笠山~堂平山

堂平山 埼玉県
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笠山、堂平山の基本情報

堂平山山頂

ほぼ360度の展望が楽しめる堂平山は、見晴らしの良さにおいては埼玉県内でも間違いなくトップクラスです。

標高もそれほど高くないため、空気が乾燥し、遠くの山まで見渡せるようになる冬でも登れる貴重な山です。

特に晩秋から早春にかけてがおすすめのシーズンです。

山名①笠山(かさやま)(東峰)、②笠山(かさやま)(西峰)、③堂平山(どうだいらやま)
標高①笠山(東峰):842m、②笠山(西峰):837m、③堂平山:876m
場所①、②:埼玉県比企郡小川町腰越、③埼玉県比企郡ときがわ町大野
駐車場ヤマメの里公園駐車場
備考 

駐車場情報

ヤマメの里公園駐車場

24時間無料で利用可能な便利な駐車場です。笠山の登山口のすぐ近くにあります。トイレは、川の向かい側にある公園内にあります。

料金無料
駐車可能台数約20台
最終確認日2023年10月23日(月)
備考 

笠山~堂平山の登山ルート情報

出発地点ヤマメの里公園駐車場
所要時間 4時間52分
登山ルート ヤマメの里公園駐車場~笠山(西峰)~笠山(東峰)~笠山(西峰)~七重峠~堂平山~白石峠~白石車庫~ヤマメの里公園駐車場

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

  • 駐車場の川の向い側にある公園内にあります。公園の入口まで車で侵入可能で、駐車スペースもあります。
  • 大霧山へ登る際に車を止める駐車スペースにも観光者用のトイレがあります。ヤマメの里駐車場から車で3分ほど戻った「橋場」という標識が信号に表示されているところです。
  • 堂平山山頂付近にあります。
  • 白石車庫の車道を左へ行ったところにあります。

橋場交差点にある観光トイレ

橋場交差点にある観光トイレ

白石車庫の左にある公衆トイレ

白石車庫横にある公衆トイレ

コンビニ情報

駐車場の近くにはコンビニは一切ありません。途中の小川町あたりが最後のコンビニになります。

立ち寄り湯

玉川温泉アルカリ性単純泉の天然温泉で循環式のようです。館内の施設は、内風呂、露天風呂、木の図書室や屋外テラスなどでゆったりとくつろぐことができます。料金は、曜日と時間によって違いがあり、420円~850円程度です。◇ 玉川温泉の公式サイトはこちら → こちら

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笠山~堂平山の登山記録

山行日2018年11月23日(金)
山行形態単独
天候快晴

ヤマメの里公園駐車場は24時間出入り可能な無料の駐車場で、週末には朝の8時前にもかかわらず10台前後の車が既に止まっていました。

ここが笠山の登山口で、駐車場の斜め向かい側にあります。

すぐに民家の敷地内に入ってしまったように感じますが、車庫の右横に通り抜けられる細い道があります。ここを通り抜けるとすぐに階段があり、車道に出ます。

車道に出たら次の案内板が出てくるまで車道上を歩いて上っていきます。道なりに歩くと白いプラスチックの板の案内板が出て来ます。この道はジグザグになった車道をショートカットして登って行く道で、何度か繰り返されます。

もちろんショートカットの道ではなく車道上をずっと歩いていくこともできますが、ちょっと遠回りになります。

ここが2回目のショートカット入口です。ここも車道上を歩いてもいいのですが、右の登山道を登れば200mほどショートカットできます。

2度ショートカットをしたあとは、ずっと車道上を歩きます。駐車場から25分ほどで坂道を登り切ります。そこには屋根付きの休憩舎があります。

ここには「笠山・堂平山」と書かれた案内板が設置されています。ここが車道上のピークで右へ進み、すぐに左へ下っていきます。この屋根付きの休憩舎のすぐ先の右側にには公衆トイレがあります。

休憩舎を右へ進み、すぐに左へ下っていきます。ここにも案内板が設置されています。

下り坂を下るとすぐに分岐がありますが、ここは直進します。ここがグーグルマップにも記載されている「萩平丁字路」です。

手作り感満載の案内板ですが、ここでは「外秩父七峰縦走ハイキングコース」の矢印通り、直進します。

萩平丁字路から80mほど進むと笠山の登山口が見えてきます。ここから笠山までは、3回ほど林道を横切ります。

登山道から林道へ出るところにもしっかりと案内板が立てられています。

右を見ると登山道入り口に案内板があるのが分かります。そこからまた登山道へ入っていきます。

しばらく森の中の登山道を道なりに進むと、再び林道に合流します。今度は白いガードレールの間を抜けて林道に出るようです。

ここはもう舗装されていない林道です。右を見るとこの林道についての解説板が立っていて、そこが登山口になっています。

登山道入り口には、しっかりと案内板があるので初めて登る人も不安なく登山を楽しめます。

11月の下旬だったので、自然林の中は紅葉が美しく立ち止まって眺めていたくなります。

やはり晴れた日の紅葉は本当に見ていて飽きません。低山の登山も捨てたものではありません。

ここが3回目の林道横断の場所です。ここにも林道に関する解説板が立っています。ここから笠山の山頂までは約30分です。

笠山は双耳峰で西峰と東峰があります

ここが笠山の西峰です。北の方角が開けていて、群馬県の赤城山や栃木県の男体山そして茨城県の筑波山なども気象条件が整えば見渡すことができます。

山頂はある程度の広さはありますが、ベンチ等は一切ありません。ヤマメの里公園駐車場から笠山山頂までは1時間半ほどで到着しました。

笠山に到着!

笠山は双耳峰でネコの耳のように2つのピークがあります。こちらが西峰で標高が837mです。この先2~3分のところに東峰があり、そちらは神社が立っていて展望はまったくありません。

笠山の西峰からは赤城山が良く見えます。赤城山の紅葉は本当に素晴らしいので近いうちにまた行ってみようと思います。

ここが笠山の東峰です。ここには笠山神社があり、創建後、何度か焼失しているのですが、明治時代に再建されたもののようです。また春と秋には地元の方々によって祭典が催されているようで、今日がちょうど秋の祭典でした。

笠山の東峰には石でできた銘板があり、標高は842mと記されています。

笠山の東峰から堂平山へは、笠山の西峰に戻り、その先を左に下っていきます。

笠山から12~3分下ると林道に合流します。ここでは林道上をそのまま直進して進みます。

「笠山峠」方面へ進みます。するとすぐに登山道の入口が出て来ます。

ここが登山道の入口で、右の急な坂道を上っていきます。

10分ほどで登山道から再び林道へ合流します。ここが笠山峠です。

こちらが堂平山へ向かう登山道入り口です。

ここ笠山峠からは東京方面の眺めを楽しめます。真正面が東京方面で、双眼鏡があればスカイツリーや高層ビル群が良く見えます。

コンパクトカメラでもズームすれば東京の高層ビル群をくっきりと撮影できます。

笠山峠から堂平山への登山道は植林の森もあれば、自然林の森もありますが、自然林の森は落葉で登山道が不明瞭になりがちです。

笠山峠から10分ちょっと歩くと、正面が開けてロープの張られた場所が見えてきます。そこは堂平山のパラグライダースクールの敷地で、広い芝生の広場になっていて眺めは最高です。

週末にはここからパラグライダーが大空に飛び立っていきます。

ロープづたいに進むと旧国立天文台の前に出ます。ここを案内板に従って右へ進むと堂平山の山頂です。

フェンスには案内板が貼られていて、「トイレ・水道」は左、「堂平山山頂」は右と記されています。ちなみにこの旧国立天文台の建物は、不定期ながら軽食などが食べられるお店になっています。

堂平山の山頂はほぼ360度の展望が広がります

笠山峠から30分ほどで堂平山の山頂に到着します。山頂は工事中なのか何やら棒が建てられていて山頂の中央部分には板が敷かれていました。もしかしたら立派な山頂名の入ったものでも立てられるのかも・・・。

三角点は山頂の中央部分にありましたが、ここまでしっかりと地面に埋まっているのも珍しい感じがしました。きっとまわりの芝が土が雨風で飛ばされるのを防いでくれたのではないでしょうか。低山ならではの光景です。

こちらが東京方面です。肉眼ではスカイツリーや都内の高層ビル群までよく見えました。

東京方面から視線を左へ移すと茨城県の筑波山が良く見えました。関東平野にポツンとそびえる独立峰なのですぐにわかります。この山の山頂からの展望を素晴らしいものがあります。

反対側の眺めはこんな感じで、群馬県の榛名山や水沢山がまじかに見えます。群馬県は意外と近いのだなあと感じてしまいます。

榛名山から左へ視線を移すと浅間山が見えます。

手前には大霧山と彩の国ふれあい牧場が良く見えます。先週は大霧山へ登ったあとで彩の国ふれあい牧場を散策したので、全景を見渡せてよかったです。

空を見上げると山頂の横から飛び立ったパラグライダーが音もなく頭上を飛んでいました。高所恐怖症の私は見ているだけで腰がジンジン痺れてきます。

さて、山頂で十分に展望を楽しんだら剣ヶ峰を経由して白石峠まで向かいます。下山ルートは山頂を通り越した反対側になります。

道なりに下っていくと車道と合流します。ここからは車道上を歩いたり右の登山道へ入っていったりを繰り返します。

ここは車道でも右へ入っていってもOKです。奥のアンテナの先ですぐに車道と合流します。

ここも車道を歩いても右の急な坂を登っても大して差はありませんが、体力があるのなら右の坂を登ると良いでしょう。

てっぺんにはNHKの無線中継所の建物が建っています。ここは建物の左側を通り抜けていきます。

下り坂では舗装道路は左へ下っていきますが、右の登山道を下ったほうが近道なので直進します。

ふたたび舗装道路と合流しますので、道なりに進んでいきます。

ここが剣ヶ峰の入口です。ここを左の車道上を歩くとちょっと遠回りになるので、右の坂道を上っていきます。

案内板には「剣ヶ峰山頂へ」と書かれています。ちょっと急坂ですが、頑張って登り切りましょう。

剣ヶ峰の山頂にもアンテナが建っていて休憩できるようなスペースもありません。ただ、よくわからない石碑がアンテナのフェンスの横に立っているだけです。

これが剣ヶ峰の山頂に立つアンテナです。これは国土交通省の無線中継所のようです。

剣ヶ峰山頂から右に曲がり、白石峠へ向けて下ります。

途中で砂利の敷かれた林道を横切ります。林道の向かい側にも案内板があります。

しばらく道なりに下っていくと車道と合流します。ここが白石峠です。剣ヶ峰からは10分ほどで到着します。堂平山の山頂からは30分弱で到着しました。

白石峠には屋根付きの休憩舎があるのでそこで座って足を休めることができます。ここからは白石車庫を経由して駐車場へ戻ります。

白石峠から白石車庫へ細い登山道を下っていくと、舗装道路と合流します。ここを左へ曲がり舗装道路上を道なりに下っていきます。

白石峠から35分ほどで白石車庫に到着します。ここはイーグルバスのターミナルになっているのでバスの時間が合えば、バスに乗って駐車場まで戻ることができます。

しかしバスの本数は、平日で7本、週末で8本となかなか時間は合いそうにありません。当然今回も歩いて駐車場までもどることになりました。

トイレはバスターミナルの先の車道を左へ曲がった先にあります。白石車庫からヤマメの里公園駐車場までは歩いて35分でした。

まとめ

今回のコースの一番の見どころはやはり堂平山からの展望でしょう。東京方面のみならず、群馬県や栃木県そして茨城県の山々まで見渡せる場所はそれほど多くはありません。

さらに標高は800m台と低いので初心者の方も安心してのぼれますし、寒い冬でも雪が積もらない限り、誰でも歩くことができます。

特に空気が乾燥し澄み切る冬は遠くの山までくっきりと見渡せることが多いのでおすすめです。

ただ堂平山の山頂は芝生に覆われているためベンチ等は設置されていません。秋から冬にかけては朝露などで地面が濡れていることがあるので、山頂でランチなどを楽しまれる場合には、敷物を持参したほうが良いでしょう。

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