高指山~物見山~日和田山

高指山山頂 埼玉県
高指山山頂(撮影:2024年3月22日)
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高指山、物見山、日和田山の基本情報

週末はロッククライマーでにぎわう男岩・女岩、展望の素晴らしい二の鳥居、高指山、日和田山などをめぐる低山ハイキングコースです。

とくに最近整備されて登ることができるようになった高指山山頂からの展望はみごとです。

正面に白い雪をかぶった富士山をはじめ大岳山、御前山などを見渡すことができ、低山ながら爽快な気分を味わえます。

高低差も少なく普通に歩いても3時間以内で周回できるので冬に登れる山が少ないこの時期に、運動不足解消の意味で歩いてみることをおすすめします。

山名①高指山(たかさしやま)、②物見山(ものみやま)、③日和田山(ひわだやま)
標高①高指山:332m、②物見山:375m、③日和田山:305m
場所埼玉県日高市
駐車場日和田山登山口駐車場
三角点①高指山:なし、②物見山:一等三角点あり、③日和田山:四等三角点あり
備考 

日和田山登山口駐車場

日和田山登山口駐車場

有料ですが1日300円ととても良心的です。巾着田から近いので曼殊沙華(彼岸花)の時期の週末は混み合う可能性があるので注意です。

また曼殊沙華の時期には、料金が上がるようです。

位置下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金有料(300円/日)
駐車可能台数約50台
最終確認日2024年3月22日(金)
備考 

登山ルート情報

日和田山登山口駐車場~高指山~物見山~日和田山

出発地点日和田山登山口駐車場(高麗本郷)
所要時間2時間46分
歩行距離7.1km
登山ルート日和田山登山口駐車場(高麗本郷)~見晴らしの丘~男岩・女岩~高指山~物見山~日和田山~二の鳥居~日和田山登山口駐車場(高麗本郷)

所要時間詳細

この所要時間詳細は、2024年3月に行った際の個人的な山行記録です。年齢、性別、体力等により違いが生じますので参考程度にご利用ください。

高指山~物見山~日和田山登山の行程記録
  • 07:29
    日和田山登山口駐車場(高麗本郷)発

    (約19分)

  • 07:48
    見晴らしの丘

    (約12分)

  • 08:00
    男岩・女岩

    (約35分)

  • 08:35
    高指山

    (休憩:約12分)

  • 08:47
    高指山発

    (約19分)

  • 09:06
    物見山

    (休憩:約8分)

  • 09:14
    物見山発

    (約29分)

  • 09:43
    日和田山

    (約10分)

  • 09:53
    二の鳥居(ビューポイント)

    (約8分)

  • 10:01
    二の鳥居発

    (約14分)

  • 10:15
    日和田山登山口駐車場(高麗本郷)
    (駐車場~物見山:約1時間37分)
    ( 休  憩  :    約8分)
    (物見山~駐車場:約1時間 1分)
    ( 合  計  :約2時間46分)

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

日和田山登山口公衆トイレ

日和田山登山口公衆トイレ

登山口からちょっとあがった場所に男女別の公衆トイレがあります。

物見山と高指山の間の駒高集落にある公衆トイレ

高麗集落公衆トイレ

高指山と物見山との間にある男女別のとてもきれいない公衆トイレです。

コンビニ情報

駐車場手前の川越日高線沿いにセブンイレブンがあります。

おすすめ登山地図

おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(22)奥武蔵・秩父」です。

日和田山~物見山 周辺の天気をチェック!

日和田山周辺の天気は?・・・ヤフー天気(埼玉県日高市)

登山記録のスライドショー

下の「高指山~物見山~日和田山の登山記録」とほぼ同じ内容になります。
再生時間は約11分です。時間のある方はスライドショーで今回の登山記録をお楽しみください。(BGMが流れます。音量に注意してください。)

高指山~物見山~日和田山の登山記録

山行日2024年3月22日(金)
山行形態単独
天候晴れ

日和田山登山口駐車場から日和田山へ(所要時間:約2時間14分)

日和田山登山口駐車場から高指山へ(所要時間:約1時間6分)

日和田山登山口駐車場

ここが起点になる高麗本郷にある有料駐車場です。通常は1日300円ですが、巾着田の曼殊沙華シーズンのみ500円/日になるようです。

料金支払い所

駐車場の中央に料金箱があるので、事前に駐車料金を支払ってから出発します。

料金箱

無人なので小銭は事前に用意しておく必要があります。

田部井淳子顕彰碑

駐車場の端には、日本を代表する女性登山家の田部井淳子さんの顕彰碑があります。エベレストに登るような登山家もこのような低山から出発したのですね。

登山口への道路

登山口は駐車場の上の段にあります。

登山口

ここが登山口です。登山道や案内板はきちんと整備されているため誰でも安心して登れます。

屋根付き休憩舎とトイレ

登山口のすぐ先には、男女別の公衆トイレや自販機があります。またベンチなどもあるため出発前の身支度にも使えます。

案内図

公衆トイレのある広場の横には周辺の登山道がわかりやすく書かれた案内図があります。スマホで撮影してから出発すると役立ちます。

登山道

一の鳥居あたりまでは、登山道というよりも散策路と言った感じの整備された道が続きます。

一の鳥居

駐車場より9分ほどで一の鳥居に到着します。このすぐ先が男坂と女坂の分岐です。

女坂と男坂の分岐

一の鳥居をくぐるとすぐに分岐が見えてきます。今回は見晴らしの丘経由で男岩・女岩を見学するので左へ進みます。

分岐にある案内板

「男坂」、「見晴らしの丘」方面へ進みます。

平坦な登山道

まだ登山道というよりも遊歩道といった感じの道が続きます。

水場と分岐

手前の分岐から2分足らずで水場に到着します。ここは複雑な分岐になっているので注意です。

複雑な分岐

右の男坂方面へ進むと最短で二の鳥居へ行くことができますが、今回は見晴らしの丘を経由するので直進します。

見晴らしの丘への分岐

左へ進むと見晴らしの丘を経由せずに直接男岩・女岩へ行くことができます。今回は見晴らしの丘を経由してから男岩・女岩へ行くので右へ進みます。

明るい登山道

見晴らしの丘という名の通り、見晴らしが良いのでしょう。ちょっと坂道を上ります。

分岐

案内板のない分岐は右へ進みます。

分岐

すぐに案内板が見えてきます。道なりに右へ進みます。

見晴らしの丘のベンチ

水場の分岐から8分ほどで見晴らしの丘に到着しました。ちょっとした広場にはベンチが3脚ほどあります。

市街地の見晴らし

見晴らしの丘からは関東平野を眺めることができますが、二の鳥居からのほうがずっと良い眺めです。

見晴らしの丘の看板

広場の後方に看板がありました。

男岩・女岩方面へ

見晴らしの丘から男岩・女岩へは、広場奥の道を左へ進み、それから右へ下っていきます。

分岐

分岐にある案内板には、男岩・女岩の表示はなく、「日向・巾着田高麗駅方面へ」と書かれています。

十字路を右へ

2分ほど進んだ十字路を右へ曲がります。

十字路にある案内板

分岐には、「男岩・女岩」の文字が出てきました。

登山道の様子

道なりに下っていきます。

T字路を右へ

さらに2分ほど歩くとT字路にぶつかるので、右へ曲がります。

T字路にある案内板

T字路には「男岩・女岩」と書かれた案内板があります。

深い森の中へ

ちょっと薄暗い森の中の道を進みます。

女岩

2分ほど進むと大きな岩が見えてきます。先に見えてくるのが女岩です。

男岩・女岩に到着!

男岩

次に見えてくるのが男岩です。

注意書き

ここでは岩の上からロープを垂らして、ロッククライミングの練習が日々、自己責任で行われています。

男岩

岩の真下や横に回り込んで、岩の上の方までいくこともできますが、自己責任でお願いします。

岩のそばから下の登山道を見下ろす

岩の横に回り込んで途中まで行くとこんな感じです。今回はここでやめて高指山を目指すことにします。下の丸太の短い橋を渡ります。

木橋を渡る

枯れ沢に架けられた短い丸太の橋を渡ります。

案内板

登山道沿いにはこのような案内板があります。

登山道の様子

道なりに細い登山道を上っていきます。

尾根に出て右へ

谷筋から稜線に出ると明るい登山道に変わります。

尾根上の登山道

稜線に出たらT字路にぶつかるまでずっと直進します。

登山道沿いにある案内板

高指山を経由して物見山へ行くので「物見山」方面へ進みます。。

石の多い登山道

ちょっと道は荒れ気味ですが直進します。

分岐を直進

尾根に出てから5~6分すると右へ曲がる分岐がありますが、ここも直進します。

T字路を左へ

手前の分岐から1分足らずでT字路にぶつかります。ここを左へ曲がります。

T字路にある案内板

T字路の案内板にある通り、「駒高集落・物見山方面」に進みます。

でこぼこの登山道

登山道は、水の流れによってどんどん浸食されて歩きずらくなっている場所もあるので注意です。

歩きやすい登山道

10分ほど歩くと歩きやすい道になります。もうすぐ舗装道路と合流します。

白いガードレールの車道と合流

男岩・女岩より25分ほどで白いガードレールが見えてきます。舗装道路に出ます。

合流地点にある案内板

舗装道路との合流地点には案内板が立っています。まずは右の「高指山山頂」へ進みます。

案内板に従って右へ

舗装道路と合流したら大きく右へ曲がります。

分岐を左へ

左の白い建物のほうへ進みます。

高指山山頂手前の広場

左の階段を上り、白い建物の左側が高指山の山頂です。

高指山山頂に到着

高指山山頂

高指山の山頂は平らに整地されていますが、ベンチなどはありません。

高指山山頂からの展望

山頂からの見晴らしは素晴らしく、神奈川県の丹沢の山並みから奥多摩方面の山々を見渡すことができます。

正面に見える山

富士山、大岳山そして御前山が見えます。

左に見える山

左を見ると神奈川県の丹沢の山々が見えます。

右に見える山

右端には奥多摩の川苔山(川乗山)まで見えます。

山頂下の広場

最終目的地の物見山の山頂は、全く展望がないので、ここで十分に展望を楽しんでおきます。

高指山から物見山へ(所要時間:約23分)

高麗集落公衆トイレ

高指山から物見山へは、舗装道路上を道なりに下ります。高指山の山頂から7分ほど舗装道路を進むと右側にきれいな公衆トイレがあります。

公衆トイレ周辺が駒高の集落で民家が立ち並んでいるので、住民の迷惑にならないよう静かに通り抜けます。

舗装道路上を進むと右に赤く塗られた案内ポールが立っています。ここを右へ進みます。

そのまま森の中へ入っていきます。

このあたりも水の流れの浸食によりちょっと歩きづらくなっているので注意です。

舗装道路から登山道に入って10分足らずで分岐があります。ここを右へ進みます。

手前の分岐から2分ほどで森から抜け、ベンチが見えてきます。ここに山頂名の書かれたポールが立っています。

ベンチの横に山頂名と標高の書かれたポールがあります。ただし、山頂三角点はこの場所にはありません。50mほど右へ進んだ森の中にあります。

物見山に到着!

物見山一等三角点

ベンチのある場所から右へ進むと森の中にひっそりと山頂三角点があります。ここにあるのは一等三角点で他の三角点よりも一回り大きい三角点です。

物見山展望台

三角点を確認したらベンチのある日当たりの良い場所まで戻り、休憩します。

物見山山頂付近にあるベンチ

まわりにはいくつかベンチがあります。

物見山から日和田山へ

下山は来た道を戻る

さて、物見山のベンチで十分に休憩をとったら日和田山を目指してきた道を戻ります。

来た道と同じ登山道

どこまで来た道を戻るかというと、男岩・女岩から尾根伝いにまっすぐ進んでぶつかったT字路の手前かちょっと先までです。

舗装道路と合流

歩道道路に出たあたりが駒高集落です。この歩道道路上を戻ります。

舗装道路から登山道へ

ここを直進すると高指山です。ここを右の登山道に入ります。

歩きやすい登山道

ひたすら来た道を戻ります。

ここがT字路の手前の分岐です。右へ行くとT字路へ行き、その先で日和田山への分岐があります。

ここで左へ入っていってもT字路のちょっと先の分岐で左へ入っても同じです。

案内ポールのある分岐

ここがT字路のちょっと先の分岐です。ここには案内ポールが立っています。ここを左へ曲がります。

右の道はまき道で日和田山の山頂を通らずに二の鳥居へ行きます。

ちょっと急な斜面を頑張って登るとすぐに日和田山の山頂に到着します。

日和田山に到着!

日和田山の山頂は広くはありませんが、ベンチが2~3脚あります。そして山頂名と標高の書かれたポールが立っています。

日和田山山頂全景

これが山頂の全景です。広くはありません。また見晴らしは東側のみになります。

日和田山の山頂三角点

山頂には四等三角点があります。物見山の一等三角点よりもかなり小さいことがわかります。

日和田山東側の展望

日和田山の山頂からは、東側のみ展望を楽しむことができますが、悪くはありません。

日和田山からの展望

関東平野がいかに平らかということがよくわかります。

スカイツリーと都内の高層ビル群

右を見ると都内の高層ビル群が見えます。

筑波山

左を見ると茨城県の筑波山が霞んで見えました。

日和田山から二の鳥居展望台へ(所要時間:約7分)

日和田山から二の鳥居へは、山頂を通り過ぎて向かい側の道を下ります。

道なりに進み斜め左方向へ下ると神社の屋根が見えてきます。神社の屋根方向へ進まずに左を見ると登山道があるので左へ進みます。

二の鳥居の展望台に到着!

神社の横を通り過ぎると展望が開けます。ここが二の鳥居です。

二の鳥居からの巾着田

二の鳥居の正面には、丸い形の巾着田が見えます。

巾着田全景

巾着田の奥にあるのが武蔵丘と新武蔵丘ゴルフコースです。

二の鳥居からも関東平野を一望できます。

都内の高層ビル群も見えました。

右を見ると神奈川県の丹沢の山々を見渡すことができます。

さらに右を見ると富士山をはじめ、大岳山や御前山も見えます。

下山は左の女坂を使うことにします。

二の鳥居から駐車場へ(所要時間:約14分)

案内板に従って左のなだらかな登山道を進みます。

案内板には、一の鳥居まで500mと書かれています。

女坂だけあってなだらかで歩きやすい道です。

と思っていたら手すりのある場所が見えてきました。ここは滑りやすいツルツルの石の上を通過するため手すりがないと100%滑って転びます。慎重に通過しましょう。

二の鳥居から8分ほどで一の鳥居が見えてきました。ここが朝、男岩・女岩方面へ向かった分岐です。

この先からは散策路のような広い道になります。

道なりに進むと駐車場へ戻ります。

まとめ

今回は、一度に3つ山を登るだけでなく、男岩・女岩まで見学するルートにしてみましたが、それでも合計所要時間は3時間を切るというお気軽ルートです。

また3つの山の標高も、すべて300m台という低山なので誰でも気軽に楽しめるレベルになっています。

しかしながら、展望を楽しめるビューポイントはいくつもあり、低山ながら満足感のある登山になります。

特に高指山からの眺めはおすすめです。富士山、大岳山、御前山、川苔山を横並びに一望できる展望はなかなかのものです。

ただ低山なので夏は熱中症の恐れがあるため、あまりおすすめできません。やはり空気が乾燥し、遠くの山までくっきり見通せる冬に登ることをおすすめします。

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