黒斑山

長野県
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黒斑山の基本情報

浅間山は活火山のため登山が禁止されていることが多いので、ここ黒斑山へ登り浅間山をまじかに眺めておきましょう。

黒斑山の山頂からJバンドを経由して浅間山の麓を散策するルートは眺めがよいだけでなく変化に富んでいてとても楽しめます。

山名黒斑山(くろふやま)
標高2,404m
場所長野県小諸市
駐車場高峰高原ビジターセンター駐車場
備考

駐車場情報

高峰高原ビジターセンター駐車場

この駐車場は、黒斑山と篭ノ登山~池の平湿原の起点になる駐車場です。レストハウスの下にあり広い駐車場なのは、近くにスキー場があるためでしょう。夏よりもスキーシーズンのほうがにぎわっているのかもしれません。

駐車場内にはトイレはありませんが、上のレストハウス内や登山口近くに公衆トイレがあります。また近くのホテルでは日帰り入浴もできるので登山客には便利な場所です。

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位置下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金無料
駐車可能台数約100台
最終確認日 2005年9月17日
備考 この駐車場は浅間山、黒斑山だけでなく篭ノ登山の起点としても利用できるのでとても便利です。

登山ルート情報

車坂峠~黒斑山~Jバンド周回ルート

このルートが黒斑山へ登る一般的なルートではないでしょうか。トーミの頭からJバンドまではずっと浅間山を眺めながら歩くことができますし、Jバンドから浅間山の麓に降り立つと、噴火で飛んできたであろう岩石を見ることができます。

出発地点 高峰高原ビジターセンター駐車場
所要時間 5時間0分
登山ルート高峰高原ビジターセンター駐車場~避難小屋~黒斑山山頂~Jバンド~駐車場

テント場情報

湯の丸キャンプ場

営業期間6月~9月
料金入場料(大人一人):350円、テント持込料:700円
サイト数約70張り
お問い合わせ湯の丸高原ホテル(0268-62-0376)
備考詳細は、オリジナルサイトへ → こちら

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

登山口向いの高峰高原ホテル裏の公衆トイレが利用可能です。

コンビニ情報

駐車場の近くにはコンビニは一切ありません。必要な場合には、小諸市内または上信越自動車道のパーキング等で済ませておくほうがよいでしょう。

立ち寄り湯

高峰高原ホテル

登山口の向い側にある高峰高原ホテルで日帰り入浴ができます。日帰り入浴料金は、800円でした。

◇ 高峰高原ホテル公式サイト → こちら

おすすめ登山地図

おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(19)浅間山」です。

黒斑山の登山記録

山行日2005年9月17日(土)
山行形態単独
天候晴れ

ここがビジターセンターの駐車場で浅間山だけでなく向かいの篭ノ登山へ登る場合の起点にもなる便利な駐車場です。

ここが登山口です。今回は「黒斑山登山 表コース」から登ってみることにしました。

一旦は森の中に入りますが、すぐに森から抜け見晴らしが良くなってきます。登山道にはしっかりとロープが張られていたり、マークがつけられたりしていて道に迷うことはありません。

後ろを振り返ると篭ノ登山の全景を眺めることができます。この山の山頂からの展望も素晴らしいので一度は登る価値があります。

途中で鉄製の避難シェルターがあります。やはり浅間山は活火山だからでしょうが、ここ1ケ所しか見当たりません。万一噴火した場合、ここまで逃げてくる間に火山弾に当たって死んでしまうような気もします。

トーミの頭までくると浅間山が見えてきます。今日はかなり噴煙が立ち上っています。恐らく火山活動が活発なのでしょう。これでは前掛山(浅間山)までの登山は禁止でしょう。

トーミの頭から黒斑山の山頂までは、このような崖の縁を登っていきます。危険そうにみえますが、人が歩くスペースは十分にあるので大丈夫です。

登山道から見たらこんな感じで、歩くスペースは十分にあります。ただ結構傾斜は急です。

黒斑山の山頂のちょっと手前からはこれから歩く稜線が見えます。正面に見える壁の上をずっと歩いていき、一番奥で手前に降りていきます。

右に伸びあがっている斜面は浅間山の斜面です。

黒斑山の山頂はとても狭いです

駐車場から1時間半ほどで黒斑山の山頂に到着します。正面には噴煙をあげる浅間山が間近に迫って見えます。

真っ白な煙なので雲にも見えてしまうのですが、間違いなく噴火口から出ている噴煙のようです。山頂付近はまだ温度が高いためなのか草木は一切生えていないようで、山全体が黒っぽい土で覆われているようです。

さて黒斑山の山頂は狭くて居場所がないので、先に進むことにします。正面の崖の上をずっと歩いてJバンドまで行きます。

最後に黒斑山の山頂からの浅間山を撮っておきます。青い空と白い噴煙のコントラストがきれいです。

黒斑山からJバンドへ行くには、まずは森の中を腰を屈めて歩いていかなければなりません。黒斑山の山頂付近に生えている木は標高が高いせいなのか、風が強いためなのかはわかりませんが、背が低いため枝も随分低い位置にあります。

そのためその森を抜けるには頭を下げて歩かなければならないところがあるのです。その森を抜けると見通りがきくようになり、いよいよ崖の上を歩く道に出ます。

しばらく歩いていると蛇骨岳というピークに到着します。右を見ると雄大な浅間山が見えるのですが、左を見ると雲海が広がっていました。

これが蛇骨岳の左に見える雲海です。つまり黒斑山の左側と右側では天気が全く違うということです。この雲の下に町があれば、その町の天気は曇天なのでしょうか。

道なりにひたすら歩いていると大きな岩に「Jバンド」と書かれた場所に到着します。ここで崖の上歩きは終了で、ここから右へ下り浅間山の麓の散策をします。

浅間山の麓に降り立つと所どころに大きな岩が横たわっているのがかわります。これらは浅間山が噴火した時に吹き飛んできた岩なのでしょうか。

浅間山の山肌はまだ大きな樹木も生えていないので雪が降ったら最高のゲレンデになりそうなくらい平らです。

反対側を見ると先ほどまでいた黒斑山が見えます。考えてみると黒斑山は浅間山の外輪山で今回はその外輪の上を半周ほど歩き、麓を散策して戻るという登山だったことがわかります。

浅間山の麓には背丈ほどもあるこんな岩も転がっています。もしからしたらこれも噴火の時に飛んできたのでしょうか?

麓を散策したらトーミの頭まで急な斜面を登り返さなければなりません。草の生えた斜面は滑って登るのが大変ですが、頑張ってトーミの頭まで戻ります。

そこから駐車場まではずっと下りなのでもう疲れることはありません。ただトーミの頭を下り出したらもう浅間山は見えません。最後に十分目に焼き付けてから帰路につきましょう。

まとめ

パソコンで記事を書く青年のイラスト

この登山ルートはとても見晴らしが良く、楽しい登山ができるのでおすすめです。ただ浅間山は活火山だということを忘れてはいけません。これほど活火山に近づくのですから、それなりの覚悟をして登る必要はあるでしょう。

Jバンドから浅間山の麓に降り立ったら、トーミの頭へすぐに戻らずに小諸市火山館へ立ち寄ってみてもよいでしょう。ここでは浅間山の火口を常に温度センサー等で監視しており、ここで浅間山への登山を解禁したり禁止したりしています。

またテラス等のテーブルベンチで自由に休憩することもできます。このあたりはだいたい標高2,000mを超えているので真夏でも吹く風は涼しいので気持ちよく登山ができます。

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