高尾山~小仏城山

高尾山山頂 東京都
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高尾山、小仏城山の基本情報

高尾山山頂
高尾山山頂

1年を通して登れるし、コースは豊富だし、展望は素晴らしいしと文句の言いようのない山で人気になるのは当然でしょう。

しかも夏のビアガーデンでビールの飲みながら夜景を楽しめたり、4月の桜の時期には小仏城山の山頂などは桜が満開になったりと魅力満載の山です。

山名①高尾山(たかおさん)、②小仏城山(こぼとけしろやま)
標高①高尾山:599m、②小仏城山:670m
場所①高尾山:東京都八王子市高尾町、②小仏城山:東京都八王子市裏高尾町
駐車場日影沢林道スペース(無料)
三角点①高尾山:二等三角点あり、②小仏城山:四等三角点あり
備考 

駐車場情報

日影沢林道駐車スペース

市町村などに管理されている駐車場というわけではなく、自然に駐車場として利用されるようになったという感じの駐車スペースです。

ただ、高尾山への往復登山、高尾山から城山をまわる周回ルート或いはその先の景信山まで行く周回ルート等、体力に応じて選択できる魅力的な駐車スペースです。

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位置下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金無料
駐車可能台数約12台
最終確認日 2020年3月13日
備考 無料なので休日はすぐに満車になることが予想されます。利用される場合は、早めに到着するしかありません。

登山ルート情報

日影沢林道駐車スペースからの周回ルート

この周回ルートは、景信山まで足を伸ばさないお手軽ルートです。休憩時間を入れても4時間ほどで1周できるので初心者でも安全に楽しめるコースです。

出発地点 日影沢林道駐車スペース
所要時間 4時間4分
登山ルート 駐車スペース~日影沢キャンプ場~薬王院~高尾山~(小仏)城山~日影沢キャンプ場~駐車スペース

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

  • 日影沢キャンプ場にキャンプ場利用者のためのきれいに管理されたシャワートイレ付きの洋式トイレがあります。基本的にキャンプ場利用者のための施設なので、極力汚さないように利用しましょう。
  • 高尾山山頂のビジターセンター横にきれいで衛生的なトイレがあります。
  • 薬王院内にいくつかあります。
  • もみじ台に公衆トイレがあります。
  • 一丁平に公衆トイレがあります。(現在故障により使用不可)

コンビニ情報

駐車スペース付近には一切ありません。八王子市内で事前に立ち寄っておきましょう。

おすすめ登山地図

おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(28)高尾・陣馬」です。

高尾山~小仏城山の登山記録

山行日2013年5月23日(木)
山行形態単独
天候晴れ

この駐車スペースも知名度が上がったためか平日の朝でもほぼ満車状態です。もしかしたら週末は止められないかも知れません。

駐車スペースから林道を上ってくるとこんな建物が見えてきます。これは日影沢キャンプ場の管理棟です。その右横には綺麗なシャワートイレもありますが、あくまでキャンプ場利用者のための施設ですので感謝してきれいに利用するようにしましょう。

ここが日影沢キャンプ場です。ここははがきか何かで事前に申し込まないと利用できないようでちょっと面倒なのですが、テント泊初心者の方はこんなところで事前に練習しておくのもよいのではないでしょうか。

この日もテントが2~3張りありました。

さて、登山ルートはこのキャンプ場横の分岐を左へ進みます。右へ進むと小仏城山へ行きます。つまり帰りはここから戻ってくるのです。

途中で林道に出ますが、すぐ向かいの登山道入り口に案内板が立っています。

さらに登山道をジグザグに登っていくとちょっとした広場に出ます。ここが4号路との合流点です。左へ進むと4号路の吊り橋方面です。

今回は高尾山の薬王院経由で高尾山山頂へ行きたいので右へ進みます。

要所要所には案内板が設置されており、道に迷うことはありません。この案内板も建て替えられたばかりのようで新品同様でした。

案内板に従って右へ進むとしっかりとした木製の階段が出て来ます。ここを超えると傾斜は緩くなりやがてコンクリート製の舗装道路に合流します。

ここが4号路と舗装道路の合流点です。右へ進むとまっすぐ高尾山の山頂へ向かいますが、今回は左へ進み薬王院を散策することにします。

案内板には「薬王院」とちゃんと書かれていますので、案内板に従って舗装道路を進みます。

薬王院の境内の中に入るといろいろ見て回るところがありますので、ぐるぐると散策しましょう。そしてここが薬王院の本殿です。標高500mを超える場所にこのような立派な建物を建てるのですから信仰の深さがわかります。

薬王院の境内にはこのようは天狗の銅像がいくつか立っていますが意外とリアルでちょっと怖い感じさえします。

本殿の軒下にも巨大は天狗の顔が掲げられてします。

さて高尾山の山頂へは、来た道を戻るのは面白くないので人があまり通らないであろうルートを進んでみようと思います。写真の手前にある2本の大木の間を左へ進みます。

建物の間の軒下を通り抜けると右へ曲がり建物の裏を通り抜けていきます。

この細い通路を通り抜け、突き当りで左へ進み、道なりに歩いていくと登山道に合流します。この道は1号路がメイン通りだとすると1本はずれた裏路地と言った感じで人目を気にせずにのんびり自分のペースで歩ける道です。

高尾山の山頂は広い公園のよう

案内板に従って進んでいくと自然と高尾山の山頂に到着します。朝の9時前に到着すればこのように人気も少なくのんびりと山頂からの展望を楽しめますが、昼近くなると人でごった返してしまいます。

山頂の中央にはコンクリートと石で固められた三角点があります。これから風雨で地面が削られて三角点がむき出しになることもありません。

高尾山の山頂にはビジターセンターがあり、高尾山に関する情報を収集することができますが、朝早いと完全にシャッターが下りています。オープンは10時からのようです。

高尾山山頂の展望デッキからは神奈川県の丹沢方面が一望できます。また右を見ると富士山も眺めることができます。

目的地の小仏城山までは1時間と書かれていました。体力がある方は景信山まで行ってみるとよいでしょう。見える方向は違いますが、はっきり言って見晴らしは景信山のほうが素晴らしいかも知れません。

高尾山の山頂が混んでいたら、10分ほど長い階段を下るともみじ台という見晴らしの良い場所があります。こちらにもベンチがたくさん置かれていて、山頂よりずっと空いているのでおすすめです。

見晴しは高尾山山頂からの展望とほぼ同じなので見劣りすることはありません。山頂が混んでいる場合には、こちらまで下ってみてはいかがでしょう。

ここもみじ台には細長いベンチに座って展望を楽しめるように、眺めの良い方向に合わせて置かれています。

もみじ台を通り過ぎる下り坂が続く場所があります。そこから正面の山をみると山頂にアンテナが立っているのがわかります。そこが今回の最終目的地の小仏城山の山頂です。

一丁平の展望デッキからの眺めも素晴らしい!!

一丁平まで来ると人の数もめっきり減りのんびりと眺めを楽しむことができます。ここ一丁平からの展望は、高尾山の展望デッキからの見晴しとほぼ同じで神奈川県の丹沢の山並みがメインになります。

東海自然歩道

一丁平

一丁平から小仏城山までの歩道の両側は、山ザクラの並木となっていて花の季節にはすばらしい眺めとなります。またこの付近は小鳥の声がよく聞かれるところです。

小仏城山の山頂に到着!

小仏城山の山頂には大きな茶屋があり、そのまわりには数えきれないくらいのテーブルベンチが置かれています。茶屋は桜の木に囲まれていて、4月には満開の桜の中、ゆっくりテーブルベンチに座りながらランチを楽しめます。

小仏城山の山頂の山頂からは、高尾山方面を見渡すことができます。

このように茶屋を囲むようにテーブルベンチがいくつも置かれていますが、桜の季節の週末などは”ここは渋谷の交差点か!”というくらい人でごった返します。

小仏城山は四方に登山道が伸びていて、間違って下ると大変なことになります。そのため山頂にはわかりやすい案内図が設置されています。今回は、景信山へは行かず、ここで駐車スペースへ下山するため日影バス停方面へ進みます。

大きなアンテナを左に見ながら林道を進みます。

アンテナの先はこのように工事車両がいっぱい止まれるくらい広い日影沢林道を下っていきます。

途中にはこのように見晴しの良い場所があります。正面には高尾山が見えますが、山頂も木に覆われた自然豊かな山だということがよくわかります。

見晴しのよい場所を通り過ぎるとどんどん高度を下げ、森の中に入っていきます。道は途中まではきれいに舗装された道ですが、結構な下り坂なので疲れます。

舗装された道が終わり、しばらく歩くと朝立ち寄った日影沢キャンプ場に到着します。そしてそこから5分も歩くと日影沢駐車スペースに戻ります。

まとめ

このコースは、私が初めて高尾山に登った時に設定したコースで4時間前後で1周できる初心者コースです。体力に自信がついたら小仏城山で駐車スペースへ下らずに景信山を経由して駐車スペースへ戻る、大廻りの周回コースに挑戦するとよいでしょう。

こちらのコースはさらに見どころがあるのでおすすめです。ただ、どちらの山も標高が低いので真夏の登山は熱中症に注意が必要です。

おすすめの時期は涼しくなる秋から早春です。この時期であれば熱中症の心配はないので、高尾山の数ある登山ルートの全ルート走破に挑戦してみるのも楽しいのではないでしょうか。

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