スカリ山(鎌北湖発)

スカリ山の山頂風景 埼玉県
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スカリ山の基本情報

スカリ山の山頂風景

スカリ山は、標高が434.9mと低山ながら見晴らしはなかなかのものがあります。

特に空気が乾燥する冬は遠くまで見通すことができるのでおすすめです。

ただ見える方角は東方向のみです。山頂の左手には秩父の武甲山をはじめ越上山、関八州見晴台、正面には日光の男体山や茨城県の筑波山まで見通せます。

山名 スカリ山(すかりやま)
標高 434.9m
場所 埼玉県入間郡毛呂山町
駐車場 鎌北湖第一駐車場(無料)、鎌北湖第二駐車場(無料)
備考

駐車場情報

鎌北湖第一駐車場

鎌北湖第一駐車場

24時間利用可能の管理された便利な駐車場で敷地内にきれいな公衆トイレもあり、とても便利です。

この駐車場の利用者の多くは、鎌北湖の釣り客なので早朝から人の出入りが多く車上荒らしなどの心配もなさそうです。

位置 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金 無料
駐車可能台数 約40台
最終確認日 2023年3月20日(月)
備考

鎌北湖第二駐車場

鎌北湖第二駐車場

この駐車場は今回の登山ルート上にあるのでこちらに車を止めることも可能ですが、平日はご覧の通りガラガラでひと気が全くありません。長時間の駐車はちょっと不安が残ります。

週末や祝祭日の利用客が多い日にしたほうが良さそうです。

位置 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金 無料
駐車可能台数 約30台
最終確認日 2022年3月5日
備考

登山ルート情報

スカリ山~鎌北湖周回ルート

この周回コースは1周2時間かからない初心者コースです。運動不足の気になる中高年の方にもちょうど良いコースではないでしょうか。

スカリ山がメインのコースですが、山頂からの眺めは想像以上です。特に冬の寒い時期には遠く栃木県の男体山や茨城県の筑波山などが正面に見えるのでおすすめです。

出発地点 鎌北湖第一駐車場
所要時間 1時間46分
登山ルート 鎌北湖第一駐車場~北向地蔵~スカリ山~鎌北湖第二駐車場~鎌北湖~鎌北湖第一駐車場

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

今回紹介している登山ルート上にある公衆トイレは以下の2ケ所です。

鎌北湖第一駐車場内の公衆トイレ

鎌北湖第一駐車場内の公衆トイレ

24時間利用できる男女別のきれいに管理された公衆トイレです。

鎌北湖第二駐車場横の公衆トイレ

鎌北湖第二駐車場横の公衆トイレ

外観は時代遅れの古めかしい作りですが、中はリフォームされ便座も洋式の水洗トイレになっていました。嫌な臭いもなく気持ちよく使えるトイレに変わっています。

コンビニ情報

駐車場付近にはコンビニ等は一切ありません。

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スカリ山の登山記録

山行日 2019年3月14日(木)
山行形態 単独
天候 晴れ

鎌北湖第一駐車場

青い矢印ここが今回の起点に選んだ鎌北湖第一駐車場です。3月のまだ寒さが残る平日でも多くの人が釣りを楽しむために来ています。

鎌北湖レイクビューホステル

赤い上向き矢印の画像まずは北向地蔵を目指します。駐車場から左へ進むとすぐに白い建物が見えてきます。これは鎌北湖レイクビューホステルという宿泊可能な施設です。

奥武蔵自然歩道の解説板

奥武蔵自然歩道

奥武蔵自然歩道は、誰もが自分の足でゆっくりと歩きながら、四季を通じて美しい自然をしみじみ味わうことができるように作られました。

新緑のスギ・ヒノキ林、武蔵野の詩情を残す雑木林と高麗川の清流、山向に広がる田園風景と史跡、平野を一望する広大な展望など変化に富んだコースで、誰でも気軽に美しい自然が探勝できます。

巾着田、高指山には休憩所があり、またコースに沿って解説板が設けられています。

飯能市天覧山をスタートに、日高市の高麗峠、巾着田、日和田山、高指山から毛呂山町の物見山を越え、鎌北湖までの約11kmのコースです。

北向地蔵への登山口

青い矢印案内板は倒れてしまっていますが、ここが北向地蔵方面への登山口です。すぐに森の中へ入り、車道と合流するまで20分弱ほど緩やかな登り坂を歩きます。

車道と合流

赤い上向き矢印の画像案内板が見えてきたらその先が車道(舗装道路)です。案内板には「巾着田」と書かれています。北向地蔵へはこの「巾着田」方面へ進みます。

再び登山道へ

青い矢印北向地蔵へは舗装された道を横断し、向かい側の坂道を上っていきます。左側に案内版(ポール)が立っていて、そこには「北向地蔵」の表示があります。

筑波山が見えるビューポイント

赤い上向き矢印の画像20mほど坂道を進むと右側が開けてきます。高圧電線が気になりますが、寒い冬には真正面に茨城県の筑波山が見える日もあります。

北向地蔵で休憩しよう

北向地蔵

青い矢印駐車場から30分ほどで最初のチェックポイントの北向地蔵に到着します。ここにはベンチがいくつか置かれているので座って休憩することができます。

お知らせベンチに座って足の疲れをとれる最初の休憩ポイントです。

スカリ山登山口

赤い上向き矢印の画像北向地蔵から車道を10分ほど歩くと右側に案内板が見えてきます。ここがスカリ山への登山口です。

スカリ山登山口にある案内板

青い矢印登山口にはしっかり「スカリ山」の表示があります。ここから小さなアップダウンを数回繰り返してスカリ山の山頂に到着しますが、右側にある分岐を見落とさないようにしましょう。

登山道をずっと直進しているとスカリ山の山頂を通り過ぎてしまいます。右に登れる道があれば右の道を選択すると間違いありません。ここには案内板は一切ありません。

[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]直進はすべてまき道。右の分岐を見落とさないよう注意![/st-cmemo]

スカリ山山頂に到着

スカリ山の山頂風景

赤い上向き矢印の画像北向地蔵から20分足らずでスカリ山の山頂に到着します。山頂には丸太で作ったベンチがいくつか置かれてるので座って休憩することができますが、山頂はあまり広くなく畳八畳分くらいの広さです。

お知らせここが北向地蔵の次にベンチのある休憩スポットです。

スカリ山山頂にある四等三角点

青い矢印スカリ山の山頂には四等三角点が置かれています。三角点があると無名の山でも国土地理院のサイトで標高が調べられるので助かります。

国土地理院の地図では434.9mと記載されていますが、サイトの基準点詳細の欄には、434.88mと書かれていました。1cm単位まで測っているのですね。

ちなみにこの基準点名は、「スカリ山」ではなくて「鎌北」でした。また5万分の1地形図名は「川越」と書かれています。白地図を買う場合には「川越」と言えばすぐに購入できるということです。

国土地理院のサイトもうまく利用できれば便利なものですね。

スカリ山山頂から見える武甲山

赤い上向き矢印の画像スカリ山の山頂の左側を見ると秩父の武甲山が見えます。武甲山から左に見えるのが小持山、大持山を経由して有馬山へ伸びる尾根です。

スカリ山山頂から見える越上山と関八州見晴台

青い矢印武甲山の右を見ると手前に越上山そして奥には関八州見晴台が見えます。

スカリ山山頂から見える街並み

赤い上向き矢印の画像正面は坂戸市方面の関東平野が一望できます。冬の寒い時期であれば正面に茨城県の筑波山が、そしてその左側には日光の男体山をはじめとする山々まで見渡すことができます。

鎌北湖へ下山する道との分岐

青い矢印山頂から鎌北湖を経由して駐車場へ戻るには、スカリ山の山頂を通り過ぎるかたちで下山します。道なりに細い登山道を10分弱ほど歩くと案内板のある分岐に到着します。

そこを「鎌北湖」方面へ右に下っていきます。

下山ルートの様子

赤い上向き矢印の画像鎌北湖へ下る登山道は明瞭で危険な場所はありません。

下山ルートの林道

青い矢印分岐から10分ほど登山道を下ると砂利の敷かれた車が通れるほどの林道と合流します。ここを右へ進み、道なりに緩やか下り坂を歩いて行きます。

舗装道路と合流

赤い上向き矢印の画像しばらく歩いていると民家が見えてきて、道が砂利道から舗装道路へと変わります。ここから駐車場まではずっと舗装道路歩きになります。

鎌北湖第二駐車場前で合流

青い矢印さらに道なりに舗装道路を歩いていると正面に鎌北湖第二駐車場が見えてきます。この右に外観は古めかしいけれども改修されたきれいな公衆トイレがあります。

ここを左へ曲がり道なりに進むと鎌北湖沿いを歩くようになります。

鎌北湖に到着

鎌北湖の風景

赤い上向き矢印の画像スカリ山の山頂から50分弱くらいで鎌北湖のボート乗り場のある場所に到着します。3月の平日なのでまだボートは営業していませんでした。

鎌北湖の堤防上にあるベンチ

青い矢印ボート乗り場の前の土手には長いベンチ上になっていて鎌北湖を眺めながら座って休憩できるようになっています。駐車場へはここから3分ほど歩くと到着します。

まとめ

パソコンで記事を書く青年のイラストこのコースは周回コースながら、2時間以内で歩ける超初心者コースです。

それでも山頂からの眺めは素晴らしく、山に登った感を満たしてくれる数少ないコースです。

また、岩場や鎖場、ロープを使って斜面をよじ登るようなところもないので、中高年の登山者が一人で登山をしても安全に無理なく登山を楽しむことができるでしょう。

鎌北湖の周りには、スカリ山のほかにユガテ、物見山、鼻曲山、越上山などがあります。体力に自信が出てきたら、これらの場所を自分なりに結びつけ、自由に歩く時間を調整することができるようになります。

そうすれば自分で2時間のコース、3時間のコース、4時間を超えるコースなど自由に組むことができ、オリジナルのコースを楽しめるようになるでしょう。

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