大高山の山頂は休憩スペースなし
吾野駅から1時間10分ほどで最初の目的地である大高山に到着しました。山頂は狭く、ベンチなどは一切なく、座って休憩できるようなスペースもありません。
またまわりは樹林に覆われていて1方向を除いて見晴らしはありません。
山頂には、三角点はありませんが、石でできた看板兼案内板があります。大高山の標高は493mと書かれています。
大高山の山頂からの展望は、殆ど無いのですが、奥多摩方面だけはかろうじて見渡すことができます。
正面には大岳山が見え、その右側は木の枝でちょっと邪魔されていますが、御前山も眺めることができます。
大高山から天覚山への登山道も尾根伝いの一本道で迷うことはありません。しかしながら小さなアップダウンはずっと続きます。
大高山から15分ほど歩くと尾根上に大きな岩が立ちはだかり、まっすぐ進むことができなくなっています。ここは大岩に書かれた矢印に従って、大岩の左へ進みます。大岩の左には、安全に歩ける登山道が整備されています。
登山道を歩いていると正面の木の間に先の尖った山が見えてきます。どうやらあれば目的地の天覚山の山頂のようです。それでもここからまた何度か道を下り登り返すことになります。
大岩から50分ほど歩くと「天覚山山頂」と書かれた案内板が現れます。ここから正面を見ると坂の上に大きな岩があります。その先が天覚山の山頂です。
ただ、ここで注意しておかなければならないことがあります。天覚山の山頂から東吾野駅方面へ下山する場合は、ここを左へ曲がらなければならないということです。
つまり天覚山の山頂から直接東吾野駅へ下山する道はないということです。
ここを直進すると天覚山の山頂で、ここを左へ曲がると広場がありそこから東吾野駅へ下山する尾根ルートと沢ルートがあるのです。
正面の木には手書きの案内が書かれているので確認してから山頂へ行きましょう。
赤い点が現在地で「天覚山山頂」と書かれた案内板がある場所です。右へ進むと「天覚山山頂・東峠」と書かれていて、左へ進むと神社のマークと「東吾野」と書かれています。
正面を見上げると大きな岩があります。どうやらその先が天覚山の山頂のようです。
天覚山山頂に到着!
天覚山の山頂は小さいながらも平らな場所があり、手製のベンチも4脚ほど設置されていて座って休憩できるようになっています。
標高は445mで大高山(493m)よりも低いことがわかります。
山頂には三等三角点が設置されています。
天覚山の山頂は、南側が開けていて遠くまで見通すことができます。また南向きなので太陽の光も良く届き、明るく気持ちの良い山頂になっています。
正面には西武ドームの屋根が見えます。その奥には都心のビル群も確認することができました。
右に目を移すと神奈川県の大山や丹沢の山並みも良く見渡すことができます。
さらに右に目をやると青梅の岩茸石山や東京の大岳山、奥多摩の御前山などの山も確認できます。
さらに右に目をやると奥多摩の川乗山と本仁田山、その手前に名栗の棒ノ嶺(棒の折山)も眺めることができました。