笠山~堂平山

堂平山山頂 埼玉県
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笠山、堂平山の基本情報

堂平山山頂

今回は、ヤマメの里公園駐車場から笠山、七重峠を経由し堂平山へ登り、下山は白石峠まで足を伸ばさずに七重峠に引き返し、そこから白石車庫へ下るルートにしてみました。

そのため白石峠まで足を伸ばした前回よりもかなり時間は短くなるだろうと予想していたのですが、結果的には、前回の登山と所要時間は殆どかわりませんでした。

ただ、今回のルートのほうが歩く距離は短いし、下山道には上り坂は一切ないので楽なのは間違いありません。

東秩父の紅葉は、11月中旬ではちょっと早かったようで、きれいな紅葉を眺めながら自然林の中を歩くことはできませんでしたが、素晴らしい天気に恵まれ気持ちの良い登山を楽しむことができました。

山名①笠山(かさやま)(東峰)、②笠山(かさやま)(西峰)、③堂平山(どうだいらやま)
標高①笠山(東峰):842m、②笠山(西峰):837m、③堂平山:876m
場所①、②:埼玉県比企郡小川町腰越、③埼玉県比企郡ときがわ町大野
駐車場ヤマメの里公園駐車場
三角点①笠山(東峰):なし、②笠山(西峰):なし、③堂平山:一等三角点あり
備考 

駐車場情報

ヤマメの里公園駐車場

24時間無料で利用可能な便利な駐車場です。笠山の登山口のすぐ近くにあります。

ヤマメの里公園駐車場
料金無料
駐車可能台数約20台
最終確認日2022年11月4日(金)
備考 

登山ルート情報

ヤマメの里公園駐車場~笠山~堂平山~白石車庫(周回ルート)

堂平山山頂から剣ヶ峰、白石峠を経由して白石車庫へ下るルートもありますが、今回は、歩く距離のちょっと短いルートにしてみました。

今回のルートは、堂平山山頂から七重峠まで来た道を戻り、そこから白石車庫へ下ります。

このルートだと下山時には一切上り坂がないので、体力に自信のない方におすすめです。

出発地点ヤマメの里公園駐車場
所要時間4時間45分
歩行距離13.2km
累積標高2,221m
登山ルートヤマメの里公園駐車場~笠山(西峰)~笠山(東峰)~笠山峠~七重峠~堂平山~七重峠~白石車庫~ヤマメの里公園駐車場

所要時間詳細

この所要時間詳細は、2021年11月に行った際の個人的な山行記録です。年齢、性別、体力等により違いが生じますので参考程度にご利用ください。

上りヤマメの里公園駐車場~登山口32分
 登山口~笠山(西峰)65分
 笠山(西峰)~笠山(東峰)7分
 笠山(東峰)~笠山峠23分
 笠山峠~七重峠4分
 七重峠~堂平山33分
 (小計)(164分)
 堂平山山頂での休憩24分
下り堂平山~七重峠18分
 七重峠~白石車庫43分
 白石車庫~ヤマメの里公園駐車場36分
 (小計)(97分)
 合計4時間45分

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

皆谷観光トイレ

皆谷観光トイレ

登山口となるヤマメの里公園駐車場のすぐ近くにある観光トイレです。

ヤマメの里公園駐車場地内にトイレが新設されたため、こちらの観光トイレは解体・撤去されました。(2022.11.04確認)

橋場バス停公衆トイレ

橋場バス停公衆トイレ

こちらは駐車場よりも大分手前にあるトイレですが、数年前に建て替えられたとてもきれいな公衆トイレです。

男女別でとても衛生的なので、こちらに立ち寄ってからヤマメの里公園駐車場へ向かっても良いでしょう。

御堂児童公園公衆トイレ

御堂児童公園公衆トイレ

駐車場から30分ほどのところにある公衆トイレです。

白石バス停公衆トイレ

白石バス停公衆トイレ

白石バスターミナル前の橋を渡った先にある公衆トイレです。

コンビニ情報

駐車場の近くにはコンビニは一切ありません。JR小川町駅周辺のコンビニに立ち寄っておくことをおすすめします。

おすすめ登山地図

おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(22)奥武蔵・秩父」です。

笠山~堂平山登山記録のスライドショー

下の「スカリ山の登山記録」とほぼ同じ内容になります。

再生時間は9分弱です。時間のある方はスライドショーで今回のスカリ山登山ルートをお楽しみください。(BGMが流れます。音量に注意してください。)

笠山~堂平山の登山記録

山行日2021年11月11日(木)
山行形態単独
天候快晴

ヤマメの里公園駐車場から笠山(西峰)へ(所要時間:約77分)

ヤマメの里公園駐車場

1年前は、ヤマメの里公園の補修工事のため閉鎖されていましたが、工事も終わり駐車場も以前のように24時間開放されていました。

登山口

ここが笠山への登山口です。

ヤマメの里公園駐車場のすぐ向かい側にあり、とても便利です。

民家の庭を通り抜ける

登山道は、民家の庭を横切るため静かに通り過ぎるようにしましょう。

車道ご合流

民家の敷地を通り抜けるとすぐに車道にでます。車道上を左へ進み、坂道をのぼっていきます。

車道から登山道へ

しばらく歩くと、道の右側に白い案内板が見えてきます。ここを右に入ると車道をショートカットできます。

案内板

民間のハイキンググループの設置した案内板ですが、笠山まで間違いなく案内してくれます。

登山口

この細い道を上ると車道を歩くよりも歩く距離を短くすることができます。

すぐに車道に出るので、そのまま車道をのぼっていきます。

車道から登山道へ

しばらく歩くと再度ショートカットできる道が見えてきます。

ここには、白い案内板のほかに役所が設置した案内ポールも立っています。

登山道入口にある案内板

案内ポールには、「笠山峠・堂平山(近道)」と書かれています。

車道歩き

2度ほどショートカットしたあとは、ずっと舗装道路上を歩きます。

ビューポイント!大霧山方面の展望を楽しもう!

ビューポイント

2度目のショートカット後、10分ほど歩いたところに見晴らしの良さそうな場所があります。

そこから向かい側の尾根をみると山の斜面に家が立ち並んでいるのが見えます。地図で確認してみると大霧山方面だとわかりました。

分岐手前

車道に戻り、車道上を道なりに上っていくと、車道の一番高い場所に到着します。

分岐にある屋根付き休憩舎

ここには屋根付きの休憩舎と案内板があります。

分岐にある案内板

案内板には、「笠山・堂平山」と書かれています。案内板に従って右へ進みます。

公衆トイレ

右へ進むとすぐに公衆便所が見えてきます。駐車場から30分ほどの地点です。

分岐

笠山へは、公衆便所を通り過ぎてすぐに左へ下っていきます。

分岐

T字路がありますが、ここはまっすぐ直進します。

登山口に到着!ここからは本格的な登山道が続きます

笠山への登山口

すぐに白い案内板が見えてきます。ここが笠山への登山口です。

笠山への登山口(アップ)

ここで舗装道路歩きは終了で、本格的な登山道歩きになります。

登山道の様子

登山道は、日陰になっていることが多く、今日は前日に雨が降ったようで道はずっと湿ったままでした。

車道(林道)と合流

登山口から7分ほどで林道と合流します。

林道を右へ進む

すぐ向かい側に登山道の入口はなく、林道を右へ進みます。

登山口

40mほど右へ林道を進むと左側に白い案内板が見えてきます。

登山道の様子

ここからの登山道は、雨水の流れてだいぶえぐられたようで、平らな地面が少なく歩きづらくなっています。

登山道の地面の状態

また地面は粘土質の土で滑りやすく、注意が必要です。

登山道から車道へ

10分足らずでふたたび林道と合流します。

登山道入口

ここは舗装工事をしているようです。斜め右側に登山道入口があります。

登山道入口(アップ)

こちらの入口には、白い案内板のほかに役所の設置した案内板もあります。

登山道の地面の様子

あいかわらず粘土質の滑りやすい地面が続きます。

登山道の様子

しばらく道なりに進むと左側が自然林になり、明るくなってきます。

林道と合流

2度目の林道横断から15分ほど歩くと、3回目の林道横断になります。

登山道入口

ここは、真正面に登山道入口があります。

登山道の様子

登山道は粘土質ですが、落葉が積もっているので滑ることはありません。

登山道の様子

陽当たりの良い場所は、地面も乾いているので滑ることはありません。

登山道の様子

標高が高くなると落葉の量が増えてきて、登山道が不明瞭になるので道を間違えないように注意が必要です。

笠山(西峰)に到着!

笠山(西峰)の様子

3度目(最後)の林道を横断してから約35分ほどで笠山の西峰に到着しました。

笠山(西峰)に立つ看板

山頂の看板には笠山としか書かれていませんが、笠山は谷川岳と同じ双耳峰で山頂が2つあります。

よってこちらは笠山の西峰になり、すぐ隣に笠山の東峰があります。

笠山(西峰)からの展望

笠山(西峰)は、樹林に囲まれていてあまり展望はよくありませんが、樹木の間から日光の男体山日光白根山が見えます。

笠山(西峰)からみた赤城山

群馬県の赤城山も見えました。

笠山(東峰)へ

笠山(西峰)から笠山(東峰)への登山道

笠山(西峰)から笠山(東峰)へは、ほんの2~3分で到着します。ただ、ちょっとした岩場のアップダウンがあるので注意が必要になります。

ビューポイント!武甲山の山頂が見えます

笠山(東峰)の手前にいわる岩

笠山(東峰)の手前の大きな石に登るとちょっとした展望を楽しむことができます。

武甲山

秩父を代表する山の武甲山の先端が見えるだけですが、こんな山並みも素敵です。

笠山(東峰)に到着!

笠山神社

笠山の東峰には笠山神社が建っています。

山頂名が刻まれた石柱

神社の横には、山名と標高が刻まれた石柱があります。笠山(東峰)の標高は、842mです。

笠山(東峰)からの展望

笠山(東峰)も樹木に囲まれてあまり見晴らしはよくありませんが、木々の間から群馬県の榛名山が見えました。

笠山(東峰)から七重峠へ(所要時間:約27分)

笠山から堂平山への分岐

堂平山へは、来た道を引き返し、笠山(西峰)の先の分岐を左へ下って行きます。

笠山峠への登山道

尾根をまっすぐ下っていきます。

きつい下り坂の登山道

一部急な下り坂になっていて、慎重に下る必要がある場所があります。

林道との合流点

笠山(西峰)から10分ほどで下り坂は終わり、林道と合流します。林道を左へ進みます。

林道との合流点にある案内ポール

ここの合流地点には案内板があります。ここでは笠山峠方面へ進みます。

笠山峠への登山道入口

林道を笠山峠方面へ進むとすぐに右へ入る道が見えてきます。

この分岐では林道上を歩いても笠山峠に着きますが、せっかく登山道があるので右へ進みます。

登山道の様子

林道は、笠山峠までなだらかな道ですが、登山道はアップダウンがあります。

笠山峠に到着!

笠山峠

林道との合流地点から17分ほどで笠山峠に到着します。木の幹にくくりつけられた小さな板に手書きされたものなので、知らないと素通りしてしまいます。

笠山峠から七重峠への登山道

笠山峠から右へ進みます。

七重峠に到着!

七重峠

笠山峠から3分ほどでガードレールが見えてきます。ここが七重峠です。

東京都内方面の展望

七重峠は舗装された登山道で、東京方面の見晴しが良い場所です。

ただしこの場所には、「七重峠」と書かれた案内板などは一切ないため、はじめて来た人は迷うことが多いようです。

七重峠から堂平山へ(所要時間:約33分)

堂平山への登山口

七重峠の向かい側には堂平山への登山道の入口があります。

堂平山への登山道

堂平山への登山道は、途中不明瞭になっている場所があり、踏み跡が複数ありますが、まわりをよく確認しながら登ります。

登山道の様子

地面は粘土質で、濡れています。

登山道(地面)の様子

登山靴の靴底にも濡れた土が着くので、木の根などに乗ると滑るため注意が必要です。

登山道の様子

落葉が積もると登山道は一気に不明瞭になります。

山頂近くの登山道の様子

こうなるともうどこが登山道なのかわかりません。とにかく木の根の階段を上へと登ります。

青空が見えてきたら山頂は近い

しばらくすると空が一気に開けてきます。堂平山の広場のすぐ手前まで来たという合図です。

ロープづたいに登山道を上る

すぐにロープが見えてきます。このロープに沿って左へ登っていきます。

11月中旬はススキのシーズンです。

ススキの穂が太陽光に照らされてキラキラ輝いています。

芝生広場

山頂直下の広場が見えて来ました。この広場はパラグライダーの離陸場所になっているために、関係者以外立入禁止なのが残念です。

パラグライダーの離陸場所からの展望

民間のパラグライダー教室の運営会社が地主さんと契約して借り切っているので一般の人は立ち入ることができません。

開放されていれば、レジャーシートを広げて、のんびりランチを楽しめるのにとても残念です!

山頂へのルート

パラグライダーの敷地をぐるっと回り込むかたちで堂平山の山頂方面へ進みます。

車道との合流点

舗装道路と合流するのでここを右へ進みます。

フェンスの右を通り山頂へ

フェンスの右を通り抜けると堂平山の山頂に到着です!

堂平山の山頂へ到着!

堂平山山頂

ヤマメの里公園駐車場から2時間44分で堂平山の山頂に到着しました。

山頂は、ほぼ360度の展望が広がります。

山頂名が刻まれたポールと三角点

山頂には、山頂名と標高が刻まれた木製の木が立っています。その横には大きな三角点があります。

堂平山山頂三角点

堂平山の山頂にあるのは、一等三角点で1辺が18cmある大きなものです。

二等三角点や三等三角点は、それよりも小さく1辺が15cmです。

都心方面の展望

南側を見ると東京方面を見渡せます。正面には都心の高層ビル群そしてその左側にはスカイツリーがそびえたっています。

筑波山方面の展望

さらに左側をみると筑波山が見えました。もっと寒くなって空気が乾燥すれば、もっとくっきり見えるようになります。

北側の展望

反対側を見ると秩父の山並みのさらに後方に群馬県の浅間山(黒斑山)が見えました。

秩父方面の展望

その左側には、日本百名山の両神山が見えます。

武甲山方面の展望

手前を見ると武甲山のてっぺんとその手前に丸山が見えます。

秩父市街

眼下には秩父市街が見えます。

両神山

こちらは両神山のアップ。

かなりの山奥にあるので私は2度しか登っていませんが、新緑と紅葉の季節は本当に美しい自然林の中を歩ける魅力的な山です。

浅間山

常に噴煙をあげている活火山なので、なかなか登る機会はありませんが、外輪山の黒斑山であればいつでも登れます。

榛名山

榛名山は、榛名富士や掃部ケ岳だけでなく、その外側にも登山道が整備されているので、夏にでものんびり散策気分で歩いてみたい山です。

赤城山

赤城山は黒檜山、地蔵岳鍋割山鈴が岳等楽しめる山がたくさんありますし、湖のまわりでのんびりすることもできるとても魅力的な山です。

堂平山からヤマメの里公園駐車場へ(所要時間:約97分)

堂平山から七重峠へ

下山は、七重峠までは来た道を戻ります。

七重峠に到着!

七重峠

堂平山山頂から七重峠までは、18分ほどで到着します。

七重峠から下山道へ

七重峠から笠山方面への道へと進みます。

七重峠から白石車庫へ

ガードレールを通り過ぎるとすぐ先に左へ下る道があります。ここを左へ下ります。

白石車庫への案内板

分岐には、白い案内板に「白石車庫」バス停へと書かれています。白石車庫を目指して下ります。

落葉で不明瞭な登山道

落葉でここが登山道かどうか全くわかりません。

落葉でさらに道は不明瞭に

さらに道が不明瞭と言うか全くないように見えて、ちょっと不安になります。

はっきりした登山道

その不安をこらえて進むと登山道が見つかります。

林道を横断

林道を横断

七重峠から10分ほどで舗装された林道と合流します。

林道の下山口

林道の斜め向かい側に入口があります。

石の多い登山道

この登山道は、大きめの石がゴロゴロしたちょっと歩きづらい道です。

林道と合流

林道と合流

10分ちょっとでふたたび舗装された林道と合流します。

林道にある案内板

ここから先は林道の上を歩いて下って行きます。案内板には「白石車庫(車道を進む)」と書かれています。

林道(舗装道路)上を歩く

この舗装された林道を白石車庫まで歩きます。

白石峠からの道との合流点

10分ちょっと林道を下ると舗装された別の林道と合流します。この林道は白石峠から下山してくる時に使う林道です。

白石峠からの道との合流点にある案内板

この合流点で白石車庫方面(右)へ進みます。

白石車庫バスターミナルに到着!

白石車庫バスターミナル

合流地点から10分ほど進むと白石車庫(バス停)に到着します。

白石バス停公衆トイレ

白石車庫(バス停)の先を左に曲がり橋を渡ったところに公衆便所があります。

車道歩き

ヤマメの里公園駐車場へは、白石車庫(バス停)から真っすぐ車道を下って行きます。

ヤマメの里公園駐車場

白石車庫(バス停)から35分ほど歩くとヤマメの里公園駐車場に戻ります。

まとめ

パソコンで記事を書く青年のイラスト

今回のルートは合計4時間45分掛かりましたが、堂平山から駐車場までの下山路はすべて下り坂で、疲れていても何とか歩き切れると思います。

またどうしても疲れて歩きたくないという方は、白石車庫がバスターミナルなのでタイミングさえあえば、バスに乗って駐車場まで戻ることも可能です。

このルートの魅力は何と言っても堂平山の山頂からの展望です。

おすすめの時期は、寒くなる晩秋から早春で、空気の乾燥する冬のほうが晴天率が高く、遠くまで見通すことができます。

ただ堂平山の山頂は、さえぎるものがないので風が吹いていることが多く、山頂で休憩時にからだを冷やさないよう防寒具は必須です。

また下山時の七重峠の分岐では注意が必要です。

グーグルマップには七重峠の表示はありませんし、昭文社の山と高原地図には表示はありますが、詳細な下山道の分岐ポイントはわかりません。

当サイトの地図と写真を事前によく見ておくと参考になると思います。

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