東京都 日本百名山 8~9時間コース 9月 2013年(平成25年)

雲取山(七ツ石山経由)

七ツ石山山頂の展望は素晴らしい!

七ツ石山山頂

駐車場から約3時間で七ツ石山に到着です。今日は9月中旬で快晴。最高の天気です。山頂は北側にちょっと樹木がありますが、南側を中心に素晴らしい展望が広がります。

七ツ石山山頂にある三角点

七ツ石山の山頂にあるのは、三等三角点です。基準点名は「七ツ石」で、国土地理院の基準点成果等閲覧サービスで公開されている標高は1,757.33mです。

七ツ石山山頂から見た富士山

富士山は、七ツ石山の山頂の一番左へ寄るとこんな感じで見ることができます。やはり富士山をみるのなら七ツ石小屋のテント場からが一番おすすめです。

七ツ石山山頂から見た雲取山と登山道

しかし七ツ石山の山頂からは、ブナ坂から雲取山までの稜線全体を眺めることができます。つまりこれから雲取山の山頂目指して実際に歩く登山ルートを見渡せるのです。

写真奥の一番高いところが雲取山の山頂です。私の場合は、ここ七ツ石山の山頂から雲取山の山頂まで雲取山荘を経由して2時間15分かかりました。

ブナ坂から雲取山荘を経由して雲取山へ(所要時間:2時間7分)

ここがブナ坂で左へ下ると七ツ石小屋を経由して駐車場へ戻ります。雲取山へはここを直進します。

登山道

ブナ坂から坂道を上り切ると視界が開けてきます。ここからはたまに森の中へ入りますが南側の見晴しの良い稜線歩きが続きます。

奥多摩小屋

ブナ坂から25分ほどで山小屋が見えてきます。これが奥多摩小屋でテント泊もできます。

雲取山荘への分岐

奥多摩小屋から35分ほど登ると分岐に案内板が建っています。ここが雲取山荘へのまき道ですが山荘までしっかり30分は歩かされます。

しかも北東の斜面に登山道があるため午後は全く日が当たらず日中でも薄暗い道です。特に夕方になるとかなり暗くなるので事前の準備は欠かせません。

雲取山荘

薄暗いまき道をしっかり30分歩くと雲取山荘に到着します。雲取山荘はとても立派な山小屋で200名を収容できます。

雲取山荘の正面玄関

標高2,000m近い場所にこれだけ立派な玄関があります。

雲取山の山頂に到着!

雲取山山頂

雲取山荘から急な斜面を30分ほどかけて登ると雲取山の山頂に到着します。

雲取山山頂

山頂には大きな山座同定板が置かれています。そこから正面に真っ青な富士山が見えます。

雲取山山頂にある三角点

雲取山の山頂にあるのは一等三角点です。一番奥にある石は、日本が三角測量を使って日本の国土を正確に測量し始めた明治初期に設置された測量標識です。

雲取山にある「原三角測点」の解説板

雲取山「原三角測点」

全国に設置されている三角点は、わが国の測量の基準として利用されるばかりでなく、地殻変動を知る手がかりとしても重要な役割を果たしています。

わが国における本格的な三角測量は、明治の初期に当時の内務省地理局によって始められました。

この雲取山にある「原三角点」は現在の一等三角点が設置される前、明治16年(1883年)に埋設された測量標識で、測量の歴史上貴重なものです。

平成10年6月

建設省国土地理院

雲取山山頂から見た富士山

雲取山と書かれた山名板は、山座同定盤の横に立っています。

雲取山の山頂三角点のある場所はそれほど広くありません。山頂の20mほど先に行ったところにある赤い屋根の避難小屋の横には広くて長めの良い場所があるため、多くの登山者はこちらに座って休憩しています。

といってもこの広場にもベンチやテーブルベンチなどは一切ありません。

雲取山避難小屋から見た富士山

避難小屋の横の広場からは、富士山がよく見えます。標高が2,000mを超えているので夏でも吹く風は涼しく、街の蒸し暑さとは無縁です。

雲取山避難小屋から駐車場へ(所要時間:約2時間半)

避難小屋の広場からはこれから歩く下山ルートを見渡すことができます。ブナ坂まで素晴らしい眺めと気持ちの良い風を浴びながらのんびり歩きましょう。

ブナ坂への登山道

雲取山山頂からブナ坂までは南側が開けた素晴らしい道が続きます。雲取山の避難小屋の広場からブナ坂まではゆっくり歩いて45分ほどです。

ブナ坂から駐車場までは約1時間45分ほどで到着しました。

まとめ

パソコンで記事を書く青年のイラスト今回の行程は私の体力をちょっとオーバーしてしまったようで、かなり疲れてしまいました。全行程で8時間40分はちょっとかかり過ぎました。

次回からはあまり欲張らないで6時間前後の行程を組む予定です。

一番の失敗は七ツ石山と雲取山荘の両方を立ち寄ってしまったことです。どちらは一つにしておけば1時間は短くできたでしょう。

次回はテント泊も考慮に入れて行程を組んでみようかと思っています。山上からの日没や日の出もたまには見てみたくなりました。

-東京都, 日本百名山, 8~9時間コース, 9月, 2013年(平成25年)
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