赤ぼっこの基本情報
低山ながら見晴らしがとても良く、晴れていれば茨城県の筑波山なども見渡せる魅力的な山です。
駐車場は無料駐車場の他、有料駐車場もあるので行ってみたら満車で車を止められなかったなどということも少ないのではと思います。
山の難易度は、登山ルートの3分の1ほどは舗装道路歩きなので初心者の方でも安心してチャレンジできる山だといえます。
登山道はほぼ森の中を歩くため、あまり日当たりが良いとはいえませんが、赤ぼっこ山頂からの展望は素晴らしいものがあります。
特に冬の運動不足解消のためのルートとしては自信を持っておすすめできる山です。
山名 | 赤ぼっこ(あかぼっこ) |
標高 | 409.5m |
場所 | 東京都青梅市和田町 |
駐車場 | 釜の淵公園駐車場(無料) |
三角点 | 三等三角点あり |
備考 |
駐車場情報
釜の淵公園駐車場(無料)
こちらが24時間開放されている無料駐車場です。この日は土曜日の早朝でしたが、十分に空きがありました。
駐車場の入り口には、満車時に有料駐車場へ誘導する案内板があり、とても助かります。
この案内図はとても分かりやすく書かれていて迷うことはありません。車で数分で行ける場所です。
有料駐車場からは橋を渡って4~5分で現在地(無料駐車場)へ行けるので、登山にも殆ど影響がありません。
位置 | 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。 |
料金 | 無料 |
駐車可能台数 | 約15台 |
最終確認日 | 2023年12月23日(土) |
備考 |
釜の淵公園大柳駐車場(有料)
こちらが有料駐車場です。これは下山時(昼頃)の写真ですが、問題なく駐車できそうです。
ただ、有料駐車場ですが、利用時間に制限があるので注意です!
1時間100円なので、今回のコースを歩いた場合に必要な駐車料金は、400~500円といったところです。
位置 | 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。 |
料金 | 100円/1時間 |
駐車可能台数 | 約80台 |
最終確認日 | 2023年12月23日(土) |
備考 |
登山ルート情報
釜の淵駐車場~赤ぼっこ~天狗岩
今回のコースは住宅街の裏山が登山ルートになっているので、最初の3分の1ほどは車道上を歩くことになります。
登山道自体は傾斜も緩く、汗をかくようなきつい上り坂などはありません。
ただ天狗岩の手前だけは短いながらも急な下り坂と急な登坂があるので注意が必要です。
出発地点 | 釜の淵公園駐車場(無料) |
所要時間 | 3時間24分(休憩含む) |
歩行距離 | 10.9km |
累積標高 | 1,413m |
登山ルート | 釜の淵駐車場~こんにゃく岩~旧二ツ塚峠~赤ぼっこ~天狗岩~旧二ツ塚峠~(天祖神社方面)~釜の淵駐車場 |
所要時間詳細
この所要時間詳細は、2023年月12月に行った際の個人的な山行記録です。年齢、性別、体力等により違いが生じますので参考程度にご利用ください。
上り | 釜の淵無料駐車場~旧二ツ塚峠 | 48分 |
旧二ツ塚峠~赤ぼっこ | 30分 | |
(小計) | (78分) | |
赤ぼっこにて休憩 | 14分 | |
下り | 赤ぼっこ~天狗岩 | 10分 |
天狗岩~旧二ツ塚峠 | 44分 | |
旧二ツ塚峠~登山口 | 37分 | |
登山口~釜の淵無料駐車場 | 21分 | |
(小計) | (112分) | |
合計 | 3時間24分 |
トイレ、コンビニ情報
トイレ情報
釜の淵公園内公衆トイレ
駐車場から川沿いの公園へ1~2分下った公園内に男女別のきれいな公衆トイレがあります。
コンビニ情報
駐車場のちかくにはありませんが、45号線沿いにあるので事前に立ち寄っておくとよいでしょう。
おすすめ登山地図
おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(24)奥多摩」です。
赤ぼっこ山周辺の天気をチェック!
赤ぼっこ周辺の天気は?・・・ヤフー天気(東京都青梅市)
赤ぼっこの登山記録
山行日 | 2023年12月23日(土) |
山行形態 | 単独 |
天候 | 晴れ |
釜の淵駐車場から赤ぼっこへ(所要時間:約78分)
釜の淵駐車場から旧二ツ塚峠へ(所要時間:約48分)
土曜日の朝ということで混んでいるかなと思ったのですが、止まっていたのは3台ほどでした。
24時間開放されている無料駐車場に車を予定通り止めて登山の開始です!
まずは車で通ってきた道を戻ります。
信号のある交差点を右に進みます。
信号から140mほど進んだ最初の分岐を左へ曲がります。
土曜日でも殆ど車の通らない狭い道路を道なりに進みます。
左の橋を渡らずに、右に見えるピンク色の家方向へ進みます。(駐車場から約10分)
住宅街のはずれの分岐を左へ進みます。
分岐には案内板が立っていますが、左への案内板は壊れて無くなっています。(ペット斎場の白い案内板を目印にします)
ここからは未舗装の砂利道になります。
ペット斎場のすぐ横の分岐は、左へ進みます。(案内板はありません)(駐車場から約15分)
左へ下る道がありますが、直進します。
駐車場から20分ほど歩くと車が入れないようにする鎖が見えてきます。横を通り抜けて進みます。
上の写真の鎖の場所から3分ほど進むと道が左右に分岐している場所に到着します。ここは左へ進みます。(案内板なし)
分岐の左の道の橋にはこのような青い看板があります。
手前の分岐から3~4分歩くと左側に大きな岩が見えてきます。これがこんにゃく岩のようですが、解説板等は一切ありません。
こんにゃく岩の先からは道がどんどん狭くなり、登山道っぽくなってきます。
12月は落ち葉で登山道が埋もれて地面の状況がよくわかりませんが、大きめの石がゴロゴロしていて足首を捻挫しそうになるので注意です!
こんにゃく岩から15分ほど歩くと道が合流するので右へ進みます。(ここを左へ曲がると天祖神社方面で、下山時はこちらへ進みます。)
近くには案内板が立っています。まずは旧二ツ塚峠方面へ進みます。
合流地点からはずっと尾根歩きなので、きついアップダウンは殆どありません。
旧二ツ塚峠に到着!
駐車場から50分弱で旧二ツ塚峠に到着します。案内板の左奥にはベンチが2つあるので座って休憩することができます。
この先は赤ぼっこ山頂までベンチはありません。
旧二ツ塚峠から赤ぼっこへ(所要時間:約30分)
案内板にはまだ「赤ぼっこ」という表示は出てきません。ここは「馬引沢峠・天狗岩」方面へ進みます。
坂道をまっすぐ下っていきます。
「馬引沢峠」という文字を確認し、下ります。
道なりに細い登山道を進みます。
旧二ツ塚峠から10分ほど道なりに進むと分岐が見えてきます。案内板は右の木に隠れて見えなくなっているので注意です。右へ曲がります。
木に隠れて見えなくなっている案内板には、「馬引沢峠・天狗岩」は右と書かれています。
落ち葉の積もる歩きやすい道を進みます。
手前の分岐から1分ほど歩くとまた分岐が出てきます。ここは大きく左へ曲がります。
分岐にある案内板に「馬引沢峠・天狗岩」と書かれていることを確認し、左へ進みます。(帰りは、ここで「二ツ塚峠・釜の淵公園」方面へ戻ります)
馬引沢峠に到着!
手前の分岐から3分ほどで馬引沢峠に到着します。ここはフェンスに沿って直進します。
分岐に立っているポールに「馬引沢峠」と書かれていることを確認し、先へ進みます。
馬引沢峠にある案内板には、「天狗岩・梅の公園」と書かれています。
フェンス沿いの細い道を進みます。フェンスの左側はごみの最終処分場のようです。
馬引沢峠からフェンスに沿って10分弱進むと案内板のある分岐に到着します。ここで右に曲がります。
「天狗岩・梅の公園」方面へは、ここで右に曲がります。
右に曲がると一瞬日当たりの良い場所がありますが、すぐに森の中に入ります。
登山道は細いながらも明瞭なので迷うことはありません。
分岐から4分ほど歩くと階段が見えてきます。
階段を上って少し進むと案内板のある分岐が見えてきます。ここを右に曲がります。
ここでやっと「赤ぼっこ」の表示が出てきます。
赤ぼっこに到着!
森から抜け出るとすぐにシンボル的な木が見えてきます。赤ぼっこ山頂に到着です!
赤ぼっこの山頂は細長くなっており、そこに山頂名の書かれたポールや三角点、ベンチが2つ、そして山座同定板などがあります。
細長い山頂からは青梅市街地を見下ろせます。
山頂名の書かれたポールの横には三等三角点があります。
写真付きの山座同定板はとても分かりやすくて便利です。
スカイツリーや都内の高層ビル群もくっきりと見えます。
右奥には茨城県の筑波山も見えます。
こちらは青梅市柚木町、二俣尾方面の街並みです。
左側を見ると東京都西部の山、大岳山、鍋割山そして日の出山などを見渡せます。
その右を見ると鷹ノ巣山、川苔山、高水三山そして棒ノ嶺なども確認できます。
高峰山から日の出山までの登山ルートも確認できます。
先日登った川苔山も外から見るとずいぶん高い山だったことがわかります。
高水三山(高水山、岩茸石山、惣岳山)も半分近く車道歩きですが、市街地から近いので初心者には安心して登れるおすすめコースです。
赤ぼっこから釜の淵駐車場へ(所要時間:約112分)
赤ぼっこから天狗岩へ(所要時間:約10分)
赤ぼっこで十分に展望を楽しんだら、天狗岩に立ち寄り、それから駐車場へ戻ることにします。赤ぼっこの手前の分岐まで戻り、右へ進みます。
細いながらも明るく明瞭な道を進みます。
手前の分岐から4分ほどでまた分岐があります。ここは案内板に従って右へ進みます。
かなり急な下り坂になります。
下まで下るとすぐに上り返します。倒木があるので慎重に通過します。
天狗岩に到着!
短い上りが終わりちょっと左へ進むとポールに「天狗岩」と書かれた場所に到着します。
ポールの先に進むと青梅の街並みを見下ろせる場所に出ます。
見える景色は赤ぼっこからの風景とほぼ同じです。
標高が下がった分遠くの山の景色も赤ぼっこよりも見えずらくなっています。はっきり言うと天狗岩に立ち寄る価値はほぼないと言っていいと思います。
景色を楽しむだけの目的であれば、赤ぼっこにその時間、滞在して展望を楽しんだ方がよいでしょう。
ただちょっと歩き足りないという方は、天狗岩まで足を延ばしてみることをお勧めします。
天狗岩から旧二ツ塚峠へ(所要時間:約44分)
天狗岩から旧二ツ塚峠の先の分岐までは歩いて来た道を戻ります。まずは倒木のある急斜面を下り、ちょっときつめの階段を上り返します。
分岐まで戻ったら案内板に従って左へ曲がります。
分岐に立っている案内板で「馬引沢峠・二ツ塚峠」と書かれていることを確認してから進みます。
道なりに来た道を戻ります。
天狗岩から10分ほどで赤ぼっこへの分岐まで戻ってきます。この分岐から赤ぼっこへはすぐ近くなのでもう一度立ち寄っても良いでしょう。
立ち寄らない場合は、馬引沢峠方面へ直進します。
分岐には、左が「赤ぼっこ」で直進が「馬引沢峠・二ツ塚峠」と書かれています。
直進する道は平らで歩きやすい道が続きます。
赤ぼっこへの分岐から10分足らずでフェンス沿いに歩く登山道とぶつかります。ここを左へ進みます。
案内板で「馬引沢峠・二ツ塚峠」と書かれている道へ進みます。
しばらくはフェンス沿いの道を歩きます。
馬引沢峠に到着!
天狗岩から25分ほどで馬引沢峠に到着します。
ポールに「馬引沢峠」と書かれていることを確認します。
馬引沢峠に立っている案内板には、次の目的地の「二ツ塚峠」と駐車場のある「釜の淵公園」の文字が書かれています。
さらにフェンスに沿って二ツ塚峠を目指して進みます。
馬引沢峠から2分ほど進むと案内板の立つ分岐が見えてきます。ここは大きく右へ曲がります。
案内板で「二ツ塚峠・釜の淵公園」と書かれている道へ進みます。(直進してはいけません!)
軽い登り坂を登りながら道なりに進みます。
大きく右に曲がる分岐から2分ほどで再びフェンス沿いの登山道になります。ここは左へ進みます。
フェンス沿いの道を道なりに進みます。
9分ほどフェンス沿いを歩くと旧二ツ塚峠に到着します。ここを左へ進みます。(旧二ツ塚峠にはベンチがあるので座って休憩することもできます)
旧二ツ塚峠から登山口へ(所要時間:約37分)
旧二ツ塚峠からは「吉野街道・釜の淵公園」方面へ進みます。
すぐに釜の淵公園方面から登ってきた道との合流地点に到着しますが、ここは左へ下らずに直進します。
案内板にある「こんにゃく岩」方面が釜の淵公園駐車場から登ってきたルートです。下山は別ルートを歩いてみたいので、「天祖神社」方面へ進みます。
赤いバツ印(上りで使ったルート)へ進まずに、天祖神社方面(直進)へ進みます。
天祖神社方面への道は日当たりがよく、気持ちのよい道です。
傾斜も緩やかで歩きやすい下り坂が続きます。
上りで使ったルートとの分岐から8分ほど進むと左右に分岐する場所がありますが、すぐ先で合流するのでどちらを進んでも問題ありません。
相変わらずなだらかな下りの歩きやすい道が続きます。
上りで使った道との分岐から約14分ほどで天祖神社方面への分岐に到着します。ここは左へ進みます。
今回は天祖神社方面へ進まずに、「長淵8丁目」方面へ下ります。
落ち葉の積もるなだらかな下り坂が続きます。
下り傾斜はさらに緩み、のんびり散策気分で歩けます。
雨が降らないと水が流れないような枯れ沢の左側の道を進みます。
枯れ沢に沿った道はまっすぐ続きます。
上りで使った道との分岐から約27分ほどで車道と合流します。ここを左へ進みます。
登山口から釜の淵駐車場へ(所要時間:約21分)
ここから駐車場まではずっと車道上を歩きます。閑静な住宅街なので車は殆ど通りません。
車道上を190mほど進んだら右へ曲がります。
右へ曲がると黄緑色の壁と「(株)テクノス第2工場」と書かれた看板が目に入ります。この道を進み、突き当りを左へ曲がります。
突き当りを左へ曲がります。
7分ほど道なりに直進するとT字路にぶつかります。この道は朝、上りで通った道です。ここを右へ曲がります。
「釜の淵公園」と書かれた案内板が見えてきました。釜の淵公園まで400mと書かれています。交通量の多い広い道を右へ進みます。
すぐ先に信号が見えます。ここを左に曲がると駐車場です。
駐車場への道を道なりに進みます。
釜の淵公園駐車場に到着です!
赤ぼっこから天狗岩を経由して駐車場まで要した時間は、1時間52分でした。
まとめ
今回のルートでは、上りに要した時間はたったの72分。つまり同じルートを往復したら2時間半ほどの短いコース設定になってしまったということです。
今回は、赤ぼっこで展望を楽しんでから、天狗岩まで足を延ばし、下山ではさらにちょっと遠回りをして3時間半ほどのコースにしてみました。
個人的にはまだちょっと歩き足りないと感じたのですが、冬のトレーニング不足解消に気軽に来れる近場のコースとしてはよいのではないかと思います。
また低山なので暑い夏などはとても歩ける山ではないので、登山適期も寒い冬ということになります。
ただ何といっても冬は遠くまで見通せるので、今まで自分が登った周辺の山々を外側から眺めることができ、それなりに楽しめる山でもあります。
大岳山、日の出山、麻生山、川苔山、鷹ノ巣山、棒ノ嶺、高水三山、筑波山等々。
山座同定の練習にはもってこいの山です。ぜひ冬の寒い時期に登られることをおすすめします。