三頭山(鞘口峠経由)

東京都
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三頭山の基本情報

三頭山と大沢山(松生山登山道より)
三頭山と大沢山(松生山登山道より)

三頭山は、頭が3つと書くようにピークが3つあります。

中央峰が一番標高が高いのですが、三角点はなぜか東峰にあり、山頂の名前が刻まれた石碑は西峰にあります。

山頂名が刻まれた石碑が西峰にあるのは、西峰からの展望が一番素晴らしいからです。

三頭山西峰からは富士山だけでなく、反対側の雲取山や鷹ノ巣山なども見えます。

次に見晴らしの良い場所は東峰にある展望台で、そこからは御前山大岳山鶴脚山そして馬頭刈山などが見えます。

山名三頭山(みとうさん)
標高三頭山(西峰):1,524.5m、三頭山(中央峰):1,531m、三頭山(東峰):1,527.5m
場所東京都西多摩郡檜原村数馬
駐車場都民の森駐車場
備考 

駐車場情報

都民の森駐車場

この駐車場は、夜間はゲートが閉まり出入りができなくなります。また、原則毎週月曜日が休館日になっており、駐車場も開かないので注意してください。詳しくは、東京都のウェブサイト「都民の森」で確認してください。

また、奥多摩周遊道路の奥多摩湖側からこの駐車場までの道路も夜間は通行止めになるので、駐車場の開門時間に合わせてこられる場合には、反対側の五日市市方面から来るとよいでしょう。

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位置下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金無料
駐車可能台数約100台
最終確認日2019年4月27日
備考 

登山ルート情報

都民の森駐車場~山頂~三頭大滝~駐車場(周回ルート)

鞘口峠から三頭山山頂まではずっと急な登りが続くのでかなり疲れます。一方、駐車場から三頭大滝、大沢山を経由して三頭山へ登る逆回りのルートは傾斜も緩やかで休憩できるベンチ等もたくさん設置されているため楽に山頂まで行くことができます。

出発地点都民の森駐車場
所要時間4時間40分
登山ルート 駐車場~森林館~鞘口峠~三頭山山頂~大沢山~三頭大滝~森林館~駐車場

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

都民の森駐車場にある公衆トイレ

都民の森駐車場内の公衆トイレ

その他都民の森遊歩道内にいくつも設置されていいます。

コンビニ情報

都民の森のまわりには一切ありません。あきる野市又は五日市内で立ち寄っておくことをおすすめします。

注意事項

  • 駐車場は、都民の森利用者を対象としています。よって都民の森休館日には駐車場も開かないので注意が必要です。
  • 駐車場の開門時間は、季節によって違います。朝8時に開く時期と朝9時の場合があります。
  • 奥多摩周遊道路は夜間~早朝は通行止めになります。奥多摩湖側から来る場合には、早朝は通行止めですので注意してください。
  • あきる野市、五日市市側からは通行可能です。

三頭山の登山記録

山行日2012年5月12日(土)
山行形態単独
天候晴れ時々曇り
都民の森駐車場
(撮影:2012年5月12日)

朝7時半過ぎに駐車場に到着したのですが、私よりも早起きの人はこんなにいました。登山靴に履き替えて7時50分に出発しました。

登山道入り口とみやげ物店

正面に見える建物は、都民の森入口にあるみやげ物店です。赤い色をした道を進むと森林館へ到着します。登山道は緑色のテントの右側にあるのですが、森林館のちょっと先で合流しますので、どちらの道を歩いても問題ありません。

森林館手前のトンネル

駐車場から赤い色の道を上っていくと森林館の下を通り抜けるトンネルが見えてきます。このトンネルを通り抜けて先へと進みます。

森林館の先の分岐

トンネルと通り抜けると道が分岐しています。大きな案内板の下に「鞘口峠」と書かれた案内板が付け足されています。鞘口峠へは直進します。

鞘口峠

森林館から赤い舗装道路を進むとじきに道は未舗装の登山道になります。登山道を道なりに30分ほど登ると道が左右に分岐する場所に到着します。ここが鞘口峠です。

案内板の支柱の下の方に「鞘口峠」と書かれていますので見落とさないようにします。

登山道

鞘口峠からは完全な登山道で、登り傾斜もかなりきつい場所も出て来ます。ここから三頭山の東峰までは1時間10分ほど掛かりました。

三頭山の西峰で展望を楽しもう!

三頭山展望台

三頭山(東峰)の手前には、ウッドデッキになっている展望台があります。とても狭い展望台ですが、普段見れない方角から大岳山が見れるので是非立ち寄ってみてください。

大岳山方面の眺め

健脚の方は檜原村の十里木方面から馬頭刈尾根をずっと歩き続け富士見台を経由して大岳山へ登り、青梅方面へ下山するようです。

私はマイカー登山なので十里木から馬頭刈山の往復、檜原村営駐車場からつづら岩経由で鶴脚山そして檜原村営駐車場からつづら岩経由で大岳山の往復と3回に分けで登りました。

自分が歩いたことのある尾根道全体を見渡せるのはいいものです。

大岳山と富士見台

富士見台から大岳山へのルートも往復するとなると結構大変でした。疲れ切った足で富士見台へ登り返すのは苦労したのを覚えています。

三頭山(東峰)

展望デッキから先へ進むとすぐに三頭山の東峰に到着します。山頂名の刻まれたポールの横には三等三角点があります。

三頭山の3つにピークの中で一番標高が高いのは中央峰の1,531mなのですが、なぜか三角点は1,527.5mの東峰に設置されています。

三等三角点

これが三頭山にある三等三角点です。国土地理院のサイトで確認すると標高が1,527.55mと記録されていました。

三頭山(中央峰)全景

東峰のすぐ先に中央峰がありますが、ここには三角点もありませんし休憩できるようなスペースもありません。

三頭山(中央峰)

三頭山の中央峰には山頂名と標高(1,531m)が刻まれたポールが一本立っているだけです。中央峰のすぐ先にはテーブルベンチが置かれている場所があり、休憩することができます。

三頭山(西峰)

三頭山の中央峰からちょっと下って上り返すと三頭山の西峰に到着します。ここは山頂にある程度のスペースがあり、ベンチがいくつか置かれているので展望を楽しみながら座って休憩することができます。

駐車場から西峰までは約2時間でした。

富士山

山頂からは正面に富士山を見ることができます。また富士山とは反対側の見晴しも良く、雲取山や鷹ノ巣山などの山々を眺めることができます。

下山は三頭山避難小屋方面へ

三頭山避難小屋

山頂で十分に展望を楽しんだら、三頭山避難小屋方面へ下山しましょう。こちらのルートは比較的なだらかな下り坂の登山道が多いのでのんびり森林浴を楽しみながら歩くことができます。

三頭山避難小屋の看板

山頂から下り坂を下り切ると避難小屋が見えてきます。とてもしっかりした避難小屋で雷雨などの非常時にはとても助かります。

避難小屋室内

避難小屋の内部はこんな感じで、半分が板張りで半分が土間になっています。トイレも併設されているので長時間足止めされるような場合でも安心です。

三頭大滝入口

道なりに下山すると木のチップが敷き詰められた広い道と合流します。ここからは登山道というよりも観光客の方々も歩けるような遊歩道になります。

歩きやすい遊歩道を進むと滝見橋が見えてきます。ここが三頭大滝の入口です。

滝見橋

吊り橋の中央あたりまで行くと三頭大滝を真正面から眺めることができます。

三頭大滝

5月の新緑に囲まれた滝も良いものです。

三頭大滝

滝の落差は35mあるのでコンパクトカメラでは滝壺まで写せませんでした。

遊歩道

木のチップが敷き詰められた遊歩道は歩きやすく、観光客の方でも三頭大滝までならば安全に往復できます。

森林館

遊歩道を道なりに進むと森林館が見えてきます。森林館の手前の階段を右に下るとすぐに駐車場へ到着します。

まとめ

駐車場から反時計回り(大沢山~三頭山~鞘口峠)のルートは、傾斜もゆるやかで楽に歩けるルートで、時計回り(鞘口峠~三頭山~大沢山)のルートは鞘口峠~三頭山までがきつい登り坂になります。

今回はきついほうのルートを歩いてみましたが、きつい登り坂とはいえ1時間10分ほどなので登山初心者でも走破できるルートです。

5月は新緑の季節で薄黄緑色の若葉がとてもきれいでした。ただ都民の森だけあって自然林が多く、紅葉の季節も素晴らしいだろうことが想像できます。

特に三頭大滝の紅葉は間違いなく素晴らしい写真が撮れると思うので、秋にはもう一度登ってみようと思います。

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