目次
関八州見晴台の基本情報
関八州見晴台の山頂からは、日本百名山の両神山をはじめ、武甲山、大持山、子持山などの秩父から名栗の山々を見渡せます。また南側は東京都内の高層ビル群をはじめ、東京の大岳山や御前山その奥に神奈川県の丹沢の山並みも見ることができます。
山名 | 関八州見晴台(かんはっしゅうみはらしだい) |
標高 | 771.1m |
場所 | 埼玉県飯能市 |
駐車場 | 黒山三滝無料駐車場(無料)、町営無料駐車場(無料) |
備考 |
駐車場情報
黒山三滝無料駐車場
ここが登山口に一番近い町営の無料駐車場ですが、週末はすぐに満車になってしまいます。ちょっと到着が遅れた場合には、下の町営無料駐車場2へ戻りましょう。
位置 | 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。 |
料金 | 無料 |
駐車可能台数 | 約20台 |
最終確認日 | 2021年3月10日 |
備考 |
町営無料駐車場
ここも町営の無料駐車場です。駐車場地内は未舗装で区画線もないので端から並べて駐車していくようにしましょう。
位置 | 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。 |
料金 | 無料 |
駐車可能台数 | 約15台 |
最終確認日 | 2021年3月10日 |
備考 |
登山ルート情報
役の行者(大平山)経由ルート
出発地点 | 町営無料駐車場1 |
所要時間 | 3時間47分 |
登山ルート | 町営無料駐車場1~黒山三滝~日照水~花立松峠~関八州見晴台~花立松峠~傘杉峠~役の行者(大平山)~町営無料駐車場1 |
トイレ、コンビニ情報
トイレ情報
- 町営駐車場1の手前に男女別の観光トイレがあります。
- 町営駐車場1から黒山三滝へ進むと男女共用の簡易トイレがあります。
- 黒山三滝手前の土産物店の前に簡易トイレがあります。
コンビニ情報
駐車場の近くにはありません。八高線沿いを走っているうちに立ち寄っておきましょう。
山と高原地図(旺文社)
関八州見晴台の山頂は、山座同定の練習にはもってこいの場所です。山頂には山のイラストと山名の書かれたパネルが設置されているので、地図とコンパスで特定した山と合っているか答え合わせができます。
最新の地図とコンパスを持って山座同定の練習に出かけましょう!
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関八州見晴台(役の行者経由)の登山記録
山行日 | 2018年1月10日(水) |
山行形態 | 単独 |
天候 | 晴れ |
ここが黒山三滝に一番近い駐車場です。平日なので朝8時前の駐車場はガラガラでした。また1月の朝は、駐車場にも陽が差し込まないので、恐ろしい寒さです。
駐車場の手前に男女別の公衆トイレがあります。水洗ではありませんが、観光地なので適度に管理されています。
駐車場から5分も歩くと天狗滝の看板が出て来ます。小さな橋を渡り遊歩道を登っていくと、一番奥に天狗滝があります。
真冬なのに今年は水量が多く、滝入り口でも水の音が大きく響いていました。
天狗滝は水の浸食のせいなのか割れ目の奥に隠れてしまい、上のほうしか見えなくなっています。登山ルートは遊歩道を戻ってもいいのですが、ちょっと戻った右側に階段があるのでそこを登り、屋根付きの休憩舎の先を右に下ると黒山三滝の手前の土産物店の横に出ます。
みやげ物店を通り抜けた先が黒山三滝です。登山ルートは下の赤い橋を渡って傘杉峠へ出てもいいのですが、今回は
「黒山三滝」の看板の裏の階段を登り日照水経由で関八州見晴台を目指します。
黒山三滝
越生町黒山
越辺川源流域に、秩父中・古生層の断層に形成された上下二段の男滝(おだき)(落差十一、二m)と女滝(めだき)(落差四、五m)、下流の天狗滝(落差十三、六m)を総称して黒山三滝と呼ぶ。
黒山は古くから修験の霊場としての歴史がある。室町時代の応永五年(1398年)、栄円(えいえん)は山本坊を開き、熊野神社を本宮、男滝を那智社、天狗滝を新宮に見立て、関東の修験道の拠点とした。
江戸時代初期に西戸(さいど)村(現毛呂山町)に本拠を遷した後も「越生山本坊」と称し、京都聖護院を本山とする「本山派修験二十七先達」の一つとして百五十もの配下を治めていた。
天狗滝奥の大平山(おおひらさん)には山本坊栄円の墓、修験道の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)(役小角)(えんのおづぬ)の石像が祀られている。
幕末期には津久根村(現越生町大字津久根)出身で新吉原で成功を収めた新井宗秀こと尾張屋三平によって江戸市中に紹介され、明治になって鉱泉が発見されると県内有数の観光地として知られるようになった。
昭和二十五年には日本観光地百選、瀑布の部で第九位に選ばれている。
当地周辺は、シダ植物をはじめとする暖地性植物の宝庫として知られており、アオネカズラの北限の自生地として埼玉県指定天然記念物「黒山の特殊植物群落」に指定されている。平成二十五年三月
越生町教育委員会
黒山三滝の看板の裏の階段を登り、屋根付きの休憩舎を通り抜け、左の小さな階段を登り、さらに道が不明瞭な岩場を登ると、広めの登山道に出ます。そこを左へ進みすぐに右斜面の根っこが露出したところを登っていくと下の案内板のある車道に出ます。
この車道を左へ進み、日照水まで車道を歩きます。
下が日照水という場所で水場になっています。水は登山道のずっと奥の水が湧き出しているところからホースでここまで水を引いているのでおいしい水です。
24時間無料で利用できるので、車で大きなタンクをいくつも持ってきて自宅に持ち帰る人もいるようです。
林道から筑波山(茨城県)の眺めを楽しもう!
日照水からは登山道でしばらくは森の中を歩きます。日照水から約25分でまた車道に出ますが、そこからは越生町の街並みだけでなく遠く筑波山まで見通せます。
特に冬の晴れて空気が乾燥した日にはこのように真正面に筑波山が眺められます。関八州見晴台の山頂からは木が邪魔をして下の写真のようにすっきりと全景を見ることはできません。
筑波山の眺めはここで楽しみましょう。
筑波山の眺めを楽しんだら、車道を左へ進みます。道が交差したところが花立松峠です。関八州見晴台へはここを大きく右へ曲がり、車道づたいに歩きます。
車道を100mほど進むと右に登山口の案内板が出て来ます。車道を真っすぐに進んでも良いのですが、この道は下山時に通るので、右の登山道へ進むことにします。