東京都 4~5時間コース 4月 2020年(令和2年)

大羽根山~槇寄山

大羽根山、槇寄山の基本情報

山頂からの展望は富士山方面のみ

槇寄山山頂からの眺望

ちょっとマイナーな山ですが、標高900mでの尾根歩きはなかなか気持ちの良いものです。

また数馬峠、峠、西原峠そして槇寄山と展望を楽しめる場所もたくさんあるので歩いていて飽きることはありません。

さらに大羽根山や途中のビューポイントからは奥多摩側の山並みも楽しめます。槇寄山の山頂からは、正面に富士山が見えるのですが、4月の春霞のため白い雪を被った富士山と同化してしまい、写真には写りませんでした。

くっきりと見える富士山の写真が撮りたければ、やはり空気の乾燥する冬が良さそうです。

山名 ①大羽根山(おおばねやま)、②槇寄山(まきよせやま)
標高 ①大羽根山:992m、②槇寄山:1,188.2m
場所 ①大羽根山:東京都西多摩郡檜原村、②槇寄山:東京都西多摩郡檜原村(山梨県上野原市)
駐車場 中央区の森駐車場
三角点 ①大羽根山:なし、②槇寄山:三等三角点あり
備考

駐車場情報

中央区の森駐車場

中央区の森駐車場

東京都中央区が管理運営している中央区の森利用者のための駐車場で中央区民のための施設ですが、24時間開放されているので感謝して利用させてもらいます。

駐車場内にはきれいに管理されたトイレもあります。

位置 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金 無料
駐車可能台数 約10台
最終確認日 2020年4月3日
備考

登山ルート情報

中央区の森駐車場~槇寄山(往復)

駐車場から笹尾根までは、ほぼずっと登り坂で、笹尾根から槇寄山までは小さなアップダウンのある尾根道が続きます。

登山ルートの殆どは樹林の中を歩きますが、葉の落ちる秋から早春にかけては樹木の間から陽が差し込むため明るい登山道になっています。

また、登山ルート上には眺めの良い場所が複数あり、山座同定を楽しみながら歩くことができます。

出発地点 中央区の森駐車場
所要時間 4時間30分(上り:2時間35分、休憩:25分、下り:1時間30分)
歩行距離 10.7km
累積標高 1,584.5m
登山ルート 中央区の森駐車場~大羽根山~ビューポイント~(尾根道と合流)~数馬峠~峠~西原峠~槇寄山(往復)

登山アプリ「コンパス」の登山記録

槇寄山のGPSデータ

標高を示すグラフを見ると、尾根まで登ってしまうとあとは槇寄山まではほぼ平らな尾根歩きだということがよくわかります。

そのため距離はあってもそれほど疲れることはありません。

所要時間詳細

この所要時間詳細は、2020年4月に行った際の個人的な山行記録です。年齢、性別、体力等により違いが生じますので参考程度にご利用ください。

上り 中央区の森駐車場~大羽根山 70分
大羽根山で休憩 10分
大羽根山~笹尾根上の登山道と合流 22分
笹尾根上の登山道との合流地点~数馬峠 11分
数馬峠~峠 23分
峠~西原峠 17分
西原峠~槇寄山 2分
(上り合計) 2時間35分
槇寄山山頂で休憩 25分
下り 槇寄山~峠 15分
峠~数馬峠 12分
数馬峠~大羽根山への分岐 10分
大羽根山への分岐から大羽根山 17分
大羽根山~中央区の森駐車場 36分
(下り合計) 1時間30分
合計 4時間30分

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

中央区の森駐車場内公衆トイレ

中央区の森駐車場にある公衆トイレ

中央区の森駐車場の敷地内には男女別のきれいに管理されたトイレがあります。便座は洋式ですが暖房機能はないので冬はとても冷たいです。

またトイレットペーパーは備え付けられています。電灯スイッチは入口の外側にあります。

コンビニ情報

駐車場の近くにはコンビニは一切ありません。五日市市、あきる野市内に数軒あります。

おすすめ登山地図

おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(24)奥多摩」です。

天気予報をチェック!

大羽根山、槇寄山の天気は?・・・ヤフー天気(東京都西多摩郡檜原村)

大羽根山~槇寄山の登山記録

山行日 2020年4月3日(金)
山行形態 単独
天候 晴れ

中央区の森駐車場から大羽根山へ(所要時間:約70分)

中央区の森駐車場

中央区の森駐車場は、西東京バスの浅間尾根登山口バス停のすぐ向かいにある無料の駐車場で、敷地内に男女別の公衆トイレもあります。

大羽根山登山口

駐車場の斜め向かいに中央区の森の入口があります。

大羽根山登山口にある案内板

中央区の森の入口の横には案内板がありますので、これから歩くルートをよくチェックしておきましょう。

炭焼き小屋、カタクリの生育地、ぬた場そして大羽根山を通過時にチェックできれば登山ルートは間違っていません。

大羽根山への案内板

これが全体図です。中央区の森の地図では、大羽根山までしか書かれていませんが、まずは大羽根山まで間違わずに登ることが大切です。

中央区の森登山口

ここが中央区の森の入口です。登山者用の登山口は、もう少し五日市方面へ戻ったところにあるのですが、ここから登っても途中で登山者用の登山道と合流するので問題ありません。

中央区の森登山口にある案内板

入口には、ちゃんと「登山口」と書かれています。

中央区の森の登山道

登山道は整備されていて明瞭で危険な箇所はありません。

中央区の森にある階段

案内板に従って右の階段を上がっていきます。

他の登山道と合流

しっかりした道(登山者用の登山口からの道)と合流しますが、案内板はありません。

中央区の森の中にはたくさん道が作られており、ちょっと迷うこともありますが、基本的にまっすぐ上に登って行けば大羽根山へたどり着きます。

登山道の様子

ジグザグに斜面を登って行きます。

中央区の森にある炭焼き場

中央区の森の入口にあった案内板に書かれていた「炭焼き小屋」に到着です。

炭焼き小屋の解説板

「中央区の森」

檜原の炭焼き小屋

檜原村では江戸時代より燃料大消費地の江戸に向けた炭を供給するため、炭焼きが盛んでした。炭の原料は、ゾウヤマと呼ばれる雑木林において採取していました。

この炭焼き小屋は、かつて使用されていた炭焼き小屋を平成20年度に復元したものです。現在はイベントなどで利用されています。

炭づくり

白炭を作っており、ミズナラやコナラといった雑木を伐採し、薪割を行い、フジのツルを用いて3本を一組にし、窯の中に立てて入れます。

窯に材料の薪を投入して、燃焼させます。800℃~1000℃で燃焼させて白炭を作ります。煙の色で出来上がりを判断します。

炭は、材を釜に入れてから、約12時間かけて焼くことにより、完成します。

炭の利用

完成した炭は、中央区へ運び、区内のデイキャンプ場でバーベキューの燃料として活用しています。

炭焼き場

この中に薪を入れて12時間焼くと炭ができるのですね。

登山道の様子

森の中にはたくさんの種類の木があるため、登山道沿いの木の幹には木の解説板がつけられています。

樹木の解説板

写真付きなので花や実のならない時期にきてもわかりやすくてとても参考になります。ちなみにこの解説板には、「ホオノキ」についてとても簡潔に書かれています。

ホオノキ

モクレン科モクレン属

森の中では一番大きな葉をもつ木です。その大きな葉を活かして、朴葉味噌や朴葉寿司に使われます。

中央区の森の中にはこのような解説板がたくさんあるので、子供と一緒に来て、一緒に勉強するのもよいのではないでしょうか。

ホオノキの樹形

ホオノキの幹は太くまっすぐに伸びています。

ホオノキの落葉

下に落ちているはは、一枚一枚がとても大きい。

大羽根山への登山道の様子

森の中の道は落葉が溜まってフカフカで歩きやすくなっています。

カタクリ植栽地

駐車場から15分ほどでカタクリの植栽地に到着しました。4月上旬なのでまだ芽も出ていませんでした。咲くのは4月の下旬頃でしょうか、楽しみです。

カタクリ(ユリ科)

かつて、この周辺にはカタクリがたくさん群生していましたが、植生の変化や乱獲などにより絶えてしまいました。

「中央区の森」事業の森林保全活動の一環として、自然豊かな里山の姿を取り戻すため、中央区民と地域のNPO法人里山再生塾のメンバーがカタクリを植栽しました。

桜が咲く4月になれば、たくさんのカタクリの花が楽しめます。

中央区
特定非営利活動法人里山再生塾

カタクリ植栽地付近の登山道の様子

カタクリの植栽地付近は、登山道というよりも散策路といった感じの明るく気持ちの良い場所です。

中央区の森内にある案内板

中央区の森の中の案内板はこのかたちで統一されているようです。

登山道様子

斜面をつづら折りに登って行きます。

登山道沿いにある休憩用ベンチ

カタクリの植栽地から10分ほど登ると丸太で作られたベンチが2つあります。駐車場からは25分ほど歩いたので、ここで一休みすることにします。

日当たりの良い登山道

ベンチの先の登山道は傾斜も緩み明るく歩きやすい道です。

綺麗な花

4月上旬なのに梅の花はやっと咲き始めた感じです。このあたりは標高でいうと800mあたりでしょうか。夜はまだまだ冷え込むようです。

下り坂

ここで一旦ほんの少しだけ下って登り返す場所があります。一番下ったところにベンチが1つ置かれています。

下り切ったところにあるベンチ

伐採した丸太で作られたベンチでだいぶ朽ちてきていますが、まだ座ることができるようです。

下り切ったところにある案内板

ベンチの向かい側にはきれいな案内板があります。大羽根山の山頂は、あと600mと書かれています。

登り坂が続く

たった600mだと思いきや、ここから傾斜はぐんときつくなってきます。

樹林の間から見える三頭山と大沢山

案内板も中央区の森の中にあった案内板から一般の登山道にある案内板に変わってきました。

樹林の間から見える三頭山と大沢山

木々の間からは都民の森の中にある三頭山と大沢山が見えます。

登山道沿いにあるベンチ

その先の傾斜の緩んだところにはベンチが3つ置かれている場所があります。ここに座って三頭山方面の眺めながら休憩してくださいということでしょうか。

案内板の無い分岐に注意!

案内板のない分岐

今回の登山ルートで道迷いの注意が必要な場所が1ケ所だけあります。ぬた場のすぐ手前のこの場所なのですが、道が左右に分岐しているにもかかわらず案内板はありません。

本来はこの左右に分岐した道は、この先で合流するようになっているのですが、左へ進む道は途中で踏み跡がとても薄くなり、右へ曲がる道を通り過ぎていつしか道なき道に迷い込んでしまいます。

左に白い大きな解説板があり、正面にカラマツの解説板がある場所に到着したら、左の道へ進まずに、その手前の道を右へ進みましょう。

白い解説板も目印

左にあるこの白い解説板が目印です。

「カラマツ」の解説板が目印

正面のこのカラマツの解説板が出てきたら、左へ進まずに、手前の道を右へ進みます。

右の登山道の様子

この道を右へ進みます。(ここには案内板はありません)

ぬた場

ぬた場の様子

右の道を進むとすぐに水たまりが左に見えてきます。ここがぬた場と呼ばれる場所です。

ぬた場にあるベンチ

ぬた場にはベンチが2つと解説板があります。

ぬた場にある解説板

ぬた場

ぬた場は、山の中にある窪地に水がたまったところです。

ここは、イノシシやシカなどの動物が体表に付いているダニなどの寄生虫や汚れを落とすために泥を浴びる場所です。カエルの産卵場にもなっています。

野生動物がこのぬた場で転がりながら、背中の虫をとったり、かゆみを取るために転がって地面にこすったりします。

動物の足跡がぬた場に残っていることもあります。この森では、イノシシや二ホンジカ、ツキノワグマが利用していることがわかっています。

足跡を探してみよう

イノシシ

低山帯から平地にかけての雑草が繁茂する森林から草原に生息し、水場が近い場所を好みます。

ニホンジカ

明け方と夕方に活動します。草や木の葉、ササ、果実などを採食し、えさの乏しい冬季には樹皮も食べます。

ツキノワグマ

夜行性で、昼間は樹洞などで休みますが、果実がある時期は昼間に活動することもあります。

登り坂が続く

ぬた場を過ぎると大羽根山まではもうすぐです。

日当たりの良い登り坂

案内板はありませんが、道が左に分岐した場所があります。

大羽根山山頂直下

そこで上を見るとベンチが見えます。そこが大羽根山の山頂です。ここを左に曲がれば山頂へ直接行けますし、直進し、少し戻っても行くことができます。

大羽根山に到着!

大羽根山山頂

駐車場から1時間10分で大羽根山の山頂に到着しました。山頂の中央には、「大羽根山山頂、992m」と書かれた角材が立っています。

大岳山、御前山方面の展望

大羽根山の山頂は樹林に覆われていますが、奥多摩方面だけはかろうじて見通せるようになっています。

山頂名の書かれた角材と御前山

山頂には丸太で組まれたベンチが2つと山座同定板があります。正面にみえるのは御前山です。

大羽根山山頂から見た大岳山

右には大岳山が見えます。手前の緑に覆われた尾根は浅間嶺へ通じる尾根道です。

大羽根山山頂から見た御前山

御前山の山頂もかろうじて木の枝の間から眺めることができます。

大羽根山山頂から見た浅間嶺への尾根道

手前に見えるのが浅間嶺への尾根道で、私は2週間前に歩いてきました。浅間嶺の展望台には桜の木が植えられているので楽しみに行ってみたのですが、やはりまだ早すぎたようです。

4月の中旬から下旬が見頃なのではないでしょうか。

大羽根山~数馬峠へ(所要時間:約40分)

大羽根山から槇寄山への登山道の様子

次に大羽根山の山頂から笹尾根を目指します。

明るい登山道

大羽根山の山頂で標高が992mなので、このあたりでもう標高1000mを超えているはずです。だいぶ空も明るくなってきて見晴らしもどんどん良くなってきている感じです。

シャッターポイントと書かれた案内板

すると大羽根山から5分ほど歩いたところに「シャッターポイント」と書かれた中央区の森の中で見かけた案内板に出くわします。

正面に鷹ノ巣山と六つ石山が見える

そこから正面を見ると奥多摩の鷹ノ巣山六ツ石山が見えました。なかなかいい眺めです。

笹尾根へ向かう登山道

その先も道は傾斜も緩み歩きやすい道が続きます。

途中にある案内板

案内板に「笹尾根」の文字が出て来ました。尾根筋まであと少しのようです。

笹尾根との合流地点

ここが尾根筋の道との合流地点です。案内板には、右が「数馬峠・槇寄山」と書かれています。ここを右へ進んでも良いのですが、実は写真奥の一番高い尾根筋にもう1本別の道があるのです。

この尾根筋と1段低いこの道は数馬峠まで合流することなく平行に伸びています。そのため上の本当の尾根筋を歩く場合は、一旦左の笛吹峠方面は20mほど進み、そこで大きく右へ曲がり、一段高い本当の尾根筋に出る必要があります。

左の笹の群生しているほうへ進む

ここで大きく右へ曲がり、一段高い尾根筋の道に乗り換えます。木の幹に巻かれた白いテープのところを右へ進みます。(イメージは上のグーグルマップで確認してください)

尾根道上にある登山道

ここが一番高い尾根上にある道です。先ほどの分岐の道はこの右下に並行に走っているまき道のような感じです。

尾根道と一段下にある登山道

途中、3mほど下に並行に走る道が見えるところがあり、ここで道を乗り換えることも可能です。

尾根上にある登山道

一番高い尾根筋の道と行っても見晴らしが良いわけではありません。下の道よりもちょっとだけアップダウンが多くて歩いたという感じを味わえる程度です。

数馬峠に到着!

ベンチの置かれた見晴らしの良い場所

大羽根山からの道と尾根筋の道との合流点から10分ほどで南側が開けた場所に到着します。ここが数馬峠です。

ここで並行に走っていてい2本の登山道が合流します。帰り道は楽をしたいので下のまき道を歩く予定です。

数馬峠

案内板の支柱に白いペンキで数馬峠と書かれていますが、かなり消えかけています。

富士山が見える見晴らしの良い場所

数馬峠には丸太で組まれたベンチが2つほどあり、座って正面に見える富士山を眺めながら休憩することができます。

数馬峠から先は登り坂

数馬峠から槇寄山へはいきなり登り坂をのぼります。

日当たりの良い登山道

笹尾根の道は尾根の南側を歩いたり北側を歩いたりと変化に富んでいます。アップダウンはきついところは殆ど無く緩やかなアップダウンが続きます。

峠

数馬峠から20分ほど尾根道を進むと再び明るく日当たりの良い場所に出て来ます。ここが峠と呼ばれている場所になります。

案内板に「峠」と書かれた場所に到着

案内板の支柱に白い文字で「峠」とだけ書かれています。

ここからも富士山が見える

ここからも正面に富士山が見えるのですが、春霞のせいで背景が白んでしまい、白い富士山と同化して見えずらくなってしまっています。

気持ちの良い直線の尾根道

峠からの尾根道には、このように平らでまっすぐな道があります。寒い時期は葉が落ちて明るく気持ちの良い道ですが、きっと新緑の時期や紅葉の時期もいい感じなのではないでしょうか。

ぜひまた来てみたくなる場所です。

「笹尾根」と書かれた板が木の幹にくくりつけられている

登山道の横の木に「笹尾根」と書かれた板が括りつけられています。

平坦な登山道は歩きやすい

早春の快晴の天気の中だからでしょうか、気持ちの良い尾根道です。

西原峠に到着

峠から15分ほどで西原峠に到着しました。槇寄山の山頂はすぐ先です。

案内板の支柱に「西原峠」と書かれている

案内板の支柱には「西原峠」と書かれています。槇寄山へは、三頭山方面へ登り坂をひと登りしたところです。

槇寄山に到着!

槇寄山(まきよせやま)山頂に到着

駐車場から2時間35分で槇寄山の山頂に到着しました。山頂は富士山方面が開けていえるだけで他の方角は見通しがありません。

山頂にはテーブルベンチが2セット置かれています。

案内板の支柱に書かれた「槇寄山山頂」という文字が殆ど消えかかっている

槇寄山の山頂には、山頂名が刻まれた立派な建造物は一切なく、案内板の支柱に書かれているだけです。しかも殆ど消えかけています。

三等三角点が山頂にある

その横には三等三角点があります。

山頂からの展望は富士山方面のみ

肉眼では見えたのですが、白い雪に覆われた富士山は、背景の白い春霞に同化して写真には写りませんでした。

まとめ

パソコンで記事を書く青年のイラスト今回のルートは、駐車場から大羽根山を経由して尾根筋までの約1時間40分が、実際に登っている時間で、尾根筋に出てから槇寄山までは小さなアップダウンを繰り返すだけなので体力や足の筋力の消耗は少ないと言っても良いでしょう。

残念なのは周回ルートを組めなかったところです。できれば縦走して下山先からバスで駐車場まで戻れればと思ったのですが、なにせ西東京バスの本数が少なすぎて利用できませんでした。

しかしながら、尾根筋の往復はちょうどいい具合に展望が開ける場所があるためつまらないという印象はありませんでした。

むしろもっと寒い時期にきれいな富士山を見にまた来たいと思いましたし、峠の先の直線の尾根道の新緑と紅葉の様子もぜひ見に来たいと思いました。

多くの登山者の人にとっては三頭山への通過点に過ぎないのかも知れませんが、短いルートを刻みながら歩いてみるもの楽しいものです。

無理をせずに自分の年齢と体力、筋力そして気力と相談しながら、楽しめるルートを探してみると良いでしょう。

-東京都, 4~5時間コース, 4月, 2020年(令和2年)
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