鶏冠山(黒川山)

鶏冠山見晴台からの展望 山梨県
鶏冠山見晴台(撮影:2023年5月10日)
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鶏冠山(黒川山)の基本情報

鶏冠山見晴台からの展望

鶏冠山(黒川山)の魅力は、何と言っても展望の素晴らしさです。

しかも鶏冠山の展望台からだけでなく鶏冠神社(奥宮)そして梅ノ木尾根横にある展望台からの展望と合計3ケ所からの展望を楽しむことができます。

鶏冠山(見晴台)からは、富士山と大菩薩嶺、国師岳、破風山、笠取山、唐松尾山などを見渡すことができます。

鶏冠神社(奥宮)からは、富士山と大菩薩嶺、御前山、三頭山と大沢山などが見えます。

サイト管理人ヒッキーの似顔絵さらに下山時に梅ノ木尾根から1分ほど横に進むとテーブルベンチのある展望台があり、そこには山座同定板があります。

その山座同定板と実際に正面に見える山を見比べるとすぐに目の前に広がる山の名前を特定することができてとても楽しめます。

山名 ①鶏冠山(けいかんざん)、②黒川山(くろかわやま)
標高 ①鶏冠山(見晴台):1,716m、②黒川山:1,710m
場所 山梨県甲州市
駐車場 柳沢峠市営駐車場、ぶなのみちハイキングコース駐車スペース
三角点 ①鶏冠山(見晴台):なし、②黒川山:三等三角点あり
備考 (注)三等三角点は、鶏冠山(見晴台)への案内板の立つ場所の一番高い場所にあります。

駐車場情報

柳沢峠市営駐車場

柳沢峠市営駐車場

柳沢峠にある市営の無料駐車場です。敷地内に公衆トイレもあり、とても便利な駐車場です。

位置 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金 無料
駐車可能台数 約27台(40台)
最終確認日 2023年5月10日(水)
備考 4分の1ほどが工事関係の資材置き場として閉鎖されていました。

東京都水道局ぶなのみちハイキングコース駐車スペース

東京都水道局が管理しているぶなのみちハイキングコース入口にある駐車スペースですが、がんばって8台くらいしか駐車できません。

位置 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金 無料
駐車可能台数 約8台
最終確認日 2023年5月10日(水)
備考

登山ルート情報

柳沢峠~鶏冠山(黒川山)(往復)

柳沢峠から鶏冠山(見晴台)までの登山道は、なだらかできれいに整備されており、誰でも安全に歩くことができます。

危険個所は、鶏冠神社(奥宮)手前の岩場です。直進すると岩場で左へ回り込むと左が切れ落ちた斜面沿いを歩くので危険が伴います。

出発地点 柳沢峠
所要時間 4時間48分
歩行距離 12km
累積標高 1,664m
登山ルート 柳沢峠~梅ノ木尾根~六本木峠~横手山峠~鶏冠山(黒川山)~鶏冠山(見晴台)~鶏冠神社(奥院)~鶏冠山(黒川山)~横手山峠~六本木峠~梅ノ木尾根~展望台~梅ノ木尾根~柳沢峠

所要時間詳細

この所要時間詳細は、2023年5月に行った際の個人的な山行記録です。年齢、性別、体力等により違いが生じますので参考程度にご利用ください。

上り ぶなのみちハイキングコース駐車スペース~六本木峠 51分
六本木峠~横手山峠 27分
横手山峠~鶏冠山(黒川山)分岐 23分
鶏冠山(黒川山)分岐~見晴台 5分
見晴台にて休憩 24分
展望台~鶏冠山(黒川山)分岐 5分
鶏冠山(黒川山)分岐~鶏冠神社(奥宮) 11分
(小計) (146分)
鶏冠神社(奥宮)にて休憩 24分
下り 鶏冠神社(奥宮)~鶏冠山(黒川山)分岐 12分
鶏冠山(黒川山)分岐~横手山峠 15分
横手山峠~六本木峠 29分
六本木峠~梅ノ木尾根 17分
梅ノ木尾根~展望台 1分
展望台にて休憩 18分
展望台~柳沢峠市営駐車場 26分
(小計) (118分)
合計 4時間48分

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

柳沢峠公衆便所

柳沢峠市営駐車場横公衆トイレ

駐車場横にある男女別のきれいに管理された公衆トイレで、嫌な臭いは一切ありません。気持ちよく利用できます。

コンビニ情報

駐車場近くにはコンビニ等は一切ありません。

おすすめ登山地図

おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(25)大菩薩嶺」です。

鶏冠山(黒川山)周辺の天気をチェック!

鶏冠山(黒川山)の天気は?・・・ヤフー天気(山梨県甲州市)

登山記録のスライドショー

下の「鶏冠山(黒川山)の登山記録」とほぼ同じ内容になります。
再生時間は約12分です。時間のある方はスライドショーで今回の登山記録をお楽しみください。(BGMが流れます。音量に注意してください。)

鶏冠山(黒川山)の登山記録

山行日 2023年5月10日(水)
山行形態 単独
天候 快晴

柳沢峠から鶏冠神社(奥宮)へ(所要時間:約146分)

柳沢峠から六本木峠へ(所要時間:約51分)

緑道散策路前の駐車スペース

SNSで三窪高原で珍しい野鳥が撮影できると評判になり、この日は平日の朝にもかかわらずカメラ愛好家でごった返していました。

当然、柳沢峠市営駐車場は朝7時10分に到着したのに満車で駐車できず、さらにすぐ手前の東京都水道局のぶなのみちハイキングコース入口にある駐車スペースも満車でした。

しかたなく路肩の未舗装スペースに縦列駐車できる場所を見つけ、駐車しました。

駐車場から登山口へ

駐車スペースから柳沢峠市営駐車場の公衆トイレに立ち寄って登山開始です。登山口は、市営駐車場で入り口の真向かいにあります。

登山口にある案内板

階段を上ると案内板がありますが「鶏冠山」の表記はありません。六本木峠方面へ進みます。

丸川峠とは、六本木峠から大菩薩嶺方面に進んだ途中にある峠です。

登山道の様子

登山口から斜面をひと登りします。

歩きやすいなだらかな登山道

すぐに傾斜は緩み、歩きやすい登山道になります。

シカよけフェンス

登山口から7分ほど歩くとシカよけのネットが見えてきます。ここをすり抜けて先へ進みます。

段差の少ない登山道

登山道は明瞭で迷うことはありません。

整備された登山道

傾斜もそれほどきつくなく、大きな段差のある場所もありません。

梅ノ木尾根に到着!

梅ノ木尾根にある案内板

登山口から36分ほどで梅ノ木尾根に到着です。ここを左へ進むとテーブルベンチのある眺めの素晴らしい展望台があります。

下山時に立ち寄ることにします。鶏冠山へはここを直進します。

ポールに書かれた場所表示「梅ノ木尾根」

案内板のポールに「梅ノ木尾根」と書かれていることを確認します。

案内板表示「六本木峠方面」へ

六本木峠方面へ進みます。

シカよけフェンス

すぐ先でまたシカよけネットがあります。

新緑が美しい登山道

なだらかなアップダウンの続く、とても歩きやすい道です。

大きな石に苔が生えた場所

梅ノ木尾根から5分ほど歩くと大きな石に苔の生えた原生林を思わせる場所があります。

傾斜の緩やかな登山道

きつい登りのない楽ちんな道が続きます。

六本木峠に到着!

六本木峠

梅ノ木尾根から15分ほどで六本木峠に到着します。鶏冠山へはここを左へ進みます。

ちなみにここを右へ進むと丸川峠を経由して大菩薩嶺へ行くことができます。

六本木峠にある案内板

案内板の支柱に「六本木峠」と書かれていることを確認し、左(横手山峠・鶏冠山)へ進みます。

六本木峠から鶏冠山(見晴台)へ(所要時間:約55分)

六本木峠から先の登山道

六本木峠から鶏冠山へ向かう道もほぼ平らな歩きやすい道が続きます。

崩落個所に設置された橋

登山道の崩落個所にはしっかりした橋が設置されています。

林道と合流

六本木峠から14分ほど歩くと林道と合流します。斜め左の向かい側にある案内板から登山道へ入ります。

林道から登山道へ

車が入れないようにロープが張られていますが、横を通り抜けて進みます。

分岐にある案内板

案内板に「鶏冠山(黒川山)」と書かれていることを確認して進みます。

なだらかな登山道

緩やかな下りの登山道を進みます。

分岐

林道から12分ほど進むと分岐が見えてきます。案内板で山名を確認してから左へ進みましょう。

分岐にある案内板

案内板に従って左へ進みます。

分岐

20~30mほど進むとまた案内板のある分岐があります。ここが横手山峠です。案内板に従って右へ進みます。

分岐にある案内板

しっかりとした案内板があります。

横手山峠にある案内板

支柱には「横手山峠」と書かれています。

案内板に書かれた「鶏冠山(黒川山)」

案内板に「鶏冠山(黒川山)」と書かれていることを確認して右へ進みます。

歩きやすい登山道

登山道の上り傾斜は少しだけ増してきます。

ちょっと傾斜が増す登山道

じきにちょっと急な登り傾斜になります。

見晴台への分岐、鶏冠山(黒川山)に到着!

見晴台への分岐

横手山峠から23分ほどで案内板が見えてきます。

分岐にある案内板

案内板のポールには「鶏冠山(黒川山)」と書かれています。この奥の一番高い場所に鶏冠山(黒川山)の山頂三角点があります。

見晴台へはこのピークを左へ巻くようにある登山道を進みます。(山頂三角点を経由したい場合は、左の道へ進まずに真後ろの斜面を直登します)

尾根のほぼ平らな登山道

左の登山道はほぼ平らで歩きやすい道です。

見晴台に到着!

岩場が見晴台

分岐から5分ほどで右手に岩場が見えてきます。ここが見晴台です。

岩を上る

ゴツゴツした岩場を登ると正面に素晴らしい展望が広がります。

国師岳方面の展望

正面には北奥千丈岳・国師岳方面の山、木賊山、破風山が見えます。

広々とした素晴らしい展望です。

帰属山と破風山のアップ

雲一つない天候にめぐまれ、山座同定が楽しくてしかたありません。

笠取山方面の展望

去年の11月に登った笠取山も見えました。

唐松尾山方面の展望

なかなか特徴のある山並です。

大菩薩嶺と富士山

反対側を見ると富士山と大菩薩嶺が見えます。

富士山のアップ

富士山のアップです。だいぶ白い雪も減ってきています。

見晴台はとても狭い岩場です。ほぼ一人づつしか立つことができません。写真撮影などでは注意が必要です。

見晴台から鶏冠神社(鶏冠山)へ(所要時間:約16分)

見晴台から分岐への登山道

見晴台で展望を楽しんだら、鶏冠神社(奥宮)を目指します。まずは分岐まで戻ります。

分岐から鶏冠神社への案内板

5分ほどで分岐まで戻ってきました。「鶏冠神社」方面へ進みます。

分岐から鶏冠神社への登山道

ちょっと坂道を下ります。

途中にある分岐

分岐から2分ほど下るとまた案内板のある分岐が見えてきます。ここは直進します。

登り返しの登山道

すぐに登り返しが始まります。

直進は岩場の急登

正面は木の根の張り出した急な岩場です。

左はまき道

左を見るとピンクのリボンのついた枝が見えます。岩場を通らないまき道が左にあります。

岩場

今回は行きでは正面の岩場を通り、帰りは左のまき道で帰って来ることにしました。

斜面の細い登山道

正面の岩場を通り過ぎ、斜面にある細い道を慎重に通り抜けます。

鶏冠神社前の岩場

見晴台手前の分岐から10分ほどで鶏冠神社(奥宮)手前の岩場に到着します。

鶏冠山に到着!

鶏冠神社

岩場の先が鶏冠神社の奥宮です。

鶏冠神社

奥宮の手前には「鶏冠山(黒川山)」と書かれたポールが立っています。

ここも岩場でとても狭い場所になります。3人ほどで居場所がなくなってしまいます。

大菩薩嶺と富士山

ここからは大菩薩嶺と富士山の素晴らしい眺めを楽しむことができます。

富士山のアップ

富士山と手前の稜線が丸山峠です。

鷹ノ巣山

木々のあいだから鷹ノ巣山が見えます。

御前山

東京都の御前山と大岳山の稜線上にある鋸山も見えました。ということは大岳山は御前山の真裏あたりでしょう。

三頭山と大沢山

その右側には、東京都の三頭山と大沢山も見えます。

鶏冠神社(鶏冠山)から柳沢峠へ(所要時間:約118分)

鶏冠神社(鶏冠山)から六本木峠へ(所要時間:約56分)

下山口

下山は来た道をひたすら戻ります。

不明瞭な登山道

下りの岩場はとても危険なので右のまき道を進みます。

斜面沿いの登山道

ルートは不明瞭なのでまわりをよく見渡しながら進む場所を見つけます。

なだらかな登山道

岩場を通り過ぎたらあとは歩きやすい道になります。

見晴台との分岐

鶏冠神社(奥宮)から12分ほどで見晴台への分岐まで戻ってきます。

分岐にある案内板

ここからは「柳沢峠」方面へ来た道を思い出しながら戻ります。

なだらかな下りの登山道

なだらかな下りの歩きやすい道が続きます。

横手山峠にある案内板

15分ほどで見晴台への分岐から横手山峠へ戻ってきます。

歩きやすい登山道

なだらかな下りが続きます。

林道を横断

横手山峠から13分ほどで林道と合流します。向かいの登山道へ入ります。

緩やかなアップダウンのある登山道

緩やかな上りもありますが、基本的には歩きやすい下り坂になります。

六本木峠

林道から16分ほどで六本木峠まで戻ってきました。

六本木峠から展望台へ(所要時間:約18分)

ほぼ平らな登山道

5月の快晴の日は、新緑も美しく清々しい登山になりました。

苔むす石に囲まれた登山道

六本木峠から10分ほど歩くと苔むした場所が見えてきます。

梅ノ木尾根に到着

苔むした場所から8分ほどで梅ノ木尾根の案内板に到着です。

展望台方面へ

ここを右に曲がり1分もかからずに展望台に到着です。

展望台に到着!

テーブルベンチのある展望台

展望台にはテーブルベンチが2セットあります。また正面に山座同定板があり、真正面に見える山々の名前を簡単に特定することができます。

笠取山と唐松尾山

まずは笠取山と唐松尾山を特定してみましょう。

山座同定板

山座同定板のイラストと見比べるとすぐに特定することができます。

山座同定板の飛龍山

右端にある飛龍山はどうでしょうか?

実際の飛龍山

簡単に特定できました。

山座同定板の木賊山、破風山そして雁坂嶺

木賊山、破風山そして雁坂嶺を見てみましょう。

実際の木賊山、破風山そして雁坂嶺の展望

こちらも簡単に山座同定できました。

雁坂嶺から笠取山の展望

笠取山には去年に登ったのですが雁坂嶺にはまだ登ったことがありません。どんな山なのでしょう。気になります。

笠取山のアップ

笠取山へ登った時には展望台への急斜面を正面から見ていたので、横から見た笠取山とは全く印象が違うのに驚きです。

展望台から柳沢峠へ(所要時間:約18分)

梅ノ木尾根

展望台で山座同定を楽しんだら梅ノ木尾根の案内板まで戻り、右へ進みます。

ナラ坂方面へ

柳沢峠へはナラ坂方面へ進み、ナラ坂の分岐で左(柳沢峠方面)へ進みます。

新緑の美しい登山道

なだらかな下り坂が続きます。

ナラ坂の分岐を左へ

梅ノ木尾根から14分ほど歩くとナラ坂の分岐に到着します。ここを左へ進みます。

ナラ坂

案内板のポールに「ナラ坂」と書かれていることを確認します。

ナラ坂分岐にある案内板を柳沢峠方面へ

案内板に「柳沢峠」と書かれていることを確認し、左へ進みます。

ちょっと登って下る登山道

明瞭な登山道です。

柳沢峠の車道が見えてくる

ナラ坂から5分も歩くと柳沢峠の車道や車が見えてきます。

登山口

ナラ坂の分岐から7分ほどで登山口に到着です。

駐車スペース

登山口から車道を右へ200mほど進むとぶなのみちハイキングコースの駐車スペースに到着です。

まとめ

パソコンで記事を書く青年のイラスト柳沢峠から鶏冠山の見晴台、鶏冠神社そして梅ノ木尾根横の展望台へ立ち寄るコースはとても魅了的なルートです。

この3ケ所からの展望は素晴らしく、満足度の高い山だと自信を持っておすすめできます。

登山道は全体的に傾斜は緩やかで大きな段差のある場所もないため、体力を奪われることもありません。

ただ鶏冠神社(奥宮)の手前の岩場だけは注意が必要です。

岩場を避けて左のまき道を通ることもできますが、左に切れ落ちた斜面を通るのでこちらも注意が必要になります。

また見晴台と鶏冠神社(奥宮)は展望スペースがとても狭いだけではなく岩場なのでかなり危険です。無理をして身を乗り出したりしないようにしましょう。

本当に数人しかそのスペースにいられないほど狭いので、混雑しそうな時期はやめておいたほうが良いかも知れません。

今回は、5月10日(水)という平日登山でしかも朝の7時19分から登り始めたので、下山するまでに出会った登山者はたった一人でした。

駐車場は満車だったで不思議に思っていたら、原因は、三窪高原に珍しい渡り鳥がやってきていることをSNSで知ったカメラ愛好家たちだということを駐車スペースで出会った方に教えていただきました。

平日の登山であれば鶏冠山への登山道も見晴台も混むことはなさそうです。

駐車場所は、市営駐車場(約27台)、ぶなのみちハイキングコース駐車スペース(約8台)、その他通行の支障にならないような路肩に10台ほどあります。

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