日光白根山の基本情報
日光白根山のおすすめのシーズンは晩夏から初秋にかけての紅葉の時期です。
白根山の噴火口に溜まった五色沼のコバルトブルーの素晴らしい色とその周りの木々の紅葉を1枚の写真に収められた時の喜びは何ともいえないものがあります。
また山頂だけでなく、噴火口のまわりを必ずぐるっと一周してください。山頂からは味わえない素晴らしい眺めがあることに気づくでしょう。
山名 | 日光白根山(にっこうしらねさん) |
標高 | 2,578m |
場所 | 群馬県利根郡片品村 |
駐車場 | 菅沼登山口駐車場(有料) |
備考 |
駐車場情報
菅沼登山口駐車場
以前は無料だったのですが、いつのまにか有料になっていました。
位置 | 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。 |
料金 | 有料(1,000円/日) |
駐車可能台数 | 約70台 |
最終確認日 | 2006年9月30日 |
備考 |
登山ルート情報
菅沼登山口~白根山山頂
出発地点 | 菅沼登山口駐車場 |
所要時間 | 6時間57分 |
登山ルート | 菅沼登山口駐車場~弥陀ケ池~白根山山頂~前白根山~弥陀ケ池~菅沼登山口駐車場 |
テント場情報
日光湯元スキー場
日光湯元温泉街のすぐ横にあるスキー場のゲレンデを利用したテント場(キャンプ場)なので、とても便利ですし、安心してテント泊ができるので初心者の方にはピッタリのテント場です。
屋根付きの炊事場がゲレンデ内にあるので、水の心配もありません。トイレはゲレンデから50mほど先の温泉街にあり、街灯もあるので夜中でも安心してトイレに行くことができます。
翌朝、テントを撤収し車に入れて、必要な荷物だけを背負って白根山へそのまま登れるのでとても便利なテントサイトです。下山後は、湯元温泉で白濁した硫黄の臭いがかすかにする素晴らしい温泉で疲れを癒してから帰れます。
開設期間 | 6月下旬~11月 |
料金 | 大人1泊:1,000円 |
申し込み先 | 日光湯元ビジターセンター(場所は、上のグーグルマップで確認) |
備考 | 事前予約は不要。 詳しくは、環境省日光湯本ビジターセンターの公式サイトで確認してください。→ 日光湯本キャンプ場 |
トイレ、コンビニ情報
トイレ情報
菅沼登山口横の茶屋にありますが、朝早い開店前は利用できません。
コンビニ情報
駐車場の近くには一切ありません。沼田方面では片品村にあります。日光方面は、東照宮の近辺にあるだけです。
おすすめおすすめ登山地図
おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(13)日光」です。
日光白根山の登山記録
山行日 | 2006年9月30日(土) |
山行形態 | 単独 |
天候 | 晴れ |
ここが菅沼登山口駐車場です。撮影当時は無料だったのですが、いつのまにか有料になってしまいました。今は普通車で1日1,000円のようです。
駐車場から真っすぐに進むと道が左右に分岐します。白根山へは右へ進み深い森の中へと入っていきます。
まずは弥陀ヶ池を目指して進みます。菅沼からは白根山の北側の斜面を登っていくので、弥陀ヶ池までは日が当たることはありません。そのためずっと薄暗い森の中を歩くことになります。
弥陀ヶ池まで登ると急に森から抜け空が開け、白根山の山頂が正面に見えてきます。9月下旬なので紅葉も少しづつ始まっていました。
弥陀ヶ池を通り過ぎ、右へ進むと杭とロープで歩ける道が制限された登山道が見えてきます。これも自然を守るためにはしかたのないことなのでしょう。
道なりに進むと正面の急斜面へと導かれていきます。この急斜面をロープにつかまったりしながら登っていきます。落石などがあったらひとたまりもありません。慎重に登っていきます。
上まで何とか登り切ったところで後ろを振り返ると、手前に弥陀ヶ池そして奥には菅沼が良く見えます。
上まで登り切ったところは意外と広い台地上になっていて、山頂はどこだろうと一瞬迷います。山頂を示す看板は、大きな石が積み重なったところにあり、人が集まっているのでわかります。
石の積み重なった不安定な場所に看板があるので、近くにいる登山者にお願いして写真を撮ってもらいました。
山頂の看板のある場所を通り過ぎて、東側へちょっと進むとさらに眺めが良くなる場所があります。南側を見ると日光の男体山や中禅寺湖方面が良く見えます。ちょっと逆光になってしまうので写真はきれいには撮れませんが、眺めは最高です。
山頂からは綺麗な水の色をした五色沼が良く見えます。これから先の登山ルートはまず五色沼湖畔まで下り、反対側の外輪山の稜線まで登り返します。
五色沼湖畔まで下ると「前白根山」の案内板が出て来ます。前白根山は外輪山の一角でここからの眺めも素晴らしいのでぜひ登ってみてください。
外輪山の稜線まで登ると白根山の山頂が良く見えます。
ここが前白根山です。ここから五色山までの稜線歩きでは素晴らしい景色が広がります。白根山山頂から五色沼まで下り、そこから前白根山まで30分ちょっと登り返すのでちょっと疲れますが、その後には素晴らしい景色が待っていると思って頑張って登りましょう。
ここが私の一番お気に入りの撮影スポットです。白根山の山頂と五色沼の美しい水の色を1枚の写真に収められます。ただ、コンパクトカメラだったので全体を写すことはできませんでした。
もし白根山と五色沼全体を1枚の写真に収めたいのなら、35mmのコンパクトカメラではなく、18mm前後の一眼レフカメラが必要なのかも知れません。
五色山からは紅葉の始まったばかりの木々と五色沼を撮影できます。あと1週間遅い10月上旬から中旬には、もっと燃えるような紅葉が楽しめたのではないかとちょっと後悔しています。
五色山を過ぎ、反対側へ下ると朝通ってきた弥陀ヶ池に到着します。ここから駐車場方面へ下るとすぐに深い森の中へ入ってしまうので、最後に白根山を目に焼き付けて帰路につくことにします。
まとめ
菅沼登山口駐車場から弥陀ヶ池までは1時間半ほどかかり、この間はずっと北側斜面を登るので薄暗く、景色も一切楽しめる場所はありません。ただ弥陀ヶ池から山頂までは、ずっと空が開けた明るい山歩きを楽しめます。
弥陀ヶ池から山頂までは1時間弱で到着できますが、急斜面があり転倒したら本当に下まで転げ落ちてしまうかも知れません。十分な注意と慎重さが必要とされる場所です。
白根山山頂から前白根山、五色山までの稜線歩きではすばらしい展望が広がるのでゆっくりと歩いて楽しみたいところです。弥陀ヶ池から駐車場までの所要時間は1時間半ほどです。
全行程の所要時間は休憩時間を含めて7時間弱でした。