高明山~馬頭刈山

高明山~馬頭刈山 2025年(令和7年)
高明山~馬頭刈山
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高明山、馬頭刈山の基本情報

馬頭刈山山頂

馬頭刈山の山頂はご覧の通り全方位樹林に囲まれていて見晴らしは良くありませんが、山頂手前の登山道からの展望は抜群です

そこからは富士山をはじめ神奈川県の丹沢の山並みを見渡すことができるので、晴れの日を狙って登ることをお勧めします。

馬頭刈山の山頂には平らな場所があるのですが、それほどの広さはなく、ベンチが2つあるのみです。中央には三等三角点があります。

健脚の登山者は、馬頭刈山から大岳山、御岳山を経由し青梅方面へ下山する縦走登山をしているようですが、体力に自信のない私は考えたこともありません。

体力に自信のある方は、登山地図等で歩行時間等を十分に検討してから挑戦してみてはいかがでしょうか。

山名①馬頭刈山(まずかりやま)、②高明山(こうみょうさん)
標高①馬頭刈山:884m、②高明山:798m
場所東京都あきるの市
駐車場秩父多摩国立公園十里木駐車場(無料)
三角点①馬頭刈山:三等三角点あり、②高明山:なし
備考

駐車場情報

十里木駐車場
十里木駐車場

馬頭刈山登山だけでなく、戸倉城山臼杵山登山の起点としても利用できる便利な駐車場ですが、夏の川遊びシーズンはすぐに満車になるので避けたほうがよさそうです。

川遊びのシーズンオフはいつでもガラガラです。

料金無料
駐車可能台数約25台
最終確認日2025年1月30日(木)
備考

登山ルート情報

駐車場から高明神社までの約25分ほどはずっと舗装道路歩きになります。そして高明神社から山頂手前のベンチのあたりまではずっと森の中の登山道歩きになります。

ベンチのある場所から山頂までは南側が開けた明るい登山道となります。ここがこのルートの一番のみどころとなりますので、富士山や丹沢の山並みを楽しみながら歩きましょう。

出発地点秩父多摩国立公園十里木駐車場
所要時間3時間44分
歩行距離約9.1km
登山ルート秩父多摩国立公園十里木駐車場~高明山~馬頭刈山(往復)

所要時間詳細

上り十里木駐車場~高明神社25分
高明神社~高明神社跡(高明山)69分
高明神社跡(高明山)~ベンチ17分
ベンチ~馬頭刈山山頂11分
(小計)(122分)
(山頂にて休憩)15分
下り馬頭刈山山頂~高明神社跡(高明山)21分
高明神社跡(高明山)~高明神社43分
高明神社~十里木駐車場23分
(小計)(87分)
合計3時間44分

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

秩父多摩国立公園十里木駐車場地内にある公衆トイレ

十里木駐車場内公衆トイレ
十里木駐車場内公衆トイレ

男女別の管理されたきれいな公衆トイレで、24時間利用可能です。

小宮ふるさと自然体験学校の先にある簡易トイレ

小宮ふるさと自然体験学校の先にある簡易トイレ

駐車場から15分ほど歩いた小宮ふるさと自然体験学校の横にある簡易トイレで、24時間利用可能です。

高明神社横にある簡易トイレ

高光神社横にある簡易トイレ
高光神社横にある簡易トイレ

高明神社の横にある簡易トイレで、24時間利用可能です。

コンビニ情報

駐車場の近くにはコンビニは一切ありません。

おすすめ登山地図

おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(奥多摩)25」です。

天気予報をチェック!

馬頭刈山周辺の天気は?・・・ヤフー天気(あきるの市)

登山記録

山行日2025年1月30日
山行形態単独
天候快晴

十里木駐車場から高明神社へ(所要時間:約25分)

十里木駐車場
十里木駐車場

朝の7時30分過ぎに十里木駐車場に到着しました。工事車両が数台と登山者らしき車が3台ほど止まっていました。

車道

朝の7時55分、馬頭刈山山頂へ向けて出発です。朝の8時前だからなのでしょうか、車は殆ど通りません。

駐車場から14~15分ほど歩くと学校が見えてきます。この手前を左へ曲がります。

分岐にある案内板

学校の敷地の角には、案内板があるので安心です。

学校を右に見ながら進みます。

登山ルート上にある簡易トイレ
登山ルート上にある簡易トイレ

すぐに簡易トイレが見えてきます。登山者のために設置してくれているのでしょうか、きれいに管理されていてとても助かります。

分岐を右へ

緩やかな坂を登り切ると「行止まり」の看板があるので、ここを右に進みます。

細い舗装された道

道なりに進みます。

住宅街へ

住宅街に入りますが、人気(ひとけ)は全くありません。住宅街の中にも山頂名の書かれた案内板がしっかりとあるので迷うことはありません。

住宅街にある案内板

かなり痛んではいますが、案内板に従って進みます。

案内板に従って右へ

親切にも多くの分岐には案内板があるので安心です。

案内板

案内板の「光明山」は、「高明山」と読み替えてください。馬頭刈山方面へ進みます。

ここは左へ進みます。

ちょっと歩くと正面右側に神社が見えてきます。ここが高明神社です。

立派な石板が立っています。神社に登山の安全を祈願してから出発します。

高光神社横にある簡易トイレ
高光神社横にある簡易トイレ

神社のすぐ横には登山者のための簡易トイレが設置されています。こちらも簡易トイレですがきれいに管理されています。

高明神社のすぐ横からは未舗装の登山道になります。

案内板に従って進みます。

枯れ沢沿いの道

枯れ沢の右側の細い登山道を進みます。

高明神社から7~8分歩くと右に橋が見えてきます。ここが旧登山道(直進)と新しくできた広い林道(左へ)の分岐です。

分岐にある案内板

どちらを歩いても時間的にはあまり変わりません。今回は、行きでは旧道(直進)を歩いて、下山時には林道(広い道)を歩くことにします。

旧道へ

旧道は歩く人が少ないようでちょっと草が生え始めていますが問題なく歩くことができます。

林道の先の登山道入口

途中つづら折りに斜面を上りますが、数分で新しくできた林道と合流します。林道の向かい側には案内板のある登山道入口があります。

登山道入り口にある案内板

案内板の「光明山・馬頭刈山」の文字を確認して進みます。

登山道の様子

ここからはさらに登山道が狭くなりますが、危険な場所はありません。

展望のない森の中の登山道ですが、晴れていれば木洩れ日も差し込みます。

途中には、丸太で組まれた階段もあります。

荷田子バス停方面からの登山道と合流します。瀬音の湯方面からも登れるようです。

駐車場から65分ほど歩くと階段の先に鳥居が見えてきます。

森の中にある鳥居

鳥居には「高明神社」と書かれています。

鳥居から10分ほど歩くと右側に小さな石柱が見えてきます。ここが「鶴松神社跡」を示す石柱です。グーグルマップに記載されていたので気になっていたのですが、あるのはこの小さな石柱だけでした。

さらに進むと植林から自然林になったせいか、明るい森になり気分よく歩けるようになります。

駐車場から1時間35分ほど歩くと2つ目の鳥居が見えてきます。ここが高明神社跡です。

高明神社跡(高明山)に到着

鳥居をくぐると平らな場所があり、その奥に「高明神社跡」と書かれた小さな石柱があります。ここは樹林に囲まれていてますが、ベンチが2つほどあるので座って休憩することができます。

案内板に従って馬頭刈山を目指します。

登山道を進むとすぐ右側に平らな場所があります。ここが高明山の山頂です。

高明山

中央の木の幹には、「高明山 798m」と書かれた銘板がくくりつけられています。

高明神社跡(高明山)から馬頭刈山山頂へ(所要時間:約28分)

道なりに登山道を進みます。

なだらかな登山道が続きます。

5分ほど歩くと丸太の階段があらわれます。

ちょっとだけ傾斜がきつくなる場所もあります。

高明神社跡から10分ほど歩くと前方が明るくなり、森から抜け出そうな感じになります。

ベンチのある尾根筋に到着(所要時間:高明神社より約17分)

ベンチのある日当たりの良い場所

登山道の脇にベンチが1つだけ置かれています。確かに森から抜け出て日当たりが良いので座ってひと息つきたくなります。

ベンチ付近からの展望

正面には丹沢の山並みが見えます。

ベンチから馬頭刈山の山頂方面へ歩いていると岩に埋め込まれた銅版があります。その銅板には「関東の富士見百景」と書かれています。

富士見百景からの展望

前方を見ると富士山がきれいに見えました。なかなかの展望です。

富士山

馬頭刈山の山頂は樹林に囲まれていて展望はないので、ここで富士山を含めた見晴らしを楽しんでおきましょう。

丹沢の山並み

こちらが丹沢の山並みです。

都内の高層ビル群まで見えました。

馬頭刈山山頂に到着!

馬頭刈山山頂

駐車場から2時間2分で馬頭刈山の山頂に到着しました。山頂の中央には三角点があります。正面に見えるのが大岳山です。

日の出山
日の出山

右の木々の間からは日の出山が見えました。冬場なので何とか見えますが、葉の生い茂る春以降は全く展望は無くなりそうです。

山頂三角点

こちらが馬頭刈山の山頂にある三等三角点です。

馬頭刈山山頂から十里木駐車場へ(所要時間:約1時間27分)

下山口

下山は、来た道をそのまま下ります。

すぐに「関東の富士見百景」の場所に到着します。

富士山

富士山の雄姿を目に焼き付けてから下山します。

登山道

落ち葉の下に浮き石が隠れている場合があるので注意して下ります。

深い森に入る前の明るい登山道を楽しみます。

案内板の十里木の文字を確認

山頂から20分ほどで高明神社跡まで戻ってきます。ここで案内板の「十里木」の文字を確認し、鳥居をくぐって下山します。

高明神社跡の下山口

鳥居の先は急な下りになっているので注意です。

登ってきた道をひたすら下ります。

上りと下りでは印象がかなり違うのですが、記憶をたどりながら道を下ります。

広い林道と合流

高明神社跡から30分ほどで広い林道と合流します。ここから旧道ではなく新しい林道を歩きます。

案内板

「軍道バス停」方面へ進みます。

広い林道へ

大きく左へ曲がり、広い林道を下ります。

橋のある旧道と林道の分岐まで戻ってきました。

ここでは橋を渡らずに大きく右へ曲がり、枯れ沢沿いに下ります。

枯れ沢沿いに朝、登ってきた道を下ります。

5分ほど歩くと高明神社横に到着します。高明神社に無事に下山したことを報告して駐車場へ向かいます。

住宅街の中を案内板に従って、朝通ってきた道を戻ります。

十里木駐車場

高明神社から24分ほど舗装道路を歩いて駐車場へ戻ります。

まとめ

馬頭刈山は一般的な評価はかなり低いようで、私が登った1月の平日は、3時間以上かけて往復したにもかかわらず、すれ違った登山者は一人もいませんでした。

唯一出会った人は、高明神社に下山の挨拶をしていた時に犬の散歩をしていた女性一人に会っただけです。

それほど登山者が少ない山なので、初心者でソロ登山の方は万一途中でトラブルに見舞われた場合のことを考えると、リスクが大きいのでやめておいたほうがよいかもしれません。

逆にある程度登山経験を積まれた方で、一人静かに山歩きを楽しみたいという方には超おすすめです。

ただし、前述の通り、駐車場が秋川沿いにあるため川遊びシーズン(夏)は、すぐに満車になり車を止める場所を探すのに苦労しかねません。

できれば川遊びシーズンが終わる晩秋から早春の間にしておいたほうが無難です。この時期であれば駐車場が満車になるということは少ないのではないかと思います。

また、この駐車場を起点にして戸倉城山臼杵山へも登山可能です。ぜいチャレンジしてみてください。

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