップの写真

コンパクトカメラで目いっぱいズームするとこんな感じで撮影できます。

丹沢方面の展望

こちらが丹沢方面の眺めです。

大岳山

浅間嶺展望台からはベンチに座って、真正面に大岳山を眺めながらランチを楽しむことができます。

御前山

左には御前山が見えます。本当に開放的な展望台です。

三頭山

一番左に見えるのは、三頭山です。

雲取山方面の展望

地図とコンパスがあれば、浅間嶺の展望台でのんびり山座同定を楽しむことができます。あと双眼鏡も忘れずに!

松生山方面の眺め

浅間嶺の展望台は、細長い尾根なので、平らな広いスペースというのは残念ながらありません。そのため週末はあっという間にベンチはうまってしまうでしょう。

そのため地べたに座れるような敷物を持っていくことを忘れないことです。

奥に見える丘の先を進むと松生山へ行くことができます。松生山からの富士山の眺めは浅間嶺展望台よりもちょっとだけ良くなります。(もうちょっとだけ富士山の麓が見えるようになります)

また奥の丘のちょっと先まで行くと、浅間嶺展望台全体を上から眺めることができるので記録写真を撮っている方にはおすすめの場所です。

浅間嶺展望台から中央区の森駐車場へ(所要時間:約1時間40分)

下山は人里バス停方面へ

下山は、浅間嶺の山頂は経由せずに、浅間嶺休憩所の横からまき道を通って下ることにします。まずは「風張峠・人里バス停」方面へ進みます。

風張峠、数馬方面でもある

案内板はたくさんあり、こちらには「風張峠・数馬」と書かれています。

明るい登山道

下山を始めたのは午前11時前。

風もなくとても穏やかな天気の素晴らしい山行でした。

正面に見える大沢山と三頭山

ちょっと歩くと正面に、展望台からは見えなかった大沢山と三頭山が見えました。浅間尾根登山口から浅間嶺を目指して歩いてきた時には気がつきませんでした。

葉の落ちた登山道は明るい

明るく気持ちの良い登山道が続きます。また来たくなる道です。

唯一危険な箇所

1ケ所だけ丸太で補修した登山道が崩れかけている場所があります。腐った丸太に乗らないよう注意書きがありました。

一本杉(一本松)に到着

浅間嶺展望台から45分ほどで一本松(杉)へ戻ってきました。きつい登りなどはなく、足の疲れもありません。

木漏れ日の登山道

登山道も多少のアップダウンはありますが、歩きやすい道が続きます。

サル石を通過

一本杉から15分足らずでサル石に戻ってきました。

気持ちの良い登山道

サル石から先の道も明るく歩きやすい道が続きます。そして数馬分岐まど戻ると登り坂は完全に終わり、あとは駐車場までなだらかな下りだけになります。

サル石から数馬分岐までは、7分ほど。そして数馬分岐から駐車場までは30分です。

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まとめ

パソコンで記事を書く青年のイラスト今回、このルートを始めて歩いたのですが、登る前には「数馬分岐まではきつい登りが1時間続き、尾根に出てからも浅間嶺までアップダウンがかなりあるので、帰り道がつらそうだ」というイメージを勝手に抱いていました。

ところが実際に登ってみると数馬分岐までの登りもきついと感じるような急な上り坂は全くなく、尾根道もアップダウンはあるものの帰り道でも登り坂がきついなあと感じたことは全くありませんでした。

むしろ登山道は明るく気持ちよい道が多くてまた歩いてみたいという良い印象しか残りませんでした。

多くの人は、路線バスを利用して縦走するか、払沢の滝方面からの往復登山でこの山に登られると思いますが、このルートは葉の落ちる寒い時期は、往復登山でも十分に楽しめると実感しています。

また、往復しても4時間ちょっとのコースなので、まだ歩き足りないという方は、浅間嶺展望台を通り過ぎて松生山まで足を伸ばすと良いのではないでしょうか。

松生山の山頂は富士山の方向しか見えませんが、浅間嶺展望台から見る富士山よりもより麓まで見えるのでお勧めです。

また松生山の途中の登山道からは浅間嶺展望台全体を見下ろすことができますし、展望台からは見えなかった大沢山と三頭山全体を眺めることもできます。

浅間嶺展望台から松生山を往復するとだいたい40分くらいです。

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