大霧山の基本情報
山名 | 大霧山(おおぎりやま) |
標高 | 766.6m |
場所 | 埼玉県秩父郡東秩父村 |
駐車場 | ヤマメの里公園駐車場(無料) |
三角点 | 三等三角点あり |
備考 |
駐車場情報
ヤマメの里公園駐車場
駐車場は24時間開放されていて、誰でも自由に駐車可能です。また駐車場奥に男女共用ですが、とてもきれいなトイレが新設されていました。
さらに駐車場敷地内には、屋根付きのテーブルベンチの2セットあるので、出発前の身支度や下山後の休憩に使えます。
位置 | 下の地図(グーグルマップ内)のPの場所になります。 |
料金 | 無料 |
駐車可能台数 | 約20台 |
最終確認日 | 2023年10月23日(月) |
備考 |
登山ルート情報
ヤマメの里公園駐車場~粥仁田峠~大霧山~定峰峠~駐車場
地図で見ると半分以上は車道上を歩くルートだということがよくわかります。完全な登山道は粥仁田峠~大霧山山頂を経由して定峰峠までのみです。
登山初心者及び単独登山未経験者にはよい練習コースだと思います。
出発地点 | ヤマメの里公園駐車場 |
所要時間 | 4時間37分 |
歩行距離 | 14.1km |
累積標高 | 2,140m |
登山ルート | ヤマメの里公園駐車場~橋場~粥仁田峠~大霧山山頂~定峰峠~白石車庫~ヤマメの里公園駐車場 |
所要時間詳細
この所要時間詳細は、2022年11月に行った際の個人的な山行記録です。年齢、性別、体力等により違いが生じますので参考程度にご利用ください。
上り | ヤマメの里公園駐車場~登山口 | 24分 |
登山口~粥仁田峠 | 45分 | |
粥仁田峠~大霧山山頂 | 34分 | |
(小計) | (103分) | |
山頂にて休憩 | 20分 | |
下り | 大霧山山頂~定峰峠 | 78分 |
定峰峠~白石車庫 | 39分 | |
白石車庫~ヤマメの里公園駐車場 | 37分 | |
(小計) | (154分) | |
合計 | 4時間37分 |
トイレ、コンビニ情報
トイレ情報
ヤマメの里公園駐車場内の観光トイレ
ヤマメの里公園駐車場の奥にきれいな観光トイレが新設されていました。
左のグレーのドアの奥には男性の小便器があり、右の白いドアは、車椅子でも入れるような広い洋式便座のあるトイレです。
橋場観光トイレ
橋場の信号交差点横には男女別のきれいな観光トイレがあります。
粥仁田峠手前にある観光トイレ
橋場と粥仁田峠の間にも観光トイレがあります。左のドアの中には男性用の小便器があり、右は男女共用の洋式便座があります。
白石車庫前観光トイレ
白石車庫の手前には男女別の観光トイレがあります。こちらはちょっと古い作りです。
コンビニ情報
駐車場の近くには一切ありません。
おすすめ登山地図
天気予報をチェック!
大霧山周辺の天気は?・・・ヤフー天気(東秩父村)
登山記録のスライドショー
下の「大霧山の登山記録」とほぼ同じ内容になります。
再生時間は約11分です。時間のある方はスライドショーで今回の大霧山登山記録をお楽しみください。(BGMが流れます。音量に注意してください。)
大霧山の登山記録
山行日 | 2022年11月4日(金) |
山行形態 | 単独 |
天候 | 晴れ |
ヤマメの里公園駐車場から登山口へ(所要時間:約24分)
ここヤマメの里公園駐車場は、川の反対側にあるヤマメの里親水公園のための駐車場なのでしょうが、24時間開放されていて誰でも利用できるようになっています。
駐車場の奥には男女共用ではありますが、とてもきれいに管理されている観光トイレが新設されていました。
トイレの前には屋根付きのテーブルベンチがあり、登山の準備や下山時の靴の履き替えなどにとても助かります。
まずは車で上って来た車道に沿って橋場まで歩きます。私の足で駐車場から橋場までは約16分でした。
ここが橋場の信号のある交差点です。登山口へはここを左へ曲がります。
橋場の信号の横には男女別のきれいな観光トイレがあります。
橋場の信号から約7~8分で「世界一小さな釣り堀 銀鱗亭」と書かれた看板が左に見えてきます。
登山口はそのすぐ先の右側です。
車道の右側にある登山口を右に登っていきます。
登山口から粥仁田峠へ(所要時間:約45分)
登山口には、「粥新田峠・大霧山」と書かれています。
細い登山道を道なりに進みます。
ちょっと下草が生い茂っていますが我慢して進みます。
道なりに10分ちょっと進むと車道と合流します。車道上を道なりに上っていきます。
「庚申塔」と書かれた石板が立っています。庚申塔とは中国から伝わった道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられたもののようです。
10分ほど車道上を進むと正面に大イチョウの木が見えてきます。ここを左へ曲がります。
トイレに立ち寄りたい場合は、この大イチョウの木の場所で右を見ると道路の右側に観光トイレがあります。
大イチョウの分岐で左へ曲がるとすぐに民家があります。そして民家の先がすぐに左右に分岐しているのでそこを右へ曲がります。
分岐にはこのように「大霧山」と書かれた案内板があります。
はじめはコンクリートで舗装されています。
左を見ると見晴らしが良い場所があります。そこからは大霧山の後頭部(樹木に覆われた南側の面)が見えます。
十字路に出ますが、そのまま直進します。
私製の案内板には「粥新田峠」と書かれています。
登山道はコンクリート舗装された道から未舗装の登山道になります。
大イチョウの分岐から20分ほどでまた車道と合流します。
ここからの車道は細いので車に注意ですが、めったに車が通ることはありません。
別の車道と合流しますが、ここは左へ進みます。右へ進むと彩の国高原牧場です。
合流地点から数分歩くと粥仁田峠に到着です。
粥仁田峠から大霧山山頂へ(所要時間:約34分)
ここが粥仁田峠にある大霧山への登山口です。
登山口の左側には屋根付きの休憩舎があり、その柱に登山届を提出するためのポストがあります。
ここから山頂まではずっと未舗装の登山道です。
登山口から登り始めるとすぐに分岐が出てきます。大霧山方面へ進みます。
自然林の中の登山道ですが、北東側に作られた登山道なので陽当たりは良くありません。
傾斜はそれなりにある道が続きます。
粥仁田峠から15分ほど登ると見晴らしの良い場所があり、空気が乾燥していれば茨城県の筑波山が見えるのですが、今日は湿度が高いせいか見えませんでした。
眺めの良い場所から5~6分歩くと案内板のない分岐があります。ここはどちらを進んでも先で合流します。
今回は、傾斜が緩やかな右へ進みます。
合流して少し進むと登山道はなだらかな下り坂になります。
しかし、すぐにまた登り坂になり、ちょっときつい斜面を登りきると山頂です。
大霧山山頂に到着!
粥仁田峠から30分ほどで大霧山の山頂に到着します。
山頂には、昔ながらの看板が立っています。
大霧山の山頂は南側が樹林に覆われていて全く日が当たりませんが、それなりのスペースはあります。
ベンチは4脚ほどありますが、テーブルベンチはありません。
ベンチのすぐ横に三等三角点があります。
山頂には見える山を確認できるようにとてもわかりやすい山座同定板があります。地図で山の形を覚えてから景色を眺めて探してみましょう。
山頂のできるだけ前に出て左をみると武甲山と天目山がみえます。この2つの山は先月登ったばかりなので確認出来てうれしかったです。
雲取山を探してみましょう。
この山も素晴らしい山なのでよく覚えています。小雲取山から雲取山までの直線的な斜面が特徴です。
雲取山は天目山や高水三山からも良く見えるので形を覚えておくとすぐにわかるようになります。
八ヶ岳と両神山を山座同定してみましょう。
両神山は特徴があるのですぐにわかりますね。
浅間山はどうでしょう?
かすかに山の形がわかりますが、ほとんど見えません。もっと寒くなると白い雪を被った浅間山が見えるようになります。
榛名山は、登山に温泉に観光にそして水沢うどんと登って楽しい山です。
榛名山は、榛名富士、掃部ケ岳、相馬山、臥牛山など登れる山がたくさんあります。
山頂には温度計があり、山頂の気温を確認できます。今日は16度と温かいため空気が白んでしまい、遠くが見通せなくなってしまいました。
大霧山山頂から定峰峠へ(所要時間:約78分)
山頂から白石車庫へは、山頂を通り過ぎるかたちで先へ進みます。
すぐに有刺鉄線のフェンス沿いに歩くようになるので、服などをひっかけないよう注意です。
急な下り坂があるので注意しましょう。
ロープの張られた急坂を登りきるとビューポイントに到着です。
そこからは同じ東秩父村の笠山と堂平山がよく見えます。この山も同じヤマメの里公園駐車場から登ることができます。
フェンスに沿ってまっすぐ登山道が伸びています。
ビューポイントから10分足らずで直角に曲がる場所に到着します。ここにはベンチが2脚置かれているのでちょっと休憩しても良いでしょう。
案内板には「定峰峠」、「旧定峰峠」と書かれています。
完全な植林の森なのであまり明るい登山道ではありません。
ずっと下り坂です。
直角に曲がる所から15分ほどで旧定峰峠に到着します。ここで左へ下ると経塚バス停のところに出ます。
今回は定峰峠まで行く予定なので直進します。
ただ旧定峰峠から定峰峠まではアップダウンが結構あるので、疲れている方はここで経塚バス停方面へ下ったほうがよいでしょう。
植林帯の中の登山道を下ります。
自然林の中の気持ちの良い登山道を進みます。
けっこうきつい上り坂です。落葉で踏み跡がわからなくなっているので、自分の目で安全なルートを見つけて登ります。
案外、登り坂が多くて疲れます。
旧定峰峠から25分ほどで、左側の植林が伐採され見晴らしの良い場所に到着します。
そこからは笠山と堂平山がさらに近くに見ることができます。
堂平山山頂のアップです。
ほぼ360度の展望が楽しめる山頂だとわかります。
寄居、深谷方面の街並みも眺めることができます。
コンパクトカメラでズームしてみるとこんな感じです。
十分展望を楽しんだら定峰峠を目指して先へ進みます。植林帯の中の急な下り坂を下ります。
10分ほどで車道に合流します。ここが定峰峠です。
定峰峠から白石車庫へ(所要時間:約39分)
平日だからでしょうか。お店は全く開いていません。
今回は定峰峠の近くにある展望台に立ち寄ってみることにしました。左の車道を下ります。
車道上を3~4分下ると左に階段が見えてきます。ここが展望台の入口です。
階段の上には屋根付きのテーブルベンチが1セットだけあります。
そこからの展望は・・・。
電線が邪魔!
寄居方面の眺めも・・・。
イマイチ!
笠山、堂平山の眺めは・・・。
電線と木が邪魔!
先ほどの登山道からの眺めのほうがずっと良いので、立ち寄る価値はあまり感じられませんでした。
展望台から定峰峠方面へ1~2分戻り、車道から登山道へ下ります。(展望台からは左折、定峰峠からは右折になります)
車道から下りた登山道は細く石がゴロゴロしています。
ちょっと狭い登山道ですが、分岐はないので迷うことはありません。
5~6分で車道に出るので、向かい側の登山道からふたたび登山道に入ります。
今度は少し歩きやすい登山道です。
道は1本道なので迷うことはありません。
6~7分細い登山道を下ると2度目の車道横断です。向かい側に案内板があるのですぐにわかります。
今度はちょっと細めの登山道です。
6~7分細い登山道を下っているとまた車道が見えてきます。ここからは車道歩きです。
車道に出たら車道上を右へ進みます。平日でもロードバイクが何台も通過するので注意が必要です。
1~2分車道上を下ると鬼うどん店が見えてきます。
さらに7~8分下ると白石車庫手前の観光トイレに到着します。
観光トイレのすぐ先の橋を渡った右側が白石車庫です。
バスの時間が合えば、ここからバスに乗ってヤマメの里公園駐車場まで帰ることができます。
白石車庫からヤマメの里公園駐車場へ(所要時間:約37分)
ここが白石車庫バスターミナルです。残念ながらバスは止まっていませんでした。
なので歩くことにします。
白石車庫からヤマメの里公園駐車場まではずっと車道歩きになりますが、平日は、車は殆ど通りません。
人もいません。
静かです・・・。
白石車庫から10分ほどで経塚バス停に到着です。
旧定峰峠から右へ下るとここに出てきます。時間にすると1時間ほど歩く時間を短縮できるので、まだ体力に自信のない方は、定峰峠まで行かずに旧定峰峠からここへ下るとよいでしょう。
経塚から26分ほどでヤマメの里公園駐車場に戻ります。
まとめ
大霧山に登るのは、2年ぶり8回目です。
登山ルートにはほとんど変化はなかったのですが、ヤマメの里公園駐車場の敷地内にきれいな観光トイレが出来ていたのには感激しました。
これで登山がさらに便利になりました。
もともと駐車場内に屋根付きのテーブルベンチが2セットあるので、登山靴は履いたり、脱いだりする時にはとても便利な駐車場でした。
さらに今回は、洋式便座のとてもきれいなトイレが出来ていたので本当に感謝の気持ちしかありません。
いつまでもきれいに使いたいものです。
私は最近は殆ど平日以外に登山をしないので、あまり参考になるか分かりませんが、大霧山へ登る登山者はかなり少ないようです。
今回私が歩いたコースが半分以上車道歩きなのにも原因があるのかも知れませんが、静かな山歩きを楽しみたい人にはおすすめです。
また今回は、グーグルマップで見つけた定峰峠展望台は、屋根付きのテーブルベンチの位置からだと見晴らしは良くないということがわかりました。
さらにそこから上へ登ることができるようなのですが、コロナ禍のため雑草が伸びきっていて登ることができませんでした。
きれいに除草されれば、上に登ることによって電線や電柱が気にならない展望が楽しめるかもしれません。
ただ登山道からの展望と変わらないと思います。
一番のネックが、白石車庫からヤマメの里公園駐車場までの車道歩きが37分あることです。
やはり37分も車道上を歩くのは退屈です。
今回のコースは、ここをどう考えるかだけです。
登山初心者の方は、後半にリスクのない車道歩きがあるのはかなり安心材料になるのではないでしょうか。
そのような方に参考になればと思います。