六ツ石山(水根から往復)

六ツ石山山頂 東京都
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六ツ石山の基本情報

六ツ石山と鷹ノ巣山(日の出山より)
六ツ石山と鷹ノ巣山(日の出山より)

雪の残る2月。

東京都の日の出山に登った時に撮った六ツ石山と鷹ノ巣山の写真です。

雲取山は鷹ノ巣山のちょうど真裏になるので日の出山の山頂からは見えません。

六ツ石山の山頂から真っすぐ手前に延びる尾根が奥多摩駅へ通じるルートで、今回の水根から登るルートは六ツ石山の山頂から左へ延びる尾根で、ずっと左へ下ると奥多摩湖畔の奥多摩水と緑のふれあい館駐車場があります。

山名六ツ石山(むついしやま)
標高1,478.8m
場所東京都西多摩郡奥多摩町
駐車場①奥多摩水と緑のふれあい館駐車場、②水根駐車場
備考 

駐車場情報

奥多摩水と緑のふれあい館駐車場

奥多摩水と緑のふれあい館駐車場

奥多摩水と緑のふれあい館駐車場は、24時間開放されています。ご覧の通り屋根付きの駐車場なので、夏は車内が熱くならないので本当に助かります。下山時にはふれあい館も営業しているので、トイレや自販機、みやげ物店、軽食レストランなどがあって便利です。

位置下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金無料
駐車可能台数約60台
最終確認日2019年6月6日
備考 

水根駐車場

水根駐車場

大麦代トンネルの手前の青梅街道(411号)沿いにある24時間開放されている無料駐車場です。六ツ石山登山口に一番近い駐車場ですが、トイレが坂を登った奥多摩湖畔にしかないのでちょっと不便です。

位置下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金無料
駐車可能台数約40台
最終確認日2023年7月26日(水)
備考 

登山ルート情報

水根(バス停)から六ツ石山山頂ルート(往復)

このルートは登山口から山頂までずっと急登が続くかなりきついコースです。特に登山口から2時間弱は森の中の急傾斜をただひたすら登るしかなく、下山時にすれ違った人は皆、「こんなきついとは思わなかった。」と口をそろえて言っていました。

ルート上には座って休憩できるベンチ等は一切ありません。急坂をひたすら登るため特にかかとに体重が掛かります。そのためかかとの靴づれ対策を事前にしておくとよいでしょう。

このような急斜面は登りはきつく、下山には危険が伴います。下りの急斜面で転倒すると大けがにつながりますので特にゆっくりと慎重に下る必要があります。

出発地点奥多摩水と緑のふれあい館駐車場
所要時間4時間35分
登山ルート奥多摩水と緑のふれあい館駐車場~登山口~水根産土神社~トオノクボ~六ツ石山山頂(往復)

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

小河内ダムサイト(左岸)園地便所

小河内園地便所

青梅警察署小河内駐在所の右奥にある公衆便所で男女別できれいに管理されています。嫌な臭いもなく和式と洋式便座の両方ある規模がちょっと大きめのトイレです。

コンビニ情報

駐車場付近にはコンビニは一切ありません。青梅市内のコンビニで早めに立ち寄っておくとよいでしょう。

奥多摩水と緑のふれあい館

奥多摩水と緑のふれあい館
名称奥多摩水と緑のふれあい館
用途東京都水道局のPR施設
開館時間9:30~17:00
休館日水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日)
年末年始(12月28日から1月4日まで)
※冬期は臨時休館する場合があります。

六ツ石山の登山記録

山行日2019年6月6日(木)
山行形態単独
天候晴れ

奥多摩水と緑のふれあい館から登山口へ(所要時間:約25分)

奥多摩水と緑のふれあい館駐車場

マイカー登山の場合には、奥多摩湖畔にある奥多摩水と緑のふれあい館駐車場が一番おすすめです。この駐車場は24時間開放されているだけでなく、屋根付きの駐車場があるので夏の登山時には車が熱くならずにとても助かります。

奥多摩水と緑のふれあい館裏へ

登山口へは奥多摩水と緑のふれあい館の裏を通り抜けて青梅街道(411号)方面へ進みます。

奥多摩水と緑のふれあい館裏にある橋(歩道橋)

奥多摩水と緑のふれあい館の裏には橋(歩道橋)があり、ここを渡り坂道を下ると青梅街道(411号)に出ます。

水根駐車場(無料)

青梅街道沿いには水根駐車場(無料)もあります。ここへ駐車しても良いのですが、やはり屋根付きの駐車場で、奥多摩湖畔の眺めも見たいので奥多摩水と緑のふれあい館駐車場のほうに止めたいものです。

青梅街道(411号線)から登山口へ向かう道の入口

青梅街道を渡ると左に登山口への道があります。「むかし道入口」などいろいろと案内板が建っています。

入口にある案内板

その中に「六ツ石山・鷹ノ巣山登山口」と書かれた案内板もあります。

登山口への道

ここの入口から20分弱はこの舗装道路上を上って行きます。

水根林道入口

ちょっと上ると道が分岐しています。ここをまっすぐに進むと水根沢林道に入ります。こちらからも六ツ石山へ行けるのですが、道幅の狭い崖沿いの林道を通るのであまりおすすめできません。

正規の登山口はここを右に曲がります。

水根増圧ポンプ所

「東京都水道局 水根増圧ポンプ所」と書かれた場所が目印です。ここを右に曲がりさらに舗装道路上を上っていきます。

水根林道入口にある案内板

壁には「六ツ石山」の案内板もあります。

登山口への道の途中にある見晴らしの良い場所からみた奥多摩湖

途中で右側が開けた場所に出ます。そこからは奥多摩湖や三頭山を眺めることができます。

御前山と奥多摩湖

左を見ると御前山の山頂も見えます。御前山も奥多摩水と緑のふれあい館駐車場に車を止めて登ることができます。写真下のダムの上を歩き、その先の尾根上をひたすら登って御前山山頂へ行くのですが、見てお分かりの通り結構傾斜のきついところがあり、案外登るのが大変な山です。

登山口

駐車場から20分ちょっとで登山口に到着します。この白い手すりのあるところが登山口です。

登山口にある「六ツ石山」と書かれた案内板

白い手すりの奥に「六ツ石山」と書かれた案内板があります。ここを左へ曲がると民家のすぐ横を登山道が通っています。できるだけ静かに通り抜けるようにしましょう。

登山口から六ツ石山山頂へ(所要時間:2時間7分)

登山道

民家の横を通り抜けると次第に植林の森の中へと登山道が入っていきますが、傾斜はいきなりきつめです。このきつめの上り傾斜がほぼ山頂まで続きます。

登山道にある「六ツ石山」と書かれた案内板

登山道は不明瞭なところはほとんどなく道を間違えることはなさそうです。そのためか案内板が少なめで山頂まで3~4個ほどしかありません。

登山道横の急斜面にある神社の赤い鳥居

きつい登りの登山道を息を切らせて登っていると急斜面に真っ赤な鳥居が見えてきます。ここが産土(うぶすな)神社と呼ばれる神社のようですが、よくもまあこんな急傾斜地に建てたものかと感心してしまいます。

産土(うぶすな)神社の由来の書かれた解説板

水根 産土(うぶすな)神社

一般に「うぶすなさま」として親しまれ、江戸時代から地元住民の崇敬の表徴です。古事記に「山の神、那覇大山津見神」日本書紀に「山の神などを山祇と号す」伊予風土記には「大山積神」と文字は異なるが、すべて「山の神」「土地の神」として林業、鉱山、農業の神として信仰をあつめてきました。

当社は山の安全、土地の平安を司どるこの大山祇命を主神とし、脇宮に愛宕神(防火)、稲荷神(豊作)、金山彦社(山の資源)、疱瘡神(疫病除け)の四神も合祀されています。

上から急斜面を見下ろした写真

神社付近から下を見下ろすといかに傾斜が急なのかがよくわかります。

植林の中の登山道

神社の先からは登山道は直登ではなくつづら折りになりますが、それでも登り傾斜はけっこうきついものがあります。

植林と自然林の混在した登山道

しばらく歩くと登山道は植林の森から自然林の混在した森へと変わってきます。

傾斜が緩む場所の広場

駐車場から1時間ちょっと歩くとやっと登り傾斜が一旦緩くなり、平らな広場のような場所に到着します。ただそこにはベンチなど座って休憩できるようなものは一切ありません。

登山道沿いにある小さな祠

平らな場所から10分ほど登ると登山道沿いに小さな祠(ほこら)が見えてきます。この祠が何のためにここに建立されたのかはわかりませんが、地元の人々の信仰の深さがうかがえます。

再び始まる急傾斜の登山道

駐車場から1時間半以上歩いているのですが、未だに傾斜は緩みません。急斜面でも道がもうちょっとジグザグであればいいのですが、直登に近いのでかかとが痛くなり始めてしまいました。

尾根上にある案内板

久しぶりに案内板を見ました。ちゃんと「六ツ石山」と書かれていてちょっと安心しました。

日当たりの良い登山道

案内板の指す方向をみると、そこだけ木が生えておらず日当たりが良くなっています。この斜面を上まで登ってからやや右に進みます。

下山時にこのあたりで何かを採集している二人組の御婦人がいたので声をかけてみると、ワラビを取っているとのことでした。

このあたりにワラビが自生しているので毎年この時期に取りに来ると言っていました。

しかし、下からここまで登ってくるだけで2時間近くかかります。それほど取れたての山菜はおいしいのでしょうか。

大きな葉の植物の群生地帯

ここにはこのような大きな葉を持った植物が群生していました。植物の名前はわからないのですが、茎の根元のほうが赤みがかっていました。

尾根上の気持ちの良い登山道

斜面を登り切り右へ曲がると傾斜は緩くなります。尾根筋に出たようで日当たりはかなり良くなっています。

赤いツツジの咲く登山道

赤い花をつけたツツジが所どころに咲いていました。

明るい空が広がる山頂

ふと先を見ると森から抜けて完全に空が見える場所があるのに気づきました。やっと山頂に到着のようです。

六ツ石山山頂に到着!

広いスペースが広がる六ツ石山の山頂

奥多摩水と緑のふれあい館駐車場から2時間半ほどで六ツ石山の山頂に到着しました。山頂はある程度のスペースがあり明るく日当たりは良いのですが、まわりの樹木が成長してしまい見晴らしは良くありません。

六ツ石山山頂

山頂には石造りの山名板が建っています。この山名板は2018年あたりから順次建て替えられているようです。木製の山名板は風雨にさらされると痛んでしまうため定期的に交換が必要ですが、これであれば長期間交換の必要はなさそうです。

六ツ石山の山頂にある三等三角点

六ツ石山の山頂には三等三角点がありました。標高は1,478.8mです。

6月上旬、標高が1,400m以上あるのですが、山頂には小さな虫がたくさんいて顔のまわりを飛び回りちょっと嫌な気分になりました。

山頂名の刻まれた立派な石板の建つ六ツ石山山頂

六ツ石山の山頂はそれなりのスペースはあるのですが、ベンチなどは一切ありません。座って休憩するには何か敷物があったほうが良さそうです。

背の低い樹木の先に見える大菩薩嶺

六ツ石山の山頂からは南西方面が唯一眺められるのですが、今回山座同定できたのは大菩薩嶺と鷹ノ巣山だけでした。

木々の間に見える鷹ノ巣山

こちらが鷹ノ巣山です。前回はここから鷹ノ巣山まで行き、それから倉戸山経由で下山して奥多摩水と緑のふれあい館駐車場へ戻ったのですが、今回はそんな体力は全然残っていませんでした。

まとめ

奥多摩水と緑のふれあい館駐車場を起点とした六ツ石山の往復ルートは、上りが急傾斜の直登でかなりきついのですが、ふだんよりもかなりゆっくりしたペースで登っても2時間半前後で到着します。

一方下りに要した時間はというと1時間半ちょっとでした。距離が短い割に時間が掛ったのは、急傾斜過ぎてスピードが出せないからです。

石や階段などの段差のある下りであれば、ピョンピョンと飛び降りるように下れるのですが、斜めの滑りやすい斜面の下り坂なのでテンポよく下ると滑って転んでしまうのです。

実は今回の登山で、下山時に一度転んでしまいました。大事には至らなかったのですがかなり痛い思いをしました。

運が悪ければ転んだ先が崖だったり、大きな岩に体を打ち付けたりしてもおかしくはありません。今回は、たまたま大怪我にならなかっただけだと肝に銘じています。

最近、高齢者ドライバーの事故が多くなっていますが、自分は大丈夫と思っている人が大事故を引き起こしているようです。

私もあと数年で60歳。

間違いなく運動神経や反射神経は衰えていることを自覚し、自分の運動能力は自分が思っている以上に低下していると自分に言い聞かせて無理のないルートや行程を考えていこうと思っています。

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