にゅう

長野県
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にゅうの基本情報

にゅう山頂より白駒池方面の眺め

他の八ヶ岳の名峰とは違い、あまり名前の知られていない山ですが、見どころは案外たくさんあります。

白駒池とその周辺の太古の森、にゅうの山頂からの展望、中山峠や高見石からの見晴しなどそれほど体力を必要とせずに歩けるため、誰でも素晴らしい展望を楽しめます。

山名にゅう
標高2351.9m
場所長野県南佐久郡小海町
駐車場麦草駐車場(無料)
備考

駐車場情報

麦草駐車場

ここは北八ヶ岳へ登るのにも利用できますし、丸山や白駒池や原生林の散策を楽しむ場合にも利用できる便利な駐車場です。しかし麦草峠で無料で駐車できるのはこの駐車場だけなので朝早いうちに駐車しないとすぐにいっぱいになってしまいます。

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位置下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金無料
駐車可能台数約35台
最終確認日2005年8月27日
備考駐車場の敷地内にトイレがあります。

登山ルート情報

麦草峠~にゅう~中山(周回)ルート

出発地点麦草駐車場
所要時間5時間25分
登山ルート麦草駐車場~白駒池~にゅう山頂~中山~高見石~麦草駐車場

山小屋情報

白駒荘

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営業期間4月下旬~11月下旬、12月下旬~3月(冬期営業期間)
料金素泊まり:5,000円~、本館個室(1泊2食):7,600円、新館個室(1泊2食):9,000円、新館大広間(1泊2食):7,600円
予約、問い合わせ090-1549-0605(現地直通衛星携帯電話)、02669-78-2029(自宅)
備考詳細は、公式サイトへ → 白駒荘

青苔荘

営業期間 通年
料金 素泊まり:5,000円~、1泊2食:7,500円~
予約、問合せ 090-1423-2725(現地直通衛星携帯電話)、
0267-88-2082(電話)
備考 詳細は、公式サイトへ → 青苔荘

高見石小屋

営業期間 通年
料金 素泊まり:5,000円、1泊2食:8,300円
予約、問合せ 八ヶ岳ネイチャークラブ(0467-87-0549)
備考 詳細は、オリジナルサイトへ → こちら

テント場情報

白駒の池キャンプ場

白駒池のほとりにある青苔荘(せいたいそう)が管理するキャンプ場(テント場)なので、利用する場合には、青苔荘へ行って、料金を支払います。

営業期間 通年
料金 大人一人(1泊):650円
申し込み 青苔荘
備考 駐車場からは、それほど距離がないので荷物運搬は楽にできます。テント初心者向き。

高見石小屋

営業期間 通年
料金 大人1人:550円
サイト数 10張り
予約、問合せ 八ヶ岳ネイチャークラブ(0467-87-0549)
備考 小屋内で自炊可能。冬期は、暖房費300円が必要。
詳細は、オリジナルサイトへ → こちら

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

麦草駐車場内にあります。

コンビニ情報

駐車場の近くにはありません。

おすすめ登山地図

おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(33)八ヶ岳」です。

にゅうの登山記録

山行日 2005年8月27日(土)
山行形態 単独
天候 晴れ

白駒池の入口にも有料駐車場はありますが、歩くのが目的なのでちょっと離れた無料の駐車場に車を止めて歩くことにしました。駐車場の敷地内にきれいな公衆トイレもあります。

駐車場の敷地内にある案内板に従って森の中を進むと麦草ヒュッテに到着します。ここにも白駒池方面への案内板はきちんと設置されていますので迷わずに歩けます。

「白駒池・丸山・高見石」と書かれている道へ進みます。このあたりは明るく気持ちの良い散策を楽しめます。

ここが丸山方面と白駒池方面の分岐です。今回は白駒池を経由してからにゅうに向かいたいので直進します。

白駒池入口から延びる道と合流します。案内板に従って白駒池方面へ進みます。このあたりは登山者だけでなく一般の観光客も歩けるくらい整備された道で、案内板も至る所に設置されています。

白駒池は紅葉の名所でもあります!

白駒池のまわりを時計回りに歩きます。木道の上を歩いたり、土の上を歩いたりしながしているうちに大きな看板のある場所に到着します。記念撮影には良い場所です。

朝早かったせいか、貸しボートに乗っている人はまだ誰もいませんでしたが、池の真ん中あたりにボートを止めてぼーっとしていたら気持ち良さそうです。

白駒池(標高2,115m)

八ヶ岳火山湖沼中で一番大きく2000m以上の高地にある湖としては日本で最大。標高が高いため11月下旬に全面結氷し、天然リンクとして早くからスケートができることでも有名。

面積11,4Ha、最深8.6m、湖岸線1,350m。

長野県・八千穂村・東信森林管理署

白駒池を半周ほどまわり、にゅう方面へ向かうと森が一気に太古の昔にタイムスリップしたような光景に変わります。大きな岩が完全にコケに覆われるのにどれくらいの時間がかかったのでしょう。

この森を守るために木道とロープでしっかりと人が歩ける場所を制限しています。木道以外の場所に降りないよう注意して歩きます。

にゅうの山頂は石だらけ!?

白駒池からは1時間半ほどで深い森から抜け、にゅうの山頂に到着します。にゅうの山頂は岩がゴツゴツと積み重なった場所で、平らな場所は全くなく、とても狭いスペースしかありません。

しかし展望は素晴らしく、白駒池から北八ヶ岳方面を一望できます。森林限界を超えた稜線歩きも素晴らしいのですが、たまにはこのような深い森の中の散策もマイナスイオンを感じられて気持ちの良いものです。

にゅうの山頂はとても狭いのであまり長居はできません。地図とコンパスを使って中山の展望台へ向かいます。にゅうからは一度森の中へ入りますが、中山峠と中山の展望台の分岐あたりで森から抜け、石が積み重なる急斜面を登って行きます。

展望台は大きな石がゴロゴロした場所で、平らな石を探して座って休憩することにします。この日は雲が多く遠くを見通せなかったのですが、晴れていれば天狗岳などをまじかに眺めることができたはずです。

ただ右の森を見るとここでも縞枯れ現象が見れました。なぜ木が縞のように枯れていくのか本当に不思議です。

高見石に登ってみよう!

中山の展望台でゆっくりと休憩した後は、高見石小屋を目指してどんどん下っていき、森の中へ入っていきます。高見石小屋のすぐ横から大きな石をよじ登って高見石の上に立つことができます。

高見石の上からは白駒池をにゅうよりもずっとまじかに眺めることができます。この日はさらに雲が出てきてしまい見晴らしは時間を追うごとに無くなってしまったのが残念です。

反対側を見ると丸山がそびえたっています。けっこう急な山で登るのは大変そうです。今回は丸山へは登らずにこのまま駐車場へ戻りました。

まとめ

白駒池一帯には山小屋やテント場がたくさんあるので、是非泊りで登山を楽しみたいものです。特にテント泊経験が浅い人は近くに山小屋があるととても安心なのではないでしょうか。

標高の高いきつい登山ではなく、テントなど重い装備を背負って傾斜の少ない森の中のテント場を泊まり歩くのも面白いのではないでしょうか。

また麦草峠と白駒池一帯は、長野県内の紅葉の人気投票で1位になるほど素晴らしい紅葉が見られる場所でもあります。9月下旬から10月上旬の紅葉の時期には是非とも歩いてみたい場所でもあります。

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