笠山~堂平山(尾根道ルート)

堂平山山頂 埼玉県
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笠山、堂平山の基本情報

堂平山山頂
堂平山山頂

今回は、笠山神社参拝者用駐車場から尾根ルートを歩いてみました。笠山の尾根ルートはずっと森の中を歩く傾斜のきつい登山道なのですが、南東側に面しているために日当たりは良く、気持ちのよい山歩きを楽しむことができます。

時間も駐車場から1時間もあれば笠山の山頂(東峰)へ登ることができるので、初心者の方でも安心して登ることができます。

ただ、笠山から堂平山へは一度七重峠まで下らなければならず、堂平山からの帰り道にはまた笠山山頂まで登り返さなければなりません。

帰り道に登り坂があるのは初心者に限らずけっこう辛いものがありますので、体力、足の筋力に自信の無い方はその点を考慮してから登ることをおすすめします。

山名①笠山(かさやま)(東峰)、②笠山(かさやま)(西峰)、③堂平山(どうだいらやま)
標高①笠山(東峰):842m、②笠山(西峰):837m、③堂平山:876m
場所①、②:埼玉県比企郡小川町腰越、③埼玉県比企郡ときがわ町大野
駐車場笠山神社参拝者用駐車場
備考 

駐車場情報

笠山神社参拝者用駐車場

笠山神社参拝者用駐車場

こちらが登山口のすぐ向かいにある無料駐車場です。平日はいつでもガラガラなので安心してマイカー登山ができます。

位置下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金無料
駐車可能台数約8台
最終確認日2020年3月6日
備考 

登山ルート情報

笠山神社参拝者用駐車場~堂平山(往復)

笠山の尾根ルートは危険な場所もなく、駐車場から1時間ほどで山頂まで登れる初心者コースです。ただ、笠山から七重峠まではずっと下りになるので、堂平山から帰る時にまたきつい登りがあります。

体力にあまり自信の無い方はちょっと不安がつきまとうコースです。

出発地点笠山神社参拝者用駐車場
所要時間3時間45分(堂平山山頂での30分の休憩含む)
歩行距離7.2km
累積標高1,378.8m
登山ルート笠山神社参拝者用駐車場~笠山(東峰)~笠山(西峰)~笠山峠~七重峠~堂平山(往復)

所要時間詳細

この所要時間詳細は、2020年3月に行った際の個人的な山行記録です。年齢、性別、体力等により違いが生じますので参考程度にご利用ください。

上り笠山神社参拝者用駐車場~笠山(東峰)51分
 笠山(東峰)~笠山(西峰)9分
 笠山(西峰)~林道12分
 林道~笠山峠8分
 笠山峠~七重峠2分
 七重峠~堂平山28分
 (小計)(110分)
 山頂での休憩30分
下り堂平山~笠山(西峰)43分
 笠山(西峰)~笠山(東峰)7分
 笠山(東峰)~駐車場35分
 (小計)(85分)
 合計3時間45分

栗山公衆トイレ

栗山公衆トイレ

駐車場の400mほど手前にある男女別の公衆トイレで、きれいに管理されており嫌な臭いはまったくありません。ただ便座は洋式ではなく和式でした。

また駐車スペースがないので、トイレ向かいの道路脇に止めることになります。(縦列で約2台)

コンビニ情報

駐車場付近には一切ありません。東武東上線小川町駅付近に数軒あります。

おすすめ登山地図

おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(22)奥武蔵・秩父」です。

笠山~堂平山の登山記録

山行日2020年3月6日(金)
山行形態単独
天候快晴

笠山神社参拝者用駐車場から笠山(東峰)へ(所要時間:約55分)

笠山神社参拝者用駐車場

笠山神社参拝者用駐車場を利用するのは今回で2回目。

いづれも平日なので週末の混み具合はわかりません。平日の朝8時に到着してみると駐車している車は1台もありませんでした。

笠山登山口

駐車場の向かい側が登山口。

鳥居をくぐって道なりに上っていくと、笠山神社(下社)が見えてきます。

笠山神社(下社)

こちらが笠山神社の下社です。

とてもきれいに管理された神社で地元の方に大切にされているのがよくわかります。

下社では、「おじゃまさせていただきます。ごみ一つ落とさずに登山しますので、よろしく見守っていてください。」と挨拶して出発します。

笠山への案内板

笠山神社(下社)から坂道を進むと、手作り感のある案内板が見えてきます。(駐車場から笠山山頂までは、行政の設置したような立派な案内板は一切ありません。)

笠山への登山道

はじめのうちは広くてなだらかな林道が続きます。

笠山尾根ルートへの分岐

神社から100mも進むと左手に簡素な案内板が見えてきます。

笠山への分岐にある案内板

登山道の左端に「笠山山頂」と書かれた小さな案内板があるだけです。

広く歩きやすい道がまっすぐに続いているのでこの小さな案内板を見逃してしまうと直進してしまい、沢筋に迷い込んでしまいます。

先の大きな石の手前が分岐入口

ここを右へ曲がります。

どう見ても直進が正規のルートに見えてしまいます。左の小さな案内板を見落とすと間違いなく直進してしまい、沢づたいの悪路を登ることになります。

(沢づたいのルートはこちら→笠山~堂平山(沢ルート)

明るい尾根の登山道

尾根ルートは南東に面しているので日当たりの良い道が多く快適です。

手製の案内板(山頂まで20分)

駐車場から30分ほど登ったところに手作り感満載の案内板が風に揺れていました。案内通り15~20分で到着します。

笠山神社への階段入口

登山道の右側に白い案内板が見えてきたら、笠山神社への石段入口です。

笠山神社(上社)への急な石段

かなりの急な階段を慎重に登ります。(特に帰りの下りでは細心の注意を!)本当に急です。

笠山(東峰)に到着!

笠山(東峰)に鎮座する笠山神社(上社)

今回は、駐車場から50分で笠山(東峰)に到着しました。こちらが笠山神社(上社)です。

ここでは春と秋に祭典が行われています。普段はひっそりとしていますが、祭典の時には地元の氏子中の方々で賑わっています。

笠山の山頂名が刻まれた石柱

神社の横には、小川町商工会青年部の方が山頂を示す石柱を建ててくださいました。これで笠山(東峰)の標高は842mだと確認できます。

笠山(東峰)から見える浅間山

笠山(東峰)の山頂からも晴れていれば、木々の間から浅間山が見えます。

笠山(東峰)から見える榛名山

群馬県の榛名山も見えました。

笠山(西峰)

笠山(東峰)から3~4分で笠山(西峰)に到着します。こちらはちょっとした平らなスペースがありますが、ベンチなどはありません。

笠山(西峰)には山頂名の刻まれた大きな看板がある。

山頂には山頂名と標高が刻まれた木製の看板があります。

日光の男体山が正面に見える

笠山(西峰)の山頂は、東峰よりも見晴らしが良く、正面には栃木県の男体山や白根山などが良く見えます。

群馬の赤城山の山頂は雲に覆われている。

こちらは山頂が雲で隠れていますが、群馬県の赤城山です。男体山や白根山は堂平山の山頂からは見えませんし、赤城山も全体を見渡すには笠山の山頂のほうが優れています。

堂平山からの帰り道でもここを通りますので、雲が無くなっていることを期待して先へ進みます。

笠山(西峰)から堂平山へ(所要時間:約50分)

堂平山への分岐

笠山の西峰から堂平山へは、すぐ先の分岐で左へ下っていきます。

林道と合流

10分ほど急な下り坂を下ると林道と合流します。(今回は往復登山なので、堂平山からの帰り道にここの急坂を登り返すことになります。)

林道から再び登山道へ

林道を30mほど進むと右に登山道の入口が見えてきます。ここを右へ入るのですが、ずっと左の林道沿いの登山道なので、どちらを歩いてもそれほど時間も距離も変わりません。

林道と登山道が並走する場所が笠山峠

7~8分ほど道なりになだらかな登山道を下っていくとすぐ左に林道が見える場所があります。ここが笠山峠になります。

奥に見えるガードレールが先ほどの林道です。ほぼ林道に沿って登山道があります。

笠山峠と書かれた板が木にくくりつけられている。

木の幹に手製の案内板が括りつけられています。林道にも行政が設置したような案内板はありませんでした。ここが笠山峠だと特定できるのはこの看板だけです。

七重峠

笠山峠から1~2分で七重峠に到着します。

七重峠から都心の眺望は素晴らしい。

七重峠からは都内の高層ビル群や東京スカイツリーが良く見えます。

七重峠から堂平山へ

七重峠で舗装道路を横断した向かい側が堂平山への登山口です。

七重峠にある案内ポール

登山口には案内ポールが立っています。

溶ける気配のない霜柱

今日は3月6日の朝の9時半。霜柱がこんなに長く成長して全く溶ける気配もありません。今日は風も強くかなり寒い一日です。

パラグライダーの離陸用広場

七重峠から20分ほど登ると視界が開けてきます。ここかパラグライダーの離陸広場です。正面奥には旧国立天文台の建物が見えます。

丸山と武甲山

ここから右をみるとアンテナが3本ほど立った山が見えます。その奥に見えるのが、丸山山頂にある鉄筋コンクリート製の展望台です。

そしてその奥に武甲山が見えます。

旧天文台方向へ

パラグライダーの離陸広場はパラグライダースクールの敷地になるため立入禁止です。敷地に沿ってぐるっと回り込みます。

天文台の敷地に沿って右へ

天文台のフェンスに案内板があります。堂平山山頂へは右に回り込みます。

堂平山山頂に到着!

堂平山山頂

笠山(西峰)から50分、七重峠から30分ほどで堂平山の山頂に到着しました。

堂平山の山頂三角点

山頂の中央には一等三角点があります。

浅間山

群馬県方面を見ると白く雪を被った浅間山が見えます。

榛名山

その右に見えるのが榛名山です。

八ヶ岳と両神山

左側に目を移すと埼玉県を代表する日本百名山の両神山が見えます。そしてその奥には白い雪に覆われた八ヶ岳と蓼科山が見えます。

東京方面

反対側を見ると、都心の高層ビル群だけでなく東京湾まで見える日があります。

帰りは来た道をひたすら戻ります。堂平山から七重峠まではずっと下りですが、七重峠から笠山直下までは緩い登り坂、笠山直下の林道から笠山(西峰)までは、急な上り坂がになります。

また笠山(西峰)から笠山(東峰)までも登り坂になります。

疲れが溜まっている方はゆっくりと時間をかけて登りましょう。笠山(東峰)から駐車場まではずっと下りになります。

まとめ

パソコンで記事を書く青年のイラスト

前回、道を間違えて沢筋のコースに迷いこんでしまったため、1時間20分ほどかかってしまいましたが、正しい尾根筋のルートでは笠山(東峰)まで50分ちょっとで到着しました。

しかも危険な箇所もなく、日当たりも良く、北風も直接当たらないという文句の言いようのないルートでした。

そのため堂平山までの往復に要した時間も山頂でも休憩時間30分を含めても3時間45分と初心者コースに含んでも良さそうなルートです。

また、笠山(西峰)と堂平山からの展望は素晴らしく、冬場の運動不足解消用のトレーニングコースとしてもかなりおすすめできるコースです。

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