棒ノ嶺(棒の折山)の基本情報
棒ノ嶺(棒の折山)の山頂は広く開けていて、テーブルベンチや屋根付きの休憩舎もあり、ゆっくりと展望を楽しみながら休憩することができます。
また4月中旬から下旬には山頂の桜が満開になり、とても美しい光景になります。ベンチには限りがあるため、レジャーシートを持って行くとゆっくりランチを楽しむことができます。
山名 | 棒ノ嶺(ぼうのれい)又は棒の折山(ぼうのおれやま) |
標高 | 969m |
場所 | 埼玉県飯能市下名栗 |
駐車場 | さわらびの湯第3駐車場(無料) |
三角点 | なし |
備考 |
駐車場情報
さわらびの湯第3駐車場
この駐車場は、温泉施設「さわらびの湯」の第三駐車場です。
多くの登山者は営業時間前に来て登山をするために第三駐車場のみ24時間開放しているようです。
駐車場中央にあるお店(茶房)はコロナの影響で閉店してしまったようです。
さわらびの湯第三駐車場はこの閉店したお店のまわりにコの字型にあり、かなり駐車できそうです。
今日は平日だったため、下山後も3分の1程度しか駐車されていませんでした。
位置 | 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。 |
料金 | 無料 |
駐車可能台数 | 約50~60台 |
最終確認日 | 2022年9月28日(水) |
備考 |
駐車スペース1
棒ノ嶺の登山口に一番近い駐車スペースで、道沿いに作られた無料の駐車スペースです。約7~8台駐車可能ですが登山口に一番近いため最初に満車になります。
料金 | 無料 |
駐車可能台数 | 約8台 |
最終確認日 | 2022年9月28日 |
備考 |
駐車スペース2
登山口から2番目に近い駐車場で、路肩の未舗装の場所に7~8台分の駐車スペースがありますが、週末及び休日はすぐに満車になります。
料金 | 無料 |
駐車可能台数 | 約8台 |
最終確認日 | 2022年9月28日 |
備考 |
登山ルート情報
棒ノ嶺(周回)ルート
出発地点 | お休み処やませみ駐車場 |
所要時間 | 3時間25分 |
登山ルート | 駐車場~有馬ダム~登山口~林道横断~岩茸石~ゴンジリ峠~棒ノ嶺山頂~ゴンジリ峠~岩茸石~(滝ノ平尾根)~駐車場 |
トイレ、コンビニ情報
トイレ情報
無料駐車場地内にある公衆トイレ
お休み処やませみの駐車場内にきれいに管理された男女別のトイレがあり、24時間利用可能です。
コンビニ情報
コンビニは駐車場近辺には一切ありません。事前にコンビニに寄っておきたい場合は、飯能市内又は秩父市内で必ず立ち寄っておくようにしましょう。
日帰り温泉情報
天然温泉さわらびの湯
駐車場の奥には天然温泉のさわらびの湯があるので温泉好きの方はぜひとも立ち寄りたいものです。料金は、大人で800円ほどです。
■ さわらびの湯公式サイト→こちら
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棒の折山(棒ノ嶺)の登山記録
山行日 | 2015年4月26日(日) |
山行形態 | 単独 |
天候 | 晴れ |
駐車場から登山口へ(約20分)
4月の週末は、朝の7時過ぎでもうこんなに車が止まっています。下山した昼過ぎには満車状態でした。
駐車場から登山口まではずっと車道歩きになります。
坂道を上り切ると有間ダムが見えてきます。みごとな自然石に刻まれた銘板は自然とマッチしていて好感が持てます。
無風状態のダム湖の水面は本当に鏡のように風景を反射していました。正面奥の山は山梨県の大菩薩峠あたりの山並みです。
駐車場から20分ほどで登山口に到着しました。ここで舗装道路歩きは終わり、しばらくは沢に沿って歩くことになります。
そのため夏でも比較的涼しいので暑い時期でも耐えられます。
登山口から林道との合流地点へ(約55分)
ここは大きな岩が裂けた場所に水が流れています。ここが登山ルートだとは信じられませんが、正規のルートです。
岩の割れ目を通り抜けたところで振り返るとこんな感じです。前日に雨が降った場合などは水量が多くなり、通行不可になることもあるようです。
クサリが張られた急な登り坂もあります。棒の折山では過去に死亡事故も起きています。最新の注意を払って登りましょう。
もともとは整備された階段があったようなのですが、いまでは落ちてきた石で埋め尽くされています。足場がとても悪いので気をつけましょう。
林道に出ると向かい側にコの字に組まれたベンチがあります。駐車場からの登山道で初めての休憩できるベンチです。ゆっくり足を休めましょう。
林道からゴンジリ峠へ(約25分)
林道から急坂をひと登りすると道は平たんになります。するとすぐに左に大きな岩のある場所に到着します。ここが岩茸石と呼ばれている場所で、下山時にはこの大きな石の左側を通り抜けて下っていきます。
岩茸石から20分ほど急な坂道を登り切るとゴンジリ峠に到着します。
ゴンジリ峠はちょっとした広場になっていて休憩できるベンチもあります。山頂までは10分ちょっとですが、ちょっとした登り坂が続きますのでここで休憩すると良いでしょう。
棒の折山山頂に到着!
山頂は平らな広場になっていて多くの人が思い思いの場所にレジャーシートを広げてランチを楽しんでいました。年によって多少前後することはありそうですが、4月の下旬頃が棒の折山の山頂の桜は見頃を迎えるようです。
山頂からの見晴しも素晴らしく、遠く秩父の山並みも見渡せます。
棒の折山の桜は濃いピンク色の花が印象的ですが、白い山桜の花も咲いています。
山桜なのか花と葉が同時に枝についています。しかしこれほど白い桜の花びらも珍しい気がします。
棒の折山の山頂にたくさんのベンチが置かれていますが、それだけでなく、屋根付きの休憩舎やテーブルベンチもいくつかあります。
下山は岩茸石までは来た道を下ろう(約17分)
山頂で素晴らしい眺めと桜を堪能したら、登ってきた道を岩茸石まで戻ります。ここを左に曲がると来た道と全く同じ道を下山することになりますが、水場が多くて滑りやすいため危険です。
私がおすすめするのは、岩茸石の左側を通り抜けて滝ノ平尾根登山口へ下山するルートです。こちらは水場は一切ないので滑って滑落するような心配は一切ありません。
岩茸石から滝ノ平登山口を経由して駐車場へ(約1時間15分)
岩茸石からは滝ノ平尾根を下山するため水場はないものの木の根が露出した歩きにくい急坂を下る場所もあるのでちょっと注意が必要です。
また途中で林道と合流しますが、向かい側に登山口があるので見落とさないようにしましょう。
棒の折山の山頂から1時間半ほどで森から抜け滝ノ平登山口に到着します。正面が川になっているので左へ進みます。
左へ進み橋を渡った先にあるガードレールのすき間を通り抜け、坂道を登ると駐車場に戻ります。
まとめ
棒の折山の登山ルート上には水場があるため、冬は凍結して滑りやすいので避けた方が無難です。ただ、滝ノ平登山口から山頂を往復するのであれば、水場を通ること一切ないので問題ありません。
この山の一番の魅力は、山頂の桜と広く開放的な山頂広場です。
4月下旬の桜が満開になる時期は年によって前後するので難しいのですが、一度はチャレンジしたい山です。それで満開の桜と快晴に恵まれれば最高の一日になるでしょう。
山頂に桜の木があるのは、棒の折山のほかに日の出山と関八州見晴台があります。どちらも山桜で棒の折山のような濃いピンク色の花ではありませんが、ちょうど満開の時期に重なると何だか得した気分になれるものです。
また奥多摩湖畔にも桜の木がたくさん植えられています。ここは標高が高いので桜が満開になるのが4月下旬頃なので、この頃に御前山登山などを計画すると良いかも知れません。