山岳遭難の知識は、ノンフィクションの本で学ぼう

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山に入る限り、山岳遭難する可能性は誰にでもあります。
ただ、その可能性を限りなくゼロに近づけることは誰にでもできるのです。違いは、遭難しないためにはどうしたらいいのかと本気で考えているかどうかの違いだけです。

その結果、ある人は何事もなく自宅に戻り、ある人は遭難し、運が悪ければ命を落とす結果になります。どちらの未来を手にするかは、どれだけ山岳遭難の知識を事前に頭に入れているかで変わってくるのです。

山岳遭難の知識を得るには、山岳遭難に関するノンフィクションの本を読むに限ります。本当に些細な判断の誤りで生死の境をさまよった経験は、いまだそんな経験をしたことのない登山者には絶対に想像すらできないものです。

それらのことをノンフィクションの本は教えてくれるのです。一番のおすすめは羽根田治氏の本です。
羽根田氏は、生還された登山者には実際に会いに行ってその体験を取材し、亡くなられた場合にはその遺族の方に丁寧に取材されています。

そのため羽根田氏の著書からは、経験の浅い登山者がこれから訪れるであろうリスクを事前に学ぶことができ、それによって事故を未然に防ぐことができるのです。

ソロ登山を楽しむ私も、ソロ登山のリスクを十分に承知の上で山に入るのと、知らずに入るのとでは山の中での行動は全然違っているということをいつも実感しています。どれだけリスク回避ができたかははかり知れません。

もし今までに山岳遭難に関するノンフィクション本を1冊も読まれたことがないという方は、1冊でも2冊でもいいので読んでみてください。必ず今まで見えなかった山の危険個所が見えてくるはずです。

そしてそれによってあなたが山の中で被る可能性のある遭難、怪我、道迷い、事故などのリスクを下げてくれるはずです。

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おすすめの山岳遭難のノンフィクション本

道迷いをしてしまう人間の心理を理解することができます。疲労と不安が重なると大きな判断ミスを誰もが侵してしまうということを胸に刻んでおくための必読書です!

ソロ登山をする人は、必ず読んでおきましょう。そしてソロ登山のリスクを十分に理解しておくことで防げるリスクがあることも学べるはずです。

気象遭難は、雪山登山だけではありません。夏の雷は誰にでも起こりうるリスクです。気象遭難の原因や危険度を知ることで、季節ごとの気象遭難リスクも意識できるようになります。

コロナ禍以降、熊による被害が多発しています。これから山に登る方は、熊対策は必須になっています。クマに出会わないための知識、出会ってしまった場合の対処法、対策グッズについての知識を学んでおきましょう。

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