大岳山

大岳山 東京都
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大岳山の基本情報

大岳山山頂

大岳山への登山口は、大きく分けて3つあります。

一つ目は、青梅方面から御岳山を経由するルートで一番メジャーなコースになります。

二つ目は檜原村方面から富士見台を経由するルートです。こちらは檜原村の無料駐車場を利用できるので便利です。

そして三つ目のルートは、奥多摩側の大ダワから登るコースです。こちらは一番楽に登れるルートです。

今回は、一つ目の青梅方面から登ってみました。

このコースは、ケーブルカーを利用すれば案外楽に往復できてしまうのですが、今回は、ケーブルカーを使わずに駐車場からの全行程を歩いて登ってみました。

さらに途中の見晴しの良い場所(2ケ所)にも立ち寄ったため7時間近くかかってしまいました。

さすがに7時間はきついという方は、ケーブルカーを使うか展望台に立ち寄るのをやめるかすれば時間を短縮することが可能です。

自分の体力、筋力に応じて行程を変えてみるのも楽しいと思います。

山名大岳山(おおたけさん)
標高1,266.5m
場所東京都西多摩郡檜原村
駐車場御岳苑地駐車場
三角点二等三角点あり
備考 

駐車場情報

御岳苑地駐車場

御岳苑地駐車場

夏は川遊びの人で混み合いますが、冬は無料なのにガラガラです。

駐車料金案内板

12月から2月末までは無料開放されています。そのため御岳山、日の出山、上高岩山展望台そして大岳山に登るなら、この期間内がおすすめです。

位置下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金無料(12月~2月)、有料(3月~11月/最大800円)
駐車可能台数約60台
最終確認日2019年12月24日
備考 

登山ルート情報

御岳苑地駐車場~大岳山(往復)

長尾平展望台と上高岩山展望台に立ち寄ったので7時間近くかかってしまいましたが、体力に自信のない方はケーブルカー乗り場の滝本駅に車を止めてケーブルカーで山上集落まで上がってしまえば楽に歩き切ることができます。

出発地点御岳苑地駐車場
所要時間6時間55分
歩行距離未計測
累積標高未計測
登山ルート御岳苑地駐車場~滝本駅~山上集落~長尾平展望台~上高岩山展望台~大岳山~山上集落~滝本駅~御岳苑地駐車場

所要時間詳細

この所要時間詳細は、2009年3月に行った際の個人的な山行記録です。年齢、性別、体力等により違いが生じますので参考程度にご利用ください。

上り御岳苑地駐車場~滝本駅32分
 滝本駅~山上集落合流54分
 山上集落合流~長尾平展望台21分
 長尾平展望台~上高岩山展望台57分
 上高岩山展望台~大岳山74分
 (小計)3時間58分
 山頂での休憩30分
下り大岳山~滝本駅120分
 滝本駅~御岳苑地駐車場27分
 (小計)2時間27分
 合計6時間55分

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

御岳苑地駐車場内公衆トイレ

御岳苑地駐車場内にある公衆トイレ

御岳苑地駐車場内に男女別の管理されたトイレがあります。

コンビニ情報

青梅市街から御岳苑地駐車場方面へ向かう45号線沿いに数軒あります。

おすすめ登山地図

天気予報をチェック!

大岳山の天気は?・・・ヤフー天気(東京都西多摩郡奥多摩町)

大岳山の登山記録

山行日2009年3月11日(水)
山行形態単独
天候曇り

御岳苑地駐車場から滝本駅へ(所要時間:約32分)

御岳苑地駐車場

ここが多摩川第三発電所の横にある駐車場です。冬以外は有料になってしまうのが残念です。

発電用の管

駐車場から発電所方面へ進むと山の斜面に設置された太い管が見えてきます。

水車と入口弁

この発電所で使用されている水車と入口弁が展示されています。

水車と入口弁の解説板

解説板によると上の水車と入口弁は実際に使用されていたもののようです。

御嶽神社の赤い鳥居

発電所を通り過ぎると舗装道路は終わり、川沿いの細い散策路になり森の中を道なりに進みます。

再び舗装された道に出たら左へ曲がり、坂道を上っていくと正面に赤い鳥居が見えてきます。

御岳山への案内板

赤い鳥居をくぐり舗装道路を御岳山方面へ歩いていきます。

ケーブルカーの滝本駅

舗装された坂道を上り切るとケーブルカーの駅が見えてきます。ここが滝本駅です。

滝本駅の奥には有料駐車場があるので、ここまで車で来ることも可能です。

そしてここでケーブルカーに乗ってしまえば、歩く距離は半分以下にすることが可能で、大岳山まで楽チン登山ができます。

滝本駅から山上集落へ(所要時間:約54分)

参道の杉並木

今回は、ケーブルカーに乗らずに杉の大木に囲まれた表参道を歩いて上ることにします。

ただこの道は、山上集落まで舗装道路になっていて軽自動車が通るので注意が必要です。

参道の杉並木の解説板

市天然記念物 参道の杉並木

滝本から山頂まで二十六丁(四キロメートル余)の参道は、江戸時代初期に整備されたものと伝えられ、両側に並んでそびえ立つ杉の巨木は、御嶽神社に参拝する人々に霊山の荘厳さを感じさせている。

年間の雨量が多く多湿で肥沃な奥多摩の地形と地質は、杉の生育に最適であり各地に美林が多いが、このように巨木が群をなしているところは少ない。

幹回りが約六メートル、樹齢三百年以上と推定されるものもあって、その総数は六百本以上を数える。

植物名 スギ科 スギ

昭和四十三年十一月三日 指定

青梅市教育委員会

黄色いケーブルカー

分かっているつもりでもやっぱり変なかたちの電車です。

青いケーブルカー

色違いの電車もあるんですね。

参道と山上集落の合流点

駐車場から1時間20分ほどで山上集落の入口まで登ってきました。ここを左へ曲がるとケーブルカーの山頂駅方面です。

山上集落から長尾平展望台へ(所要時間:約21分)

神代欅の看板

山上集落の道はすべて舗装されていて家が立ち並んでいます。

御嶽神社方面へ進むと「神代欅」を書かれた案内板があります。

これは樹齢が1千年ほどと推定されている巨木だそうです。

神代ケヤキ全景

冬は葉が落ちて幹のかたちがくっきりと見えます。

神代ケヤキの解説板

近くには青梅市教育委員会が設置した解説板があるのですが、昭和3年頃の日本語(公文書)は漢字とカタカナだけで書かれていたのでしょうか、とても読む気になりません。

御嶽神社の鳥居

山上集落内も起伏が多く、御嶽神社の入口にたどり着く前にけっこう疲れてしまいました・・・。

さらに階段が続きます。

長尾平・大岳山と書かれた案内板

大岳山方面へは階段の途中で左へ曲がる必要があります。案内板を見落とさないように注意です!

長尾平

御嶽神社の階段の途中で左へ曲がると舗装道路から未舗装の登山道になります。

そこを道なりに歩いていると左に長尾平への案内板が出て来ます。そこを左へ進むと眺めが次第に良くなってきます。

長尾平展望台

一番奥まで進むと屋根付きの休憩舎が見えてきます。ここが長尾平の最先端で、そこから正面に日の出山の山頂が見えます。

長尾平展望台から上高岩山展望台へ(所要時間:約57分)

上高岩展望台

長尾平で休憩したら、元の登山道に戻り先へ進みます。

分岐に出たら右は大岳山方面なのでまずは左へ進み、上高岩展望台を目指します。

長尾平から上高岩山展望台までは40~50分ほどかかります。

上高岩展望台から日の出山方面の眺め

上高岩山展望台からの眺めは長尾平からの眺めよりもさらに良く、わざわざ立ち寄った甲斐があります。

上高岩展望台から丹沢方面の眺め

神奈川県の丹沢の山並みも見渡せます。

上高岩展望台から見た大岳山

上高岩山展望台からは大岳山の山頂を見ることができます。

上高岩山展望台から大岳山山頂まではあと1時間ほど歩きます。

上高岩山展望台から大岳山へ(所要時間:約74分)

大岳山と上高岩山の間の登山道の様子

冬は葉が落ちているので曇っていても登山道は明るく歩きやすくなっています。

大岳山山頂手前の岩場

山頂に近づくにつれて急な岩場が多くなるので注意が必要です。

大岳山山頂全景

やっと山頂に到着です。

大岳山山頂に到着!

大岳山山頂に立つポール

山頂には「大岳山」と書かれたポールが立っています。

大岳山山頂にある三角点

山頂の三角点は、二等三角点です。

大岳山山頂から見た富士山

大岳山山頂からは、正面に富士山が見えます。

神奈川県丹沢方面の展望

丹沢方面の眺めも遮るものなく見渡せます。

まとめ

パソコンで記事を書く青年のイラスト

大岳山のいいところは、何と言っても東京から近いということです。

何せ東京都の山なのですから当たり前ですね。

でも今回のようにケーブルカーを使わずに登ると7時間近くかかるかなり本格的な登山も楽しめるのです。

しかも舗装道路歩きや山上集落などひと通りの多いということも安心材料になります。

特に登山経験の少ない方には安心できるのではないでしょうか。

今回は大岳山のほかに長尾平と上高岩山展望台に立ち寄ったのですが、ほかにもロックガーデンなども経由することも可能です。

さらには大岳山に登らずに日の出山を往復するルートも人気があります。

また吉川英治記念館方面から日の出山に登り、そこから大岳山まで足を延ばすという健脚向きルートも体力に自信がある方はチャレンジしてみるといいのではないでしょうか。

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