天覧山~多峯山

多峯主山 埼玉県
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天覧山、多峯山の基本情報

駐車場から見た天覧山

飯能市民会館の駐車場の正面に見えるのが天覧山です。

天覧山の山頂へは、駐車場からは20分ほどで到着してしまいますが、展望台からの眺めは素晴らしいものがあります。

また多峯主山山頂は、天覧山の山頂からでは見えなかった、秩父の山並みや群馬県方面の山も眺めることができます。

山名①天覧山(てんらんざん)、②多峯山(とうのすやま)
標高①天覧山:195m、②多峯山:271m
場所①~②:埼玉県飯能市
駐車場飯能市民会館前中央公園駐車場(無料)、飯能市民会館及び中央公園西側駐車場(無料)
三角点
備考

駐車場情報

中央公園第一駐車場

これは下山時に撮影した駐車場の様子です。ほぼ満車状態でした。

朝の開門時間の8時過ぎであれば問題なく駐車可能ですが、飯能市民会館と共用の駐車場のため行事と重なるとすぐに満車になる可能性があります。

飯能中央公園駐車場
位置下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金無料
駐車可能台数約70台
最終確認日2024年11月7日(木)
備考駐車場開門時間:午前8時

中央公園第二駐車場

この駐車場は中央公園の道を挟んだ向かい側に増設された駐車場です。今回は日曜日の朝8時10分ほどに到着したので、まだまだ空きはありましたが、下山時間の11時頃には満車状態でした。

飯能中央公園西側駐車場
位置下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。
料金無料
駐車可能台数約40台
最終確認日2024年11月7日(木)
備考駐車場開門時間:午前8時

登山ルート情報

天覧山~多峯山(周回)コース

出発地点中央公園第二駐車場
所要時間1時間57分
歩行距離6.4km
登山ルート 中央公園第二駐車場~天覧山~多峯山~雨乞池周辺散策~中央公園第二駐車場

所要時間詳細

この所要時間詳細は、2021年10月に行った際の個人的な山行記録です。年齢、性別、体力等により違いが生じますので参考程度にご利用ください。

上り中央公園第二駐車場~天覧山中段13分
 天覧山中段~天覧山山頂8分
 天覧山山頂~見返り坂入口9分
 見返り坂入口~多峯主山山頂への分岐15分
 多峯主山山頂への分岐~多峯主山山頂7分
 (小計)(52分)
 山頂での休憩15分
下り多峯主山山頂~黒田直邦の墓5分
 黒田直邦の墓~雨乞池周辺散策13分
 雨乞池~中央公園第二駐車場32分
 (小計)(50分)
 合計1時間57分

トイレ、コンビニ情報

トイレ情報

今回のルート上の3ケ所に公衆トイレがあります。

中央公園内公衆トイレ

飯能中央公園内公衆トイレ

24時間利用可能な男女別のきれいに管理された公衆トイレです。

天覧山中段公衆トイレ

天覧山中段公衆トイレ

天覧山中段の広場にある公衆トイレです。男女別できれいに管理されています。

多峯主山公衆トイレ

多峯主山公衆トイレ

雨乞い池の上部にある公衆トイレです。

コンビニ情報

飯能市民会館周辺にはありません。飯能駅周辺または幹線道路沿いで立ち寄っておくことをおすすめします。

おすすめ登山地図

おすすめの登山地図は、昭文社の「山と高原地図/(22)奥武蔵・秩父」です。

天覧山、多峯主山登山記録のスライドショー

下の「天覧山、多峯主山の登山記録」とほぼ同じ内容になります。

再生時間は7分弱です。時間のある方はスライドショーで今回の天覧山、多峯主山の登山記録をお楽しみください。(BGMが流れます。音量に注意してください。)

天覧山、多峯主山の登山記録

山行日2021年10月24日(日)
山行形態単独
天候快晴

駐車場から天覧山へ(所要時間:約21分)

駐車場から見た天覧山

2021年10月24日(日)の朝、午前8時10分過ぎ。

駐車場はまだガラガラでした。正面に見える小高い山が今日の最初の目的地である天覧山です。

あの山の森の中にコンクリート製の展望台があります。

中央公園内公衆トイレ

飯能市民会館の前も駐車場になっており、こちらも朝8時に駐車場の門が開きます。

どちらに駐車してもかまいません。駐車場の横が中央公園になっており、その敷地内に男女別の公衆トイレがあります。

案内板

公衆トイレから能仁寺方面に進むと、歩道にしっかりと登山者用案内板が立っています。

今日は天覧山を経由して多峯主山山頂を目指すので、横断歩道を渡ってから右へ進みます。

公園を通り抜ける

歩道を右へ進むとすぐに案内板が見えてきます。ここも案内板に従って、左へ進みます。

能仁寺の横にある登山道

小さな公園の横の細い道を通り抜けると舗装道路に出ます。ここを真っすぐに進みます。

天覧山の解説板

すぐに道の左側に天覧山の由来の書かれた解説板が見えてきます。

忠霊塔

先へ進むと「忠霊塔」と書かれた石碑が見えてきます。

これはこの地域から戦争に行って戦死した人たちを慰霊するために建てられたそうです。

忠霊塔の解説板

ただ山に登るのではなく、このような解説板もしっかりと読んで理解を深めたいものです。

天覧山中段への道

天覧山の中段までは、このようなコンクリートで舗装された道が続きます。

天覧山中段に到着!

天覧山中段

天覧山の中段と呼ばれる場所は、広く平らな広場になっており、屋根付きの休憩舎、公衆トイレ、ベンチ等が置かれています。

天覧山中段公衆トイレ

こちらが天覧山の中段にある男女別の公衆トイレです。

天覧山への登山道

天覧山の中段から先へ進むと、ここからは未舗装の登山道になります。

十六羅漢像への分岐

すぐに左へと道が分かれる分岐が見えてきます。

分岐にある案内板

かどに立つポールには、「十六羅漢像・岩場を通って・・・」と書かれています。

直進するとすぐに天覧山の山頂ですが、今回は左へ進み十六羅漢像を見てから山頂へ向かいます。

十六羅漢像に到着!

十六羅漢像

分岐を曲がるとすぐに岩の斜面に石仏が置かれている場所が見えてきます。

岩肌に置かれた羅漢像

徳川綱吉の時代のものなので300年以上前にここに寄進された石仏のようです。

朝日を浴びる羅漢像

朝陽に照らされて気持ち良さそうです。

十六羅漢像の解説板

すぐ横には、十六羅漢像に関する解説板もあります。

天覧山山頂への道

十六羅漢像を通り過ぎると岩場が始まります。まずは石の階段を上り、ちょっとした岩場を通り抜けるとすぐに天覧山の山頂です。

天覧山山頂に到着!

天覧山山頂に到着!

天覧山の山頂には、コンクリート製の展望台があり、南側を見渡すことができます。

天覧山山頂にある看板

山頂には、山頂名と標高が書かれた看板が立っています。

天覧山山頂にある解説板

天覧山の山頂にも天覧山に関する解説板が掲示されています。

天覧山山頂からの眺め

展望台からは、富士山、大岳山そして御前山がよく見えます。

大岳山と御前山

こちらは、大岳山と御前山のアップです。

都心方面の展望

そしてこちらは都心方面の眺めです。空気が澄んでいる日には、スカイツリーまでよく見えます。

天覧山から多峯主山へ(所要時間:約31分)

多峯主山への案内板

天覧山から多峯主山へは、案内板に従って長い階段をおりていきます。

階段を下る

多峯主山へは、一度完全に下まで下って登り返すことになります。

登山道と合流

一番下まで降りると案内板が見えてきます。

案内板

「多峯主山」と書かれた方(右)へ進みます。

飯能の原風景

ここはちょうど天覧山と多峯主山の間の平らな土地で、「飯能市景観緑地指定地」となっており、昔ながらの里山の風景を保存するために開発が規制されているそうです。

見返り坂にある解説板

天覧山の山頂から10分足らずで、見返り坂と呼ばれる坂の手前に到着します。

ここにも解説板があり、それによると源義経の母の常盤御前がこの坂を登る際にあまりにも景色が良いので何度も振り返ったことからこの名がついたと言われているそうです。

長い階段

今は樹林に覆われていますが、当時は展望があったのでしょうか?

長く続く階段

まっすぐな階段がずっと続きます。

登山道

長い階段が終わるとやっと登山道らしくなってきました。

登山道

少し歩くと「多峯主山山頂」と書かれた案内板が見えてきます。

ここを直進すると雨乞い池に通じているのですが、混まないうちに山頂へ行きたいので、ここを右へ曲がります。

山頂まで続く石段

今度は、石段が見えて来ました。この石段は山頂までずっと続きます。

多峯主山山頂に到着!

多峯主山山頂

天覧山山頂から30分で多峯主山山頂に到着しました。

山頂は平らな場所がありませんが、展望はなかなかのものです。

多峯主山山頂

多峯主山の山頂にはテーブルベンチが2セット設置されています。

山頂名の書かれた看板

多峯主山は、明るく風通しがよくて気持ちの良い山頂です。

多峯主山

山頂名の書かれた大きな看板が立っています。標高は、271mです。

多峯主山山頂の三角点

山頂名の看板のすぐ横に三等三角点があります。

多峯主山山頂にあるテーブルベンチ

南側の展望はほぼ天覧山の山頂と同じで、正面に富士山、大岳山そして御前山が見えます。

富士山

10月下旬の富士山はもう山頂全体が白い雪に覆われています。

こちらは、北側の展望です。手前の住宅街は、飯能日高団地です。

奥には大持山小持山武甲山関八州見晴台そして越上山が見渡せます。

すべて当サイトで紹介していますので参考にしてください。

もう20回以上登っている関八州見晴台越上山も見えます。

多峯主山山頂にある解説板

多峯主山山頂にも立派な解説板があります。

多峯主山から雨乞い池周辺を散策(所要時間:約18分)

雨乞い池への案内板

雨乞い池方面へは、案内板には書かれていませんが、この案内板に従って右へ下って行きます。

多峯主山公衆トイレ

道なりに下ると多峯主山公衆トイレにたどり着きます。

黒田直邦の墓

公衆トイレの下を戻るかたちで進むと階段が見えてきます。そこを登ると黒田直邦の墓に到着します。

雨乞い池

階段を下までおりると雨乞い池が見えてきます。

雨乞い池の解説板

水が流れ込む川がないのに水が枯れたことがないのは不思議です。

常盤平

雨乞い池の先の階段を少し上ると「常盤平」と書かれた場所があります。

このまわりにはテーブルベンチがいくつかあり、のんびり休憩することができます。

常盤平からの眺め

ここからは南側がちょっと開けていて明るくなっています。

宝篋印塔

常盤平の左へ進み、少し上ったところに宝篋印塔がひっそりと立っています。

いろいろと文字が刻まれているのですが、判読不明でした。

雨乞い池から駐車場へ(所要時間:約25分)

下山道

雨乞い池から駐車場へは、「天覧山」方面へ下ります。

雨乞い池から天覧山中段へ

下山道は、緩やかな下り坂でのんびり気持ちよく歩くことができます。

分岐

ここは左への案内板はありませんが、ここで左へ進みます。右の道は登ってきた道で、見返り坂を経由して天覧山山頂方面へ向かいます。

天覧山中段への登山道

左の道は、天覧山の中段へ通じる道でちょっとだけ近道です。

案内板

雨乞い池からは「天覧山」方面へ進みましたが、ここでは「能仁寺」方面へ進みます。

塔残道の様子

平らな広場(天覧山中段)が見えて来ました。

天覧山中段へ

「天覧山中段」と書かれた看板の前に出ました。

ここからはコンクリートで舗装された来た道を戻ると駐車場へ到着します。

まとめ

パソコンで記事を書く青年のイラスト

天覧山と多峯主山は、市街地からとても近く、誰でも気軽に登山気分を味わえるため、休日は多くの家族連れで混み合う山です。

駐車場は、飯能市民会館と共用なので、行事などがあるとそれらの関係者の車でさらに混み合います。

一方、平日であれば、駐車場も山頂もガラガラといった感じです。

私も今年で60才。

おまけにコロナ禍の緊急事態宣言で運動不足になり、本当に久しぶりの登山でした。

そのため自分の体力と筋力がどれほど落ちたか不安になり、この山を試しに登ってみることにしたのです。

天気は快晴で、最高の登山日和でした。

一番の楽しみは、多峯主山の山頂からの展望で、確か浅間山や赤城山まで見えたような気がしたのですが、今回は全く見えませんでした。

私の記憶違いだったのかも知れません。

いづれにせよ久しぶりに気持ちの良い登山ができました。

次回はもうちょっとだけ長い距離を歩いてみたいと思います。

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