大岳山の基本情報
大岳山は御岳山側から登るのが一般的なのでしょうが、御前山と大岳山を一日で両方とも登ってしまいたい場合には大ダワ峠を起点にすると良いでしょう。
車で大ダワ峠(標高994m)まで登れるので大岳山との標高差は300mもありません。
誰でも体力や筋力の心配をせずに登ることができます。ただ一部、鎖場や岩場があるので慎重に通り抜ける必要があります。
山名 | 大岳山(おおたけさん) |
標高 | 1,266.5m |
場所 | 東京都西多摩郡檜原村 |
駐車場 | 大ダワ峠駐車スペース(無料) |
三角点 | 二等三角点あり |
備考 |
駐車場情報
大ダワ峠駐車スペース
大岳山と御前山の間の峠道のてっぺんにある駐車スペースで、登山客のために公衆トイレまで用意されていますが、冬場は凍結してしまうため閉鎖されてしまい利用できません。
トイレのまわりは広くなっていて、きれいに並べて駐車すれば10台くらいは停められるスペースはあります。写真の登山口は御前山の登山口で、大岳山の登山口は道の反対側にあります。
位置 | 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。 |
料金 | 無料 |
駐車可能台数 | 約10台 |
最終確認日 | 2014年8月7日 |
備考 |
登山ルート情報
大ダワ峠~大岳山(往復)
出発地点 | 大ダワ峠駐車スペース |
所要時間 | 2時間27分 |
登山ルート | 大ダワ峠駐車スペース~大岳山(往復) |
トイレ、コンビニ情報
トイレ情報
大ダワ駐車スペースに東京都が登山用に設置したトイレがありますが、冬期は凍結防止のため閉鎖されます。青梅方面から車で来る場合には、鳩ノ巣駅の横の川乗山や本仁田山に登る際に利用する無料駐車場の敷地内に24時間利用可能な公衆トイレがあります。
コンビニ情報
奥多摩駅の近くにデイリーヤマザキがありますが、24時間営業かはわかりません。青梅市内で立ち寄っておくのが賢明です。
立ち寄り湯
奥多摩温泉もえぎの湯
奥多摩湖から青梅市内方面へ戻る道の途中にあるので立ち寄るのにとても便利な温泉です。泉質は、メタほう酸・ふっ素で湯温は19度なので当然ボイラーで沸かしているでしょう。
料金は、大人2時間で780円です。
◇ 奥多摩温泉 もえぎの湯公式サイトはこちら → こちら
おすすめ登山地図
おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(24)奥多摩」です。
大岳山の登山記録
山行日 | 2012年12月11日(火) |
山行形態 | 単独 |
天候 | 晴れ |
大ダワ峠のてっぺんにはこのように公衆トイレとその前に駐車スペースがあります。御前山へはこのトイレのうしろの階段を登っていきます。大岳山へは道の反対側の登山口から真逆の方向へ登って行くことになります。
大岳山の登山口のすぐ横には、ここが大ダワ峠だとわかるポールが立っています。ここ大ダワ峠の標高は994mだと書かれています。
登山口には、大岳山、鋸山そして御岳山と書かれた案内板があります。マイカー登山なので御岳山まで行ってしまうと戻ってくるのが大変なので、今回は大岳山へ登り、戻ってくるときに鋸山を経由することにしました。
登山口から歩き始めるとすぐに道が左右に分岐する場所に出ます。ここは左へ行くと鋸山で右へ行くと大岳山です。最初に鋸山へ登るのであれば左へ進み、鋸山の山頂を通り過ぎて下るとこの大岳山へいく道と合流します。
今回は帰りに鋸山へ行くので右へ進みます。
分岐を右へ曲がるとなだらかな道が続きます。駐車スペースの大ダワ峠と大岳山の山頂との標高差は300mもないのでルートの多くはなだらかな道です。
ところが山頂に近づくと徐々に傾斜が増して大きな石がゴロゴロしたところが多くなってきます。途中でこのような注意書きも出て来ますが、それほどびっくりするような場所ではありません。
クサリが設置された場所もあありますが、クサリにしっかりとつかまり、バランスを崩さないように気をつけて登れば問題なく通過できます。
大岳山の山頂は南側の見晴しが良好
大ダワ峠の駐車スペースから1時間15分ほどで大岳山の山頂に到着しました。山頂は南側が開けていて、太陽の光が山頂を明るくしてくれます。
山頂は平らである程度の広さはあるのですが、大きな石がゴロゴロしていて大きなレジャーシート広げくつろげるような場所はありません。またベンチなども一切ないので、地べたに座って休憩するようになります。
晴れた日には正面に雪を被った富士山が見えて爽快です。
山頂には山名が書かれたポールがあるのですが、ここに立って写真を撮ると必ず逆光になって顔が真黒くつぶれてしまいます。山頂の奥に反対向きに立てればいいのにと常々思います。
大岳山の山頂には、二等三角点設置されています。こちらは文字側がちゃんと南側を向いています。
大岳山は奥多摩三山の一つです。他には御前山と三頭山です。この山頂のポールは三山だから3本なのでしょうか? それとも考え過ぎか?
雲一つない青空とはこのことですね。冬の空は空気が澄んでとてもきれいです。
コンパクトカメラでもここまでズームできました。きれいな形です。
神奈川県の丹沢の山の向こう側にはキラキラと光水面が見えます。相模湾でしょうか。
右を見ると大ダワ峠を挟んで向かい側にある御前山が見えます。大ダワ峠から御前山は、3時間半ほどで往復できます。それから大岳山は2時間半もあれば十分往復できるので、1日で2座登るのも十分可能です。
山頂でゆっくり休憩したら来た道を戻ります。途中の分岐で、大ダワの駐車スペース方面へ進まずにまっすぐ鋸山へ登ります。すぐに大きな石がゴロゴロした急な登りになりますが、ひと登りするだけで鋸山の山頂へ到着します。
鋸山の山頂は展望は無し
山頂は360度植林の森に囲まれて展望は一切ありませんが、ちゃんと山頂を示すポールが立っています。
展望のない山頂なのですが、きれいなベンチが3脚も置かれていました。大岳山の山頂は一つもないのに不思議です。
大ダワ峠の駐車スペースへは山頂を通り過ぎて鉄製の階段を下り、道なりに進むと朝歩いてきた道と合流します。そしてすぐに駐車スペースに戻ります。
まとめ
大ダワ峠から大岳山の山頂までは休憩時間を覗いて2時間15分ほどで往復できます。また前述したとおり、大ダワ峠と大岳山の山頂の標高差は、272mしかありません。
これが登山と呼べるのかどうかは別として地図上に登山道が書かれていると自分の体力で歩けるのではれば歩いてみたいと思うのが登山者のサガなのではないでしょうか。
始めて歩く道は、冒険心や探検心そして歩き終えた時の達成感が味わえるのでやめられません。
これからもマイナーながらもマイカー登山で歩けるルートを探して歩いてみようと思っています。