今熊山~刈寄山

刈寄山山頂 東京都
刈寄山山頂(撮影:2022年12月30日)
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今熊山、刈寄山の基本情報

刈寄山山頂

今熊山から刈寄山のルートを歩くのは、今回で2度目。

実際に歩いてみるとよく覚えている場所と全く覚えていない場所があることに気づきました。

一番驚いたのは、今熊山から刈寄山への登山道のアップダウンの多さです。

この記憶は全くなかったので自分でもちょっと驚きました。ただ、低山のアップダウンなので長い上りがあるわけではないので心配無用です。

今回の天気はというと、晴れ時々曇りといった感じで雲一つない快晴ではなかったので富士山が見えなかったのがちょっと残念です。

それでも茨城県の筑波山、栃木県の男体山そして東京都の大岳山御前山日の出山麻生山などが見えたのでそれなりに満足感を味わえました。

ビュースポットも今熊山の手前に2ケ所、今熊山と刈寄山のあいだに1ケ所そして刈寄山山頂と合計4ケ所もあるので山座同定を十分楽しむことができます。

ぜひ快晴の日をねらって歩いてみてください。

山名①今熊山(いまくまやま)、②刈寄山(かりよせやま)
標高①今熊山:505.7m、②刈寄山:687.1m
場所①今熊山:東京都八王子市、②刈寄山:東京都あきる野市
駐車場今熊神社駐車場
三角点①今熊山:なし、②刈寄山:二等三角点あり
備考 

駐車場情報

今熊神社駐車場

今熊神社駐車場
位置下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金無料
駐車可能台数約10台
最終確認日2022年12月30日(金)
備考 

道路注意情報

武蔵五日市駅方面から今熊神社駐車場へ向かう場合、新小峰トンネルを出てすぐに右折しなければなりませんが、ここは右折禁止です。

トンネル出口から100mほど直進すると、左側にUターン専用レーンが作られていますので、そこでUターンして駐車場へ向かいましょう。

トンネル出口付近で右折のため停車すると追突される危険がありますので絶対にやめましょう。

右折禁止場所案内図

登山ルート情報

今熊山~刈寄山(往復)

駐車場から今熊山まではずっと上りですが、ビュースポットで2度ほど展望を楽しめるので疲れを感じることはありません。

今熊山か刈寄山の間は距離があるだけでなくアップダウンが何度もあるので急がずに自分のペースで歩くようにしましょう。

基本的に尾根歩きなのですが、分岐では上りの道を進むとそれなりの展望を楽しめるのでおすすめです。

疲れた場合は、帰り(下山時)にはまき道を選ぶと楽に駐車場まで戻れます。

出発地点今熊神社駐車場
所要時間3時間53分
歩行距離8.1km
登山ルート今熊神社駐車場~今熊山~刈寄山~今熊山分岐~今熊神社駐車場

所要時間詳細

この所要時間詳細は、2022年12月に行った際の個人的な山行記録です。年齢、性別、体力等により違いが生じますので参考程度にご利用ください。

上り今熊神社駐車場~今熊山45分
 今熊山~刈寄山83分
 (小計)(128分)
 刈寄山にて休憩24分
下り刈寄山~今熊山分岐53分
 今熊山~今熊神社駐車場28分
 (小計)(81分)
 合計3時間53分

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

今熊神社駐車場内公衆トイレ

今熊神社駐車場内公衆トイレ

男女共用ですがきれに管理された洋式トイレです。

今熊山園地便所

今熊山園地便所

今熊山山頂手前にある男女別の公衆便所ですが、むかしながらの和式のポットン便所でかなり臭います。

コンビニ情報

駐車場の近くにはコンビニはありません。

おすすめ登山地図

今熊山~刈寄山周辺の天気をチェック!

登山記録のスライドショー

下の「今熊山~刈寄山の登山記録」とほぼ同じ内容になります。
再生時間は約10分です。時間のある方はスライドショーで今回の登山記録をお楽しみください。(BGMが流れます。音量に注意してください。)

今熊山~刈寄山の登山記録

山行日2022年12月30日(金)
山行形態単独
天候晴れ時々曇り

今熊神社駐車場から今熊山へ(所要時間:約45分)

今熊神社駐車場

敷地は広く見えるのですが、まわりに駐車するようなので10台ほどしか駐車できません。

今熊神社入口

右の鳥居をくぐって直進すると登山道に直接行くことができます。

左の階段を上ると今熊神社遥拝殿に参拝してから登山を開始することができます。

今熊神社

今熊神社の建物は小さいながら荘厳さを感じさせてくれる遥拝殿(ようはいでん)です。

遥拝殿とは、離れた場所から拝むという意味です。

今熊神社は、今熊山の山頂にあるので足腰の悪いお年寄りの方々はお参りすることができません。

そのため麓で拝むことのできる場所を作ったのです。

登山の安全を祈願してから出発します。

登山道へ

右へ進むと登山道へ合流できます。

巨木が並ぶ登山道

はじめのうちは石の階段が続きます。

登山道の様子

しばらくすると普通の登山道になります。

展望スポット①

駐車場から25分ほど歩くと突然目の前にベンチが見えてきます。ここが最初のビュースポットです。

展望スポット①からの見晴し

あきるの市街を見下ろせます。

展望スポット①からの見晴し(日の出山と麻生山)

左には日の出山と麻生山が見えます。

展望スポット①からの見晴し(筑波山)

鉄塔の奥に見えるのが茨城県の筑波山です。

展望スポット①からの見晴し(東京スカイツリーと高層ビル群)

東京スカイツリーや都内の高層ビル群がシルエットになって見えました。

落葉の積もる登山道

最初のビュースポットで展望を楽しんだら、先へ進みます。

展望スポット②

10分ほど歩くとまた同じようなビュースポットに到着します。

展望スポット②からの見晴し(筑波山)

ここでは鉄塔に邪魔されずに茨城県の筑波山の全景を眺めることができました。

今熊園地便所

ビュースポットのそばには今熊山園地便所がありますが、昔ながらのポットン便所でかなり臭います。

今熊山と刈寄山との分岐にある階段

そのすぐ先には階段があります。ここが今熊山と刈寄山の分岐です。

分岐

階段の上には案内板があります。

分岐のアップ

左へ進むと刈寄山ですが、まずは今熊山の山頂へ向かうため右へ進みます。

分岐にある案内板

分岐から100mで今熊山山頂です。

階段

きれいに整備された石段を上ります。

開運神社

途中、右に小さな拝殿があります。ここが「今熊開運稲荷社」です。

「来年は良いことがたくさんありますように」としっかりお願いをして先へ進みます。

今熊山山頂に到着!

今熊山山頂

駐車場から45分ほどで今熊山の山頂に到着しました。山頂にはテーブルベンチもあるのでゆっくり休憩もできます。

今熊山山頂にある山頂名の書かれた角柱

山頂には、山頂名と標高(505m)の書かれた角柱が立っています。

山頂広場

右奥に今熊神社があります。

今熊神社

こちらが今熊神社本殿です。

今熊山から刈寄山へ(所要時間:約83分)

刈寄山への分岐

刈寄山へは、先ほどの分岐まで戻り、右へ進みます。

分岐にある案内板

案内板で「刈寄山」の名前をしっかりと確認してから進みます。

歩きやすい登山道

登山道は明るく歩きやすい道です。

緩やかに下る登山道

はじめのうちは緩やかな下り坂が続きます。

上り傾斜の登山道

しばらくすると登り坂がはじまり、ここから刈寄山まではずっとアップダウンが続きます。

分岐

今熊山と刈寄山の分岐から30分ほど歩くと、右へ曲がる分岐があります。

直進してもいいのですが、右のほうが見晴らしが良いので右へ進みます。

分岐

右を見ると視界が開けているのがわかります。

右側の見晴し

大岳山や日の出山方面の眺めが良好です。

見晴らしの良い登山道

左の斜面を上っていくとさらに展望は良くなります。

大岳山と御前山

大岳山と御前山も見えました。

日光男体山

正面には雪に覆われた日光男体山が見えます。

朽ちた案内板

斜面の一番高い場所まで登ると朽ちて倒れてしまった案内板があります。

「刈寄山」と書かれています。左へ進み、落葉で道が不明瞭になっている斜面を下ります。

案内板のある登山道と合流

ここで直進する道と合流します。真っすぐ先へ進みます。

分岐

すぐに分岐があります。左は刈寄山(まき道)で右は刈寄山と書かれていますが、どちらを進んでも問題ありません。

私はまだ疲れていないので右へ進みます。

刈寄山と書かれた案内板

今回は右のまき道でない方へ進みます。

木製の階段

結構きつい登り坂ですが、良い運動になると考え、頑張って登ります。

まき道と合流

ここで左のまき道と合流します。時間にすると6分ほどでした。

登山道の様子

一休みできる平らな道が続きます。

分岐(直進は急な階段、右はそのまき道)

まき道との合流地点から7分ほど歩くとまた急な登り坂と右へのまき道があります。

ここでも左の急登のほうが眺めがよさそうなので左へ進みます。

歩きやすい登山道

木製の急な階段を登り切り、右へ進むと明るい登山道なのですが、見晴らしはそれほどでもありませんでした。

案内板のある分岐

斜面を下り切ると案内板が見えてきます。ここで右からのまき道と合流します。

分岐から合流するまで、時間にすると4分ほどでした。

案内板

刈寄山方面へ進みます。

落葉の積もる明るい登山道

登山道は南斜面にあるのでずっと日当たりが良く、気持ちよく歩くことができます。

左側が開けた気持ちの良い登山道

次第に見晴らしがさらに良くなってきます。

左側の眺めが良い

名も無い山(私が知らないだけかも)が続きます。

斜面を下り切った先にある分岐

地図に無い分岐がありますが、案内板に従って刈寄山を目指します。

上り坂は青い空が見えて気持ち良い

アップダウンが続きますが、気持ちの良い道です。

太陽の光の差し込む気持ちの良い登山道

植林帯も日が差し込むと明るく気持ちよく歩けます。

木製の階段

今熊山と刈寄山の分岐から1時間10分ほどで、木製の階段が見えてきます。

刈寄山の山頂はすぐ先です。

案内板を左折

階段を上り切り、案内板のところで左へ曲がると刈寄山の山頂です。

屋根付きの休憩舎の先が山頂

正面に屋根付きの休憩舎が見えてきます。山頂はその先です。

刈寄山山頂に到着!

刈寄山山頂

今回は、駐車場から2時間8分で刈寄山の山頂に到着しました。

刈寄山山頂

刈寄山の山頂にはベンチが5脚ほど設置されています。

山頂名と標高が書かれた角柱

山頂には今熊山と同じタイプの角柱が立っています。

刈寄山山頂

山頂からの展望は、あきる野市街方面のみですが、悪くはありません。

あきる野市方面の展望

手前があきる野市街、奥が青梅、飯能方面です。

日光男体山

一番奥には日光の男体山が見えました。

筑波山

右奥には茨城県の筑波山も見えます。

二等三角点

刈寄山の山頂には、二等三角点があります。

屋根付きの休憩舎

山頂手前には屋根付きの休憩舎があります。

ここからは、晴れていれば富士山が見えるのですが、今回は残念ながら見ることができませんでした。

参考2017年12月の登山での富士山の眺め

刈寄山から今熊山分岐へ(所要時間:約53分)

刈寄山山頂から今熊山へ

下山は、登ってきた道をひたすら戻ります。

案内板で今熊山の文字を確認

まずは今熊山を目指して山頂を離れます。

気持ちの良い登山道

上りでは背中を向けていたので気がつきませんでしたが、なかなか気持ちの良い場所です。

案内板のある分岐

山頂から13分ほど歩くと案内板のある分岐に到着します。朝、登ってくるときは正面の急坂を下ってきました。

左のまき道へ

帰り(下山)は、楽をして左のまき道を進むことにしました。(もちろん右の急坂を上ってもOKです)

平らなまき道

左のまき道は細いですが、ほぼ平らな歩きやすい道です。

合流地点

ここで右の急坂の道と合流します。

アップダウンのある登山道

右の急坂を上った場合、この正面の階段から下りてきます。

まき道と展望の良い道の分岐

合流地点から10分弱歩くと再び案内板が見えてきます。

案内板の表示はありませんが、案内板の先の斜面を登ると今熊山と刈寄山の間のビュースポットです。

右への道はビュースポットを通らないまき道です。

私はちょっと疲れますが、ビュースポット経由で歩くことにしました。

大岳山と日の出山

鉄塔がありますが、大岳山と日の出山が見えました。その間(鉄塔の真裏)が御岳山です。

大岳山

大岳山は埼玉県側から見た形とかなり違うことがわかります。

大岳山、御前山そして鷹ノ巣山

御前山鷹ノ巣山そして大岳山が並んで見えます。

筑波山

茨城県の筑波山もよく見えました。

落葉の積もる登山道

12月の刈寄山の登山道では、他の登山者とすれ違うことはありませんでした。静かな山歩きが好きな方にはおすすめです。

平らで歩きやすい登山道

本当に静かな山歩きを楽しめます。

今熊山との分岐

刈寄山山頂から50分ちょっとで今熊山との分岐まで戻ってきました。

今熊山分岐から今熊神社駐車場へ(所要時間:約28分)

石の階段を下る

分岐からは、短い階段を下り30mほど進むと今熊山園地便所とビュースポットがあります。

展望ポイント②

ビュースポットにはベンチもあるので座って休憩できます。

ベンチのある展望ポイント

他の登山者がいないので、あきる野市街を眺めながら時間を忘れてぼーっとすることもできます。

日の出山と麻生山

日の出山麻生山がまじかに見えます。どちらも山頂からの眺めの良い山なのでおすすめです。

きれいな杉

神社のまわりには、神社立替え用なのでしょうか、杉の木がたくさん植えられています。

今熊神社の鳥居

今熊山の分岐から25分ほどで鳥居が見えて来ました。

今熊神社

鳥居の手前で右に曲がり、今熊神社遥拝殿で下山の報告をして駐車場へ戻ります。

まとめ

パソコンで記事を書く青年のイラスト

今回の登山ルートの合計所要時間は、3時間53分ですので誰でも無理なく歩けるコースと言えます。

今熊山から刈寄山まではアップダウンが何度もありますが、長い距離を上らなければならないということはないので、あまり心配する必要はありません。

12月30日という年末のせいかもしれませんが、登山中、一人の登山者とも会うことがありませんでした。

完全に貸し切り状態で登山を楽しむことができました。

また、今熊山そして刈寄山の山頂にはベンチが設置されているので、座ってのんびり休憩することもできます。

今熊山の山頂は展望が全くありませんが、刈寄山の山頂からは、日光の男体山や茨城県の筑波山、そして山頂手前の屋根付きの休憩舎からは富士山も見えるので登山の満足感をそれなりに味わうことができます。

冬の運動不足を解消するのにぴったりの山です。

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