長野県 4~5時間コース 8月 2003年(平成15年)

志賀山

志賀山の基本情報

四十八池から見た志賀山と裏志賀山です。見晴らしが良いのは裏志賀山のほうで、山頂からは大沼池や赤石山を見渡せます。

四十八池から見た志賀山と裏志賀山

四十八池から見た志賀山と裏志賀山

山名 志賀山(しがやま)
標高 2,037m
場所 長野県下高井郡山ノ内町
駐車場 木戸池無料駐車場
備考

駐車場情報

木戸池無料駐車場

ここは志賀山やまわりの池塘散策に便利な駐車場で、す近くの木戸池の横にも無料で止められる駐車場と公衆トイレがあります。登山口は道路を渡った反対側の倉庫の横にあります。

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位置 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金 無料
駐車可能台数 約20台
最終確認日 2003年8月29日
備考  駐車場は、木戸池入口手前の駐車スペースと木戸池湖畔の公衆トイレ横の2ケ所あります。

登山ルート情報

木戸池~志賀山~四十八池湿原~木戸池(周回)ルート

出発地点 木戸池駐車場
所要時間 4時間15分
登山ルート  木戸池~志賀山~四十八池湿原~木戸池

テント場情報

木戸池キャンプ場

志賀高原で唯一のキャンプ場で、標高が1,640mもあるため、夏でも朝晩はかなり冷え込みます。木戸池温泉ホテル入口手前の駐車場の向いがキャンプ場です。

営業期間 6月中旬~10月下旬
利用料金 大人:800円
申し込み先 (お問い合わせ)木戸池温泉ホテル:0269-34-2821)
備考 詳細は、木戸池温泉ホテルオリジナルサイトへ → こちら

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

木戸池観光ホテル前に公衆トイレがあります。

コンビニ情報

駐車場の近くにはありません。

おすすめ登山地図

おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(17)志賀高原」です。

志賀山の登山記録

山行日 2003年8月29日(金)
山行形態 単独
天候 晴れ

矢印。上の写真の解説です。ここが木戸池の上にある駐車スペースです。駐車スペースの向かい側はテント場になっているので、テント泊の人はここに駐車しているようです。木戸池のほとりには公衆トイレと駐車場もありますが、大きくはありません。

長時間駐車する場合は、公衆トイレ前の駐車場ではなく、ここに駐車するようにしましょう。

矢印。上の写真の解説です。駐車スペースの向かい側が登山口になっていて、案内板が設置されています。まずは「四十八池・ひょうたん池・渋池」を目指します。

矢印。上の写真の解説です。駐車場から30分ほどで最初の池であるひょうたん池に到着します。

矢印。上の写真の解説です。朝早いと無風のなぎ状態の時にひょうたん池に到着します。すると鏡のような水面に景色が映り込みとてもきれいです。

矢印。上の写真の解説です。池の多い志賀高原は、いろいろな池や湿原も散策できるので、気分ものんびりした感じになっていい感じです。

矢印。上の写真の解説です。日影の池の色は黒っぽいので水面に映り込んだ映像もなんか重厚な感じがします。

 

矢印。上の写真の解説です。さらにひょうたん池から15分ほどで渋池が見えてきます。奥に見える山は横手山です。スキー場としても有名ですが、山頂には日本一高い場所にあるパン屋さんとして何度もテレビで紹介されているお店があります。

矢印。上の写真の解説です。渋池の中には浮島と呼ばれる草でできた島があり、その島は風で流されて毎日場所が微妙に動いているそうです。

渋池

標高1,800m、水質は酸性、腐植栄養型湖沼。池の周辺と浮島にはたくさんのモウセンゴケが生育し、虫を取って食べています。池畔には高山にみられるハイマツが氷河時代の遺物として今も生育していることは非常に珍しいことです。

環境庁 長野県

矢印。上の写真の解説です。テレビや図鑑などでは見たことはありましたが、実際に自然の中のモウセンゴケを見たのは初めてです。24時間湿度が保たれていなければすぐに乾燥して死んでしまいそうです。

矢印。上の写真の解説です。渋池から30分ほど歩いたところで道が左右に分岐します。左は志賀山方面で右が四十八池方面です。どちら廻りでもいいのですが、今回は志賀山方面へ進みます。

矢印。上の写真の解説です。分岐から40分ほどで山座同定用テーブルのある場所に到着しました。しかしあたりを見回してみると全方向樹木に囲まれて展望は全くありません。ただ、山座同定用テーブルがあるのですから以前は素晴らしい展望だったのでしょう。

矢印。上の写真の解説です。志賀山の山頂にある山座同定盤を見てみると360度にわたって山の名前が表示されています。やはり以前は360度の展望を楽しめたのでしょう。

矢印。上の写真の解説です。さて、志賀山から裏志賀山へ向けて歩いていると山の中にも小さな池が点在しているの見えます。そこには登山道らしきものは見えないので誰も立ち入ったことのない自然のままの池のようです。

矢印。上の写真の解説です。志賀山から道なりに歩いていると倒れそうな案内板が分岐点に立っています。ここが裏志賀山への分岐です。

矢印。上の写真の解説です。志賀山は樹林に覆われて展望はなかったのですが、裏志賀山はこのように見晴しは良さそうです。

矢印。上の写真の解説です。右を見るとコバルトブルーの大沼池が見えてきました。その奥の山が赤石山です。

矢印。上の写真の解説です。裏志賀山の山頂は森に覆われていますが、その先に行くと森を抜け大沼池の全景を眺めることのできる場所にでます。体力のある方は大沼池まで下って湖畔を散策すると良いでしょう。

矢印。上の写真の解説です。裏志賀山で大沼池の展望を楽しんだら、四十八池へ向かいます。裏志賀山から下山途中に四十八池の全景ば眺めることができる場所があります。以前はここも大きな池だったのでしょうが、山から土砂が流れ込み次第に埋まって小さな池が点在する湿原になったのでしょう。

その後数百年から数千年かけてさらに埋まってきて日光の戦場ヶ原のようになるようです。

四十八池湿原のおいたち

志賀火山と鉢火山の誕生により盆地状の地形が形成され湖ができました。湖は土砂の流入で浅くなりヨシースゲ湿原(低層湿原)が発達しました。湿原は腐蝕酸によりしだいに酸性となり、現在のようなミズゴケ湿原(高層湿原)に変化してきました。

環境庁・長野県

矢印。上の写真の解説です。四十八池湿原は、湿原の環境を少しでも長く維持しようと木道とロープなどでしっかりと整備されています。尾瀬のような大きさはありませんが、季節ごとに楽しめる場所です。

矢印。上の写真の解説です。ここにも小さな浮島があります。全方位を山に囲まれているため自然環境は守られているように感じますが、雨が降った場合、全方向から土砂が流れ込むため湿原が土砂で埋まってしまうスピードはそれだけ速くなってしまうようにも思います。

まとめ

このルートは登山と言えるほどの登り坂はありません。志賀山も裏志賀山も登る距離は数十メートルといった感じで誰でも歩ける初心者用コースといえるでしょう。ただ、見るものは多く、ひょうたん池、渋池、志賀山、裏志賀山、大沼池そして四十八池湿原と飽きることはありません。

春、夏、秋の3シーズンは訪れて、実際に自然の変化を自分の目で見てみたいコースです。

-長野県, 4~5時間コース, 8月, 2003年(平成15年)
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