鷹ノ巣山の基本情報
鷹ノ巣山の山頂にある銘板は最近新しく建て替えられました。
山頂の南側の木もきれいに伐採され、奥多摩湖の南側にある山々を一望できるようになり、鷹ノ巣山の人気はさらに高まりそうです。
山名 | 鷹ノ巣山(たかのすやま) |
標高 | 1,736.6m |
場所 | 東京都西多摩郡奥多摩町 |
駐車場 | 奥多摩水と緑のふれあい館駐車場(無料) |
備考 |
駐車場情報
奥多摩水と緑のふれあい館駐車場
ここはふれあい館の駐車場ですが、もちろん奥多摩湖散策の観光客や登山者も利用可能です。ふれあい館内のトイレは開館しないと利用できませんが、堤防の横に公衆トイレがあります。
またこの駐車場は屋根がついているので夏には車が熱くならずにとても助かります。
位置 | 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。 |
料金 | 無料 |
駐車可能台数 | 約60台 |
最終確認日 | 2019年6月6日 |
備考 |
無料駐車場
上のふれあい館の駐車場が一杯の場合には、少し戻ってここに駐車するとよいでしょう。ここはふれあい館よりも登山口により近いので不便な駐車場というわけではありません。
位置 | 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。 |
料金 | 無料 |
駐車可能台数 | 約40台 |
最終確認日 | 2019年6月6日 |
備考 |
登山ルート情報
六ツ石山~鷹ノ巣山~倉戸山(周回)ルート
出発地点 | 奥多摩水と緑のふれあい館駐車場 |
所要時間 | 7時間37分(山頂での休憩:44分) |
登山ルート | 駐車場~六ツ石山~鷹ノ巣山~倉戸山~駐車場 |
トイレ、コンビニ情報
トイレ情報
小河内ダムサイト(左岸)園地便所
青梅警察署小河内駐在所の右奥にある公衆便所で男女別できれいに管理されています。嫌な臭いもなく和式と洋式便座の両方ある規模がちょっと大きめのトイレです。
コンビニ情報
駐車場近辺にはありません。青梅市内で早めに立ち寄っておくことをおすすめします。
六ツ石山~鷹ノ巣山登山記録
山行日 | 2013年8月14日(水) |
山行形態 | 単独 |
天候 | 晴れ |
駐車場から登山口へ(所要時間:約30分)
ここが奥多摩水とみどりのふれあい館の駐車場です。24時間開放されていていつでも駐車できます。しかも屋根付きです。
真夏の8月に長時間駐車しても車の中が熱くなりません。本当に助かります!
駐車場から青梅街道まで戻り、道を渡った向かい側の道を入っていきます。入口には「むかし道入口」などの看板がいろいろと立っています。
ここを直進すると水根沢林道に入ります。登山口はここを右に曲がります。
水根沢林道入口の右側には「六ツ石山」と書かれている案内板があります。
舗装道路を2度ほど折り返して登って行くと登山口が見えてきます。左へ登って行く白い手すりのある細い道が登山口です。駐車場からここまで約30分でした。
登山口から六ツ石山へ(所要時間:約2時間)
民家のすぐ横を通り抜けるとすぐに植林の森の中へ入っていきます。登山道は明瞭で要所要所に案内板があるので道に迷うことはありませんが、傾斜はかなりきつく疲れます。
おまけに六ツ石山までほとんど展望はなく、きつい登りがずっと続きます。
途中の森の中で木が無い場所があるのですが、シダ類の下草が生い茂り道が不明瞭になっていますが、近くまで行くとつづら折りに道があるのがわかります。
ちょっと薄気味悪い場所です。
六ツ石山の山頂に到着!
登山口から2時間ほどで六ツ石山の山頂に到着しました。山頂はお椀を伏せたように丸くなっていて平らな場所は少なくなっています。山頂スペースはあるのですが、まわりの樹木が成長していて見晴らしは殆どありません。
六ツ石山の山頂にあるのはとても質素な山名板です。それでも標高は1,478.8mもあります。
六ツ石山の山頂にあるのは三等三角点です。国土地理院のサイトによると基準点名は「境」で5万分の1地形図名は「五日市」です。
六ツ石山から鷹ノ巣山へ(所要時間:約1時間40分)
六ツ石山の山頂を通り過ぎて下っていくと最初の案内板があります。ここを鷹ノ巣山方面へ進みます。ここを左へ曲がります。
六ツ石山から水根沢林道の分岐あたりまでは傾斜は緩やかでとても歩きやすく体力を奪われるような場所はあまりありません。ただ、ずっと森の中を歩くので見晴らしはありません。
案内板の下にぶら下がっているのは行方不明者を捜しているというポスターです。一見危険な場所などなさそうな登山ルートなのですが、何が原因で遭難してしまったのか知りたいものです。
ここで道が尾根筋の道と山の斜面のまき道に分かれます。直進のまき道のほうが楽そうなのですが、少しでも明るい道を歩きたいので尾根筋へ進むことにしました。
尾根にある道ははやり明るく気持ちの良い道でした。
途中で下を並行に走っているまき道へ行ける分岐があります。下のまき道を歩きてここで尾根筋へ出ることも可能なようです。
案内板には「倉戸山・水根・熱海」と書かれています。今回の下山ルートである倉戸山から熱海の文字がここで確認できました。
尾根筋の登山道はさらに明るく気持ちの良い道になってきました。
さらに気持ちの良い尾根道に!
奥多摩駅から雲取山へ続く石尾根の道はこんな感じの気持ちの良い道が多いようです。七ツ石山の先のブナ坂から雲取山までの尾根筋も本当に気持ちの良い道です。
明るく気持ちの良い尾根歩きがつづきますが、前方に登り坂が見えるとちょっと気分がへこみます。
コンパクトカメラでズームしてみると結構な登り斜面だとわかります。
何度か登り坂の乗り越えて高度を増していきます。六ツ石山の標高が1,478m、鷹ノ巣山は1,736mなので258mは登らないと鷹ノ巣山の山頂に到着しないということです。
鷹ノ巣山山頂に到着!
六ツ石山から1時間40分ほどで鷹ノ巣山山頂に到着しました。山頂は六ツ石山と同じようにお椀を伏せたように丸くなっていて平らな場所が少なくなっています。
山頂は広く見晴らしは六ツ石山よりはずっと良いのですが、ベンチやテーブルなどは一切ありません。
鷹ノ巣山の山頂名は案内板のポールに書かれているという淋しいものです。(2018年末頃に立派な山名版が新設されました)
左にあるのが山頂三角点ですが、かなり土砂が流されてしまっているようで傾いてしまっています。鷹ノ巣山の山頂にあるのは二等三角点で、国土地理院のサイトに記載されている基準点名は「長澤」で5万分の1地形図名は「五日市」です。
鷹ノ巣山からの展望は、南側の樹木が伐採されとても素晴らしくなりました。(詳しくは、「鷹ノ巣山(浅間尾根コース)」をご覧ください)
下山は鷹ノ巣山山頂から七ツ石山方面へ下ります。途中で案内板が出てくるので「まき道をへて六ツ石山」方面へ進みます。
細いまき道を進むと「倉戸山、水根、熱海」への案内板が見えてきます。案内板通りに進みます。
さらに先にも分岐があり、案内板があります。ここも「倉戸山、熱海」方面へ下山します。
真夏の8月だというのにこんなキノコを見つけました。かなりの太さと大きさです。
こちらは赤い色のキノコ。いかにも毒を持っていそうなので写真を撮るだけにします。
こちらは真っ白なキノコ。これはネットで調べてみると「ドクツルタケ」らしいことがわかりました。毒性はとても強く欧米では「破壊の天使」と呼ばれているそうです。
下り傾斜が緩やかになると森の中にちょっとした広場のようなスペースが現れます。そこには案内板が立っています。
案内板の支柱に「倉戸山」と書かれています。ここが山と高原地図に載っている「倉戸山」の分岐です。ここを「熱海方面」へ進みます。
道なりに進むと階段が現れ、そこを下ると舗装道路へと合流します。
舗装道路の向かい側には案内板があります。ここは「倉戸口」方面(左)へ進みます。
すぐに白地に赤い矢印の案内板が見えてきます。ここで「大麦代展望台、日村沢バス停」方面へ進みます。進路は、ガードレールの右側を下っていきます。
ガードレールの右側の細い道を道なりに下っていくと案内板があるのですが、もうよく読むことはできません。道なりに先へ進みます。
夏はちょっとした藪漕ぎを10mくらいするとちょっとした広場に出ます。ここが大麦代展望台のようですが、樹木が成長してしまったせいか見晴らしは全くありません。石垣の間を進みます。
少し歩くと「国道411号線(大麦代)と書かれた案内板が見えてきます。案内板に従って進むと広い車道(青梅街道)に出ます。
その車道の向かい側に大きな駐車場があり、そこを通り抜けて右の道沿いを奥多摩湖を右に見ながら300mほど進むと奥多摩水とみどりのふれあい館駐車場に戻ります。
合計所要時間は、休憩時間約50分を含めて7時間37分でした。
まとめ
今回のルートは登山口から六ツ石山までのきつい登りと下山で水根沢林道を使わずさらに大回りの倉戸山経由のルートにしたため合計所要時間が7時間37分とちょっと長めの歩行時間になりました。
水根沢林道を使えばずっと短い時間で下山できるのですが、私はこのルートは絶対におすすめしません。過去に一度だけ歩いたことがあるのですが、柵や手すりのない崖がありとても危険です。
崖沿いにある登山道は平らな部分が少なく、がけ下に向かって斜めになっています。もし雨など降ろうものなら滑って間違いなく崖下に落ちてしまいます。
私は二度と通らないと堅く誓いました。
ただ六つ石山から鷹ノ巣山への尾根道は明るく気持ちいいので何度でも歩きたくなる道です。また鷹ノ巣山からの見晴しも素晴らしく、山座同定の練習にもなるくらいたくさんの山を見ることができます。
このルートは7時間以上確実に歩き切れると自信がついてから挑戦すると良いでしょう。